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↑他にもそういう宗教はいろいろあるかと思いますが、なぜ、キリスト教はあんなにいろいろと贅沢を戒めたり同性愛、近親婚の禁止などけっこう制限が多いのでしょうか?

 うろ覚えではありますが、私の記憶としてはキリスト教が広まる前の時代、ローマ帝国の時代ではあまりにも快楽にふける人がいすぎた。ローマ帝国が滅んだら、その反動で、それとは真逆の宗教、キリスト教が広まったと聞いています。
 ↑3年以上前のことなのでコレが正しいとは断言できませんが、ちょっと、というよりかなり気になっています。いろいろ調べましたが、「コレだ!!」という答えが出てきてないので、よろしくお願いします。

A 回答 (9件)

おおざっぱに記します。



野蛮なゲルマン人たちにモラルを持たせるためにキリスト教が利用された
からです。

ローマ帝国末期、原始キリスト教は被支配層を中心に広がり、
しだいに帝国全体に広がりました。
この時は、今ほど厳しい禁欲的な内容ではなく、厳しい現世の現実からの
救済を目的としたものでした。
戒律はありましたが、それほど禁欲的ではないので、帝国混乱期に
多くの人が入信しました。

その後、ローマ帝国は、非文明的で野蛮なゲルマン人たちが侵入・移住
してきて崩壊します。

彼らは、非常に好戦的で、モラルも低く、略奪を生業とし、自分と血族
以外の社会性を認めず、同性愛や近親性交はあたりまえでした。
そのため、当初は各地で無政府・無秩序な状態が起きるのですが、
そのうち、新たな支配者層が発生しその支配地を広げていくのですが
その過程において彼らは「統率された組織」を必要とします。

その組織作りには、ローマの優れた支配システムと文明、文字や技術が
必要でした。
そこで、キリスト教を利用して先住民とゲルマン人の融和をはかり、
それら「文明」を定着させます。
それに加えて、
ゲルマン人たちを支配者に従わせるために
好戦的、野蛮性を取り除き
血族以上の社会性認識と農耕を受け入れさせ、
安定した労働人口確保、また、近親性交による弊害を避ける
ために自由な性交(同性・近親)を禁じさせることにしたのです。
これに成功した支配者は、近隣を次々に併合。強力な王国を建設する
ことができました。
当然、王国維持のためにキリスト教を国教とし、キリスト教は
原始キリスト教に「禁欲主義」を加えられて大きく変化することになっ
たのです。

仏教もイスラムもヒンズーも儒教もだいたい同じ様なもんです。
だから、全ての宗教は「禁欲主義」の要素が必ず入っているんですね。

しかし、人間の欲(性欲、食欲、名誉欲)はなかなか消せません。
その後のキリスト教は、その「野蛮性」のために社会や国が混乱し
悲惨な戦争や犯罪が行われるたびに「モラル」の高度化が求められ
禁欲主義が一層強固になり、現在まで廃れる事無く残ってきました。
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ANo.7です。



>>ローマ教皇アレキサンデル6世(在位、1492年 - 1503年)には子供が居ました。また、ルターも貴族出身の元修道女と結婚して6人の子供を儲けています。そのことを悪用したのが英国のヘンリー8世で6人の女性と結婚しています

>庶民にはストイックであることを勧めているのに、上の人がこんなんだから、堕落していくんでしょうね。

誤解があると困るので・・・。
ヘンリー8世は離婚することが目的でプロテスタントに改宗したので、悪意的ですが、ルターはそれとは全く反対で彼の結婚はカトリックが禁欲主義を主張するために起こる不幸を少なくしようしたものだと思います。今でも、カトリックは宗教家の結婚、同性愛、コンドームの使用などを禁止しています。また、そのために聖職者が教会に属する少年を相手にするとか、コンドームを禁止するからアフリカのカトリックの国でエイズが広まるとか、その他色々問題があります。カトリックの司教や修道士が普通に結婚できれば、16世紀のルターの時代も今も解決できる問題が沢山あります。
オバマは選挙で「CHANGE」と叫びましたが、世界史の中でキリスト以来Martin Lutherがはじめて世の中を大きく「CHENGE」させた人です。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB% …
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モーセの十戒が禁欲的なのでは?


旧約聖書なので、キリスト教だけというわけではないでしょうが。
素人的には、ユダヤ教のほうが禁欲的なイメージがあります。
食べ物の制限もありますし。

旧約聖書は、沙漠に囲まれた厳しい環境や放牧?牧畜?文化が影響あったという人もいるようです。
同性愛、近親婚は繁殖する上では良くないですよね。
(私個人的には同性愛に反対ではありませんが)

日本は農耕民族ですから・・・・。

でもまあ、理想的として掲げるには1つの模範だと思います。
神様が1つである必要があるのか?(大方の日本人から見ると)
人間が守れるかどうか? などは別として。
 ↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC% …

モーセの十戒について、というトピックがありました。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3339859.html

このくらいの長さならいいですか?
私も長く書くときがありますけどね。
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>なぜ、キリスト教はあんなにいろいろと贅沢を戒めたり同性愛、近親婚の禁止などけっこう制限が多いのでしょうか?



キリスト教=道徳、教育、秩序でした。
また、キリスト教=ラテン語で西暦千年くらいまでは教会関係者と学者くらいしか、読み書きできませんでした。

>キリスト教が広まる前の時代、ローマ帝国の時代ではあまりにも快楽にふける人がいすぎた。ローマ帝国が滅んだら、その反動で、それとは真逆の宗教、キリスト教が広まったと聞いています。

ローマ帝国が西ヨーロッパ各地に進出して行く前にはヨーロッパにはケルト人、ガリア人等が住んでいました。そこに、ローマから兵隊が来て、ほとんどのケルト人はヨーロッパの隅っこに追いやられます。また、ローマ軍はリーメス(高さ3m幅1.5mという長城)を築きました。その西はキリスト教、ラテン語を話すローマ帝国、東はゲルマン等文盲に近く、体格もローマ人より大きな野蛮なゲルマン人が居ました。
ゲルマン人はリーメスを乗り越えて移住してきました。
カール大帝はゲルマン人(フランケン)でローマ教皇によって戴冠され、その150年後、皇帝オットーにより神聖ローマ帝国が築かれます。今で言えばEU見たいなものです。ローマ教皇、皇帝、諸国王や領主司教といった位が成立します。
ローマ教皇はローマに在住し、皇帝は常駐城を持たず、諸国を2千~1万人位の軍や家来、家族を率いて、時にはアルプスを越えてローマ教皇謁見に赴きました。

諸国は教会を中心に発展して行きます。諸国と言うのは、周りに要塞としての市壁がありその真ん中に教会と広場があり、要塞の門は朝開き夜は閉じられ、農民や漁師、ジプシー等は夜は要塞の外でした。

ルターが宗教改革(1517年10月31日)を行うまで、庶民は重税に苦しんでいました。また、贖宥状(しょくゆうじょう、以前は免罪符と呼ばれていた物)、献金なども庶民の重圧になっていました。
庶民から絞り採られたお金は、諸国王→教会→皇帝→ローマ教皇と渡り、教会は潤って行き、巡礼者を集めるために、黄金の奇跡の宝物をつくり、教会をより高く、より大きく、より金銀で飾り、有名な画家や彫刻家に作品を作らせます。
ところが、ルターが聖書をラテン語からドイツ語に翻訳すると、それまで聖書を読めなかった庶民がその内容を知るに至り、贖宥状は全く売れなくなり、献金も全く集まらなくなります。また、重税に苦しんでいた農民が戦争を起こし、宗教戦争も起こるようになります。
お金が集められなくなった貴族や教会は今度は海を渡って、布教と植民地に目を向けるようになります。大航海時代の幕開けです。大航海により、キリスト教は世界中に広まりました。

ローマ教皇アレキサンデル6世(在位、1492年 - 1503年)には子供が居ました。
また、ルターも貴族出身の元修道女と結婚して6人の子供を儲けています。
そのことを悪用したのが英国のヘンリー8世で6人の女性と結婚しています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。それにしても凄い長文ですね。コレをかくのに、どのくらい時間がかかったのか・・・・私にはマネできません。キリスト教が広まる前の時代、ローマ帝国の時代ではあまりにも快楽にふける人がいすぎた・・・・という説は薄そうに感じました。

ローマ教皇アレキサンデル6世(在位、1492年 - 1503年)には子供が居ました。また、ルターも貴族出身の元修道女と結婚して6人の子供を儲けています。そのことを悪用したのが英国のヘンリー8世で6人の女性と結婚しています

庶民にはストイックであることを勧めているのに、上の人がこんなんだから、堕落していくんでしょうね。

お礼日時:2008/11/03 23:08

そういうのは、大抵キリスト教の聖典の一つである旧約聖書に書いてあるのが原型となっています。


で、旧約聖書ってのは元々はユダヤ教の聖典です。
ですから、なぜキリスト教が禁欲的かというと、その元となったユダヤ教が戒律を厳しく定める宗教で、キリスト教の神学者がその考え方を変えなかったからということになります。
とはいえキリスト教の歴史の中で笑ってしまうほど奔放な分派も存在していましたから、キリスト教の全てが禁欲的かというとそうでもないと思います。
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質問者が日本人なのでキリスト教が禁欲に見える。


他の宗教も禁欲的なのは他の方のご指摘の通り。

では、日本人である我々に、キリスト教が禁欲的に見えるのはなぜか?
それは、宗教革命・反宗教革命と伝道運動の関係があります。
宗教革命・反宗教革命はいわば、お互いにどっちが本物のキリスト教であるかの戦いです。本物の証明はだいたい原理主義になります。宗教革命が当時のカソリックが堕落したとして始まったわけですから、原理原則(=聖書に書いてあることが正しい)とするわけで、反宗教革命も、おいらの方がさらに原理に正しいとする運動になります。で、もっとも原理主義な連中が、非キリスト教圏に伝道に来るわけです。
その伝道先の一つが日本となります。
だから、日本では原理主義の禁欲的な部分のみがよく見えるわけです。
アメリカ人の一部が「日本人はみんな禅の心で生きているんだな」と思いこんでいるのとちょうど逆の関係になります。アメリカには仏教を伝道に行っている日本人を見るわけで、その日本人は禁欲的で悟った人のように見えます。
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キリスト教は、べつに禁欲的ではありませんよ。

バチカンなんて贅を尽くしているし、ヘンリー8世なんて離婚できる宗派を作っちゃったし、わりと自由自在です。

禁欲的な印象があるのは、禁欲的な宗派を見ているからではないでしょうか。それでいったら、神道だって仏教だってイスラム教だって、宗派や立場によっては、もっと禁欲的です。

ただ、あまり、あとさき考えずにお金を使ったり、同性愛者と近親婚しかないような世の中になったりすると、人類が滅びかねないので、キリスト教に限らず、古い宗教では、ある程度、そういうことに警告を発しているのでしょう。旧約聖書の「創世記」の時代には人口が少なかった(最初は人口がゼロだった)ので、ほとんどの妊娠が近親者のあいだでおこなわれていました。
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経験則、道義上ルールっていうのは別にわざわざ明文化しなくても、常識の世界。


マニュアル文化ってだけのものかも。
仏教も書いてあることがわかんなくても大体似た様なところで落ち着いているような気がしますし。
所詮、人間というのは言葉が違っていても、
同じような問題点を抱えているので、同じような結論になるのでは。
いずれにせよ、この辺はお金をもらって研究されていらっしゃる方も
すざましい数になると思いますので、後はお任せします。
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宗教としては、普通です。

制限というか、道徳では。

仏教の方が、上と思いますよ(仏教にも色々ありますが)
怒ってはいけない、愛してはいけない、動物を食べてはいけない、物を欲しがってはいけない・・・ね?
私も実践しようとしていますが、難しいです。
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