「平成」を感じるもの

Yahoo!ニュースでの「冷やかされ小6男児逆上、ハサミで別の級友刺す」の記事の参考トピックに、

「キレる子どもにはワケがある?小学校の校内暴力急増中!」のAll About Japanの見出しがありました。(今は中身は見られませんが・・・)

確かに最近、児童にまつわる事件が多いですよね。
キレやすい子どもにはどう言う原因があって、またそうならないための対処法として何が考えられるでしょうか?

A 回答 (4件)

「ゲームをすると、脳の発達が…」というのは、日本大学文理学部体育学科教授である森昭雄氏が提唱している「ゲーム脳」ですが、これは、まともな論文すら書かれておらず、論理破綻、矛盾の塊の「ニセ科学」「疑似科学」と呼ばれる類のものです。



さて、内容ですが…
まず、考えなければいけないのは、この「キレる」子供が本当に増えているのかどうか、ということそのものの検証です。

昨日、文部科学省が校内暴力などに関する調査結果を発表しました。
小中高校を併せての校内暴力件数は、5万2700件あまりで、過去最多、というものを記録しました。
ただし、この統計は、かなり穴の多い統計です。というのは、都道府県別に見た場合、非常に偏りが多いのです。
全国で最も校内暴力件数が多いのは、神奈川県で7700件ほど。続いて、大阪府の7000件弱、兵庫県の3400件と続きます。しかし、これを見ると、この上位3府県だけで全国の3分の1以上の件数を占めてしまっているのです。無論、地域差などで差があることは当然なのですが、神奈川県と隣接し、神奈川県よりも人口の多い東京都では2100県ほど。神奈川県と同じような場所にある千葉県、埼玉県がそれぞれ2600件、2400件と大きく差があります。
さらに、生徒数1000人辺りの暴力件数で換算すると、より、そのおかしさは明確になります。全国で最も暴力事件の割合が高いのは、香川県で1000人あたり10、1件です。一方、最も少ないのは福島県で暴力件数は、僅か0、4件しかないのです。生徒数1000人辺りの件数の差は、なんと、全国平均で25倍も差があることになるのです。
こうなった理由というのは簡単です。この件数というのは、学校の「自己申告」だからです。つまり、学校側が一生懸命、生徒のことを調べ、それを素直に報告すれば件数はどんどん増加します。反対に、子供のことをまともに調べず、また、問題があったとしてもそれを報告せずに隠蔽すれば、件数は減少するのです。つまり、この統計の増加、減少というのは、あまり信頼できないもの、と言えます。
実際問題として、過去の時系列で見ても、「いじめ問題」などがクローズアップされたときに、数倍単位で事件数が急上昇し、それが落ち着くと、今度は数十%単位で急低下する、という動きを見せているのです。

ということで、別のデータですが、少年犯罪の件数から見た場合はどうなるか、と言えば、事件の数は減っています。
未成年による殺人事件の件数は、1951年と、1961年の448件が最も多く、2004年は62件、2005年、2006年は両方73件という件数です。人口10万人辺りの殺人犯の割合にしても、1951年が2,55人、1961年が2,11人だったのに対し、2004年で0,48人、2005年0,58人、2006年0,59人ということになります。これを見てわかるとおり、子供による事件というのは、明らかに減っているのです。

最後に、「キレる」という言葉の意味についてです。
この「キレる」という言葉は、そもそも、医学用語や学術用語ではありません。ちゃんとした定義がないのです。そのため、それぞれが、自分勝手に「こういう定義である」と語っているのが現状です。
語る人によって、全く意味が異なるのです。人によっては、突如、攻撃的な行動を取ること、という場合もありますし、また、人によっては、単に「怒る」の代替語、なんていう場合に使われることもあります。
つまり、「キレる」というのが、どういうことなのかもわからない状態で、乱発され、実態がわからないままに「恐ろしい子供が増えている」というイメージだけが先行しているのが現状です。
http://kangaeru.s59.xrea.com/index.html
辺りを読んでいただければ、大昔から「理解不能」「キレた結果」などと呼ばれるような子供の事件が大量にあることが理解できるかと思います。

「キレる」原因よりも、「本当にそれが増えているのか?」を考えることがまず大事だと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
百聞は一見にしかずであり、決して統計を鵜呑みに出来ず、現実では、隠蔽工作によって、救われない子供たちがいるのもまた推定しうる事象ですね。

なぜ学校は隠すのでしょう?
いじめと言うのは別にそこのお偉いさんが関わったわけでないのに、「偉い人が守ってくれるから、自分は特に責任も取らずに済む」と認識して、さらにいじめや校内暴力を助長させかねないのではないかと思うのです。

逆に、少年犯罪の場合は、必然的にメディアで挙げられる可能性は高いものの、今でも、その犯罪を犯しても、警察の目を逃れて、のうのうと逃げている人達がいるわけですからね。

「キレる」と言うのは、メディアと言う重要な存在ですから、少なくともその中での定義は「ただ怒る」ではなく、「露骨な攻撃的行動」と言うことではないでしょうか。

お礼日時:2008/12/16 18:14

すっごい偏見で意見します。


切れない子にしたいなら「ゲームをさせない」です。
ある大学の教授が
 「業務妨害になるから、声を大にしては言えないが
  テレビゲームは、前頭葉が発達するのを妨げる。
  できれば脳の発達が完了する18歳くらいまではゲームをさせない方がよい。」
とおっしゃているのを見たか聞いたか読んだかしました。
前頭葉は、感情をコントロールするところと聞きました。

以前わが子達も、兄弟げんかするときの態度があまりにもひどく
例えば「消えろ」「死ね」とか・・・
その様子は(表情も含めて)子どもとは思えないものでした。
これは、ゲームからの影響だと。
それ以来我が家は、6~7年前ゲーム禁止令を出しました。
そのせいかどうかはわかりませんが、子ども達は切れません。

本当にあくまで個人的な考えです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

ゲームと脳の関係と言えば、ある特番で、
「ゲームを3時間以上している医者は手術をするのがうまい」と聞いたことがあります。

あれが真実がどうかわかりませんが、あのようなことで、あながちゲームを完全には原因と言えないわけで。

お礼日時:2008/12/16 18:05

小学生の息子たちの学年のお友達を見て思ったのは、母親との関係。


母親との日常の触れ合いの度合いに違いがあるように思えます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
思えば親同士のコミュニケーションは、それは正に大切ですね。

よく、「忙しい」からと言って、半ばネグレクト的なやり方をよく聞きますが、テレ東の「ミリオン家族」の番組で、どんなに忙しくても子どもに接することを怠らない親たちを見て、やはりコミュニケーションは大切だと実感しましたよ。

それがないと、意思疎通も出来ないんですね。

その意味では、今の世の中には親の真実の愛が欲しくても与えられず、それが今の少年犯罪の続発となって表れているのかもしれませんね。

お礼日時:2008/11/19 15:30

親の躾の問題以外に、発達障害があります。


御興味がありましたならば、調べてみて下さい。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
発達障害には、さほど興味はありませんね。
障害と言うのは神出鬼没的な要素がありますから、何とも言えないですよね。

お礼日時:2008/11/19 15:27

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