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古典に出てくる漢字の読み方で、
「夏は来ぬ」と「夏ぞ来ぬ」で、「来」の読み方がそれぞれ違うのは
なぜですか?
後者は、係り結びの法則が関係しているのでは?と思うんですけど
イマイチ繋がりが分かりませんでした。
出来れば、2文の意味まで添えて答えていただくと幸いです。

A 回答 (2件)

1.「夏は来ぬ。


 文が終わっているので文末の「ぬ」は終止形。終止形で「ぬ」となる助動詞は「完了」の意味の「ぬ」。「完了の『ぬ』」の直前は連用形になるので、「来(く)」は連用形の「き」になる。「夏は来た。」「夏になった。」
2.「夏ぞ来ぬ。」
 文中に係助詞「ぞ」があるので文末は連体形。連体形で「ぬ」となる助動詞は「打消」の意味の「ず」。「打消の『ず』」の直前は未然形なので、「来(く)」は未然形の「こ」になる。「夏が来ない。」「ぞ」は強意といっても弱いので、訳すときは無視してよい。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
解決しました。

お礼日時:2009/05/11 22:10

>後者は、係り結びの法則が関係しているのでは?と思うんですけど



その通りです。従って「夏ぞ来ぬ」の「ぬ」は連体形。
連体形が「ぬ」になる。助動詞は打ち消しの「ず」。
終止形にすると「なつは来ず(ナツワコズ)」。
で、「夏ぞ来ぬ」の「来」は未然形で「コ」と読みます。
意味は「来ないんだよ夏が」

「夏は来ぬ」の「ぬ」は終止形、完了の助動詞。
「来」は連用形で、「キ」と読む。
「夏は来ちゃったぞ」
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