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受験生の娘を持つ父です。87年に早大・政経を卒業して、今は東海地方の某市で会計士事務所を主宰しています。娘が大学受験で早慶を目標に頑張っており、色々と自分の経験からアドバイスなどしているところです。ところが、約20数ぶりに母校の早稲田のことを調べますと、あまり良い評価がなされておらず、むしろこの20年間の凋落ぶりに愕然としてしまいました。私見ですが、早慶両校は時代によって浮き沈みはあるものの、ほぼ互角の良きライバル校という認識でおりました。実業界をはじめ、司法試験、公務員試験その他、スポーツを除くほとんど全ての分野で、現在の早稲田は慶応の後塵を拝しているようです。娘は法律系を第一に考えているようなのですが、特に早稲田の法学部は慶応の法学部に比べて差をつけられているようです。実際、娘の先輩方も両校の同系列の学部に合格した場合、8対2ぐらいの割合で慶応を選んでいるようです。自分が受験生だった80年代は、むしろ早稲田の方に人気があったように思うのですが・・・。
早稲田は何故ここまで凋落してしまったのでしょうか。大学卒業後、東京を離れて地方暮らしだったため、この20年間こういった情報には疎遠でした。今の早稲田は自信をもって勧められない大学なのでしょうか。OBとしても寂しい限りです。
 この辺の事情にお詳しい方がおられましたら、お教え下さい。

A 回答 (11件中1~10件)

娘さんを早稲田に行かせたいのですね。

その気持ちよく分かります。
早稲田の凋落の原因ですが、
1、下位学部(人間科学、スポーツ科学)の存在→入りやすさ(学部を選ばなければ理論)
2、メディアの悪い影響。スーフリ事件以降、「和田大学」と揶揄する人もいる。お笑い芸人やスポーツ選手の活躍は目立ちはするものの、相対的に早稲田というブランド価値を損ねることもある。→芸能入試、下品(失望)、視聴者に入りやすそうなイメージを抱かせる
3、経済的な事情から地方の優秀層は東大か地元の国立志向に(そういう人は意外と単願)。早稲田は地方出身者が多いという。
4、大学全入時代の影響。勉強をする人はするがしない人はしない。都市部(慶応人気)と一部の地方の上位校(国立志向)のみ受験熱。大学名より資格、技術。ナンバー1よりオンリー1現象。
5、安定志向の医学部人気。今や東大京大といえども医学部に学生が取られないように必死。
6、早稲田より慶応の方が各高校で合格する人が少ない→偏差値の低い人は最初から慶応を受けない。逆にいえば早稲田の方が数を打てば当たる(ような気がする)。そして実際まぐれで入る人が増えている。つまり、定員と学部の数の影響。
7、早稲田は数が多いのでいいことも目立つが悪いことも目立つ。高度情報化社会の影響。成功する分だけ失敗する人がいる。ネットで最も叩かれる大学でもある。
8、予備校の影響。地方は地元の国立大学の合格者数を売りにする。
といったところでしょうかね…。
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この回答へのお礼

誠に詳細かつ的確な分析、有り難うございました。1から8まで全て的を得ていると思います。私の住む東海地方は、非常に国公立志向が強いところで、我々の私大バブルの世代では、地元の名古屋大学を辞退して早大・慶大へ進む者も多かったと記憶していますが、今は娘の周りでもそういった受験生はいないですね。長引く不況により、名より実をとるという風潮が強くなったのも、早稲田不振の原因でしょう。何と言っても早稲田は伝統的に地方人気に支えられていましたからね・・・。私は、娘にどうしても早稲田を第一志望にして欲しいとは思っていませんが、近頃入ってくる情報が何とも早稲田を過小評価しているようなものが多くて気になったものですから・・・。
まあ、娘は両大学を数学部受験するつもりみたいですので、縁があったところに落ち着くでしょう。「神の見えざる手」に任せるという心境です。

お礼日時:2009/06/19 11:02

40代後半の慶応大法学部OBです。

われわれの時代は私大文系の最高峰は間違いなく早稲田の政経でした。片や慶応法は学内でも慶応の看板学部は理財の流れを汲む経済学部と相場は決まっており、相対的に下位のランキングでした。しかし、その後の凋落の原因を私なりに雑駁ながら分析すると、新しいところでは2003年のスーパーフリー事件(集団強姦事件)や系列の早稲田実業学校初等部の面接で寄付金を強要した問題など私学の雄たる早稲田らしからぬ事件があった。これは敵失である。また、義塾はSFCだけでなく、医学、薬学、看護、理工の連携など大学内の時代を先取りした改革の気風も大きいと思う。さらに全国に散らばる「三田会」の存在も大きい。卒業生数は慶応の1.5倍近くになる早稲田であるが、伝統の自由放任主義でまとまりという点では義塾に軍配が上ると思う。現在、代ゼミ、河合塾、東進スクールなど大手予備校の偏差値はすべて慶応法が早稲田法や政経を凌駕している。しかし、慶早戦のようにお互いを意識して高めあい、敬意を払う存在は早稲田しかいない。奮起を期待したと思う。
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この回答へのお礼

 コメント有り難うございます。確かに回答者様の言われることは事実として認めざるを得ないと思います。実際、家内などは例のスーフリ事件が未だに印象深いらしく、早稲田に良いイメージを持っていませんね。OBの結束力など早稲田の弱みは、今始まったことではありませんが、それでも昔に比べて今の早稲田に勢いが感じられないのが心配です。ただ、早稲田も社会のあらゆる分野に幅広く人材を送り込んできた大学ですので、このまま低迷したままで終わることはないとも思っています。様々な分野のOB達の力を借りて、早稲田が復活する日を望んでいます。

お礼日時:2009/06/19 00:34

慶大法学部生です。


確かに近年、法学部では早慶の序列は僅差ながら入れ替わっています。
しかし、大学全体で見たら今は早稲田人気だとばかり思っていました。
去年のある予備校のアンケートでは、大学ランキングの人気総合1位は早稲田で、他の項目の大半でも早稲田が1位となっており、びっくりしました。
皇族の承子さま、福原愛、東国原知事など話題の著名人が早稲田を選んでいるのだから当然かもしれないと思いました。
偏差値的にも上位の学部は慶應と拮抗していますし、あまり悲観される必要もないと思います。
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この回答へのお礼

 コメント有り難うございます。早稲田も最近は少しイメージが上がってきましたか・・・。教育内容がこれに添えるように期待したいです。うちの娘は慶大・法を第一に考えているようですです。(合格できるかどうかは何ともいえませんが・・。)特に女子には慶大のブランドイメージは何とも強烈なものがありますね。早稲田の法学部の元気のなさが少し気かがりですが(特に新司法試験制度になってから)
、大学・OBが力を合わせて復活することを願っています。

お礼日時:2009/06/19 00:13

推薦で入ってきた学生の程度があまりにも低すぎたのも一因ではないかと思います。


正直なところ、普通に入試を受けてたらスポーツ科学あたりでも入れないのではないか?という人でも、難関の学部に入れたりしてますし、指定校のセレクトも時代遅れということを聞いたことがあります。
慶応も内部進学者の評判がよくはないということですが、少なくとも附属高校等に入学した際はかなりの学力レベルだった訳ですし…
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この回答へのお礼

コメント有り難うございます。私も推薦やAO入試などの多様化した入試制度には疑問を持っています。国家試験受験の為の予備校講師をした経験からも、やはり推薦入試等を経た学生はレベルが低かったですね。(少なくとも受験生としては。)簡単に言うと、大量の知識・技術の詰め込みに耐えられるだけのキャパシティに欠けていました。おそらく早稲田の学生だけでなく、全体的にそうなのだとも思いますが・・・。推薦などの定員を減らし(全体の定員も減らし)、ガチンコ入試に力を入れて欲しいと思います。

お礼日時:2009/06/18 00:36

93年一文卒です。

質問者様の後輩になりますね。
確かに、私の在学中は私大バブル絶頂期で、質問者様のいた政経学部に至っては“東大蹴り”もいるとかでちょっとした話題になっていました。今ではまったく想像もつかないでしょうね(笑)

質問者様もご存じかと思いますが、一文(二文も同様かと思います)というのは、他大学の文学部とはちょっと異なる独特な文化を醸し出していました。学生も、どこか浮世離れしたというか、あまり社会一般の価値観にはとらわれない、悪く言えば唯我独尊のような人間が多かったです。慶應とどちらが上か下かとかではなく、ほとんどの人が、ただ「早稲田の一文」に入りたいから来たという感じでした。

そうした傾向は、一文に限らず、早稲田の他の学部の学生にも多かれ少なかれ見受けられたかと思います。そして、そのような個性豊かな学生たちによって、実際にその場、その時を共有していなければ説明つかないような、多様性と混沌の中から育まれる“ワセダ”という1つの世界が築かれていたのではないでしょうか。

やれ、「校舎が汚い」「教授が変人すぎる」「マンモスすぎてワケわからん」「学生を放ったらかしすぎ」などと学校の悪口を言い合いながらも、誰もが「早稲田という空間」をこよなく愛していました。

ひょっとしたら、今はそうした俗にいう“早稲田らしさ”のようなものが失われつつあり、なおかつ、そのような校風があまり好まれなくなっているのかもしれませんね。

私個人としては、母校の偏差値が下がろうがどうなろうがまったくどうでもよいのですが、あの途方もなく自由で熱気に満ちた気質だけは受け継いで欲しいです。

“集り散じて 人は変れど”、あのキャンパスに集う人々の目の輝きが褪せないことを願うばかりです。
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この回答へのお礼

 ご意見有難うございます。私も回答者様のご意見と全く同様です。入学偏差値云々ではなく、今の若い子達に、こだわりを持って選んでもらえる大学であって欲しいと願っています。特に文学部については、確かに慶応もすばらしいとは思いますが、明治以来、最も日本の文壇やジャーナリズムに影響を与えつづけたのは、早稲田だと思っています。(お堅い分野からから軟派な分野まで) また、著名な文学賞等の受賞者・その候補者は他大学の追随を許さないものがありますよね・・・。
 その辺を今の若い子達が理解していないのが、ちょっと歯がゆいですね。

お礼日時:2009/06/16 18:06

理工学部の3つに分割しましたが、あれは正解



今後の広報次第ですね。

人間というのは、分からないものが「少ない」時は学習して自分に取り込みます。わからないものが多いとギブアップします。
先日テレビドラマのMrBrainで、上記の前半のことをやっていました。自分で解いたトラップは信じやすい。この意味で、三つに分割は失敗のような気がします。

学部を作ることでマーケティング的に成功しているのが中京大学です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/中京大学

順繰りに、学科を学部にしています。しかも、理解にそれほど難しくない。

少子化対策では、結果が見えづらい大学よりも、大学合格者数という数字の結果がすぐに分かりやすい、高校のマーケティングが分かりやすい。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3860.html
桐蔭の没落は凄いものがある。
1990年頃の記事では、21世紀には桐蔭が全国トップになると言われたが、「大規模校で、丁寧に扱ってもらえない」という噂が流れ、まわりの小規模校に流れてしまいました。
子どもの数が減ると言うことは、一人あたり教育費が上がると言うことで、大規模校であるレベルの教育を受けるより、高くても小規模校へ行かせた方がよいというインセンティブが働きます。
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この回答へのお礼

 御丁寧な指摘、有り難うございます。学校経営におけるマーケッテイングの重要性、よく分かります。何となく現在の早稲田の「総花主義」的な学部設定もピンとこない部分があります。これまでの伝統だった「放任主義」も少子化時代には受け入れられなくなってきていますし、卒業生としては、ただ図体がデカイだけの総合大学になってしまわないように願うばかりです。

お礼日時:2009/06/16 00:01

同年代くらいの親です。


そこまで早稲田が凋落しているとは思えないのですが・・・

ただ、一昔前の慶應=お金持ちの子が行く大学、ちょっと派手
早稲田=地方出身者が多く、地味、質実剛健
というイメージは、あまり無くなりましたね。

ご近所に慶應、早稲田に通っているお子さんがいますが、
早稲田と慶應のお家は、ほとんど同じような経済状態のご家庭です。
両者ともに、中学受験して、早慶に大量合格者を出す私立に進学しています。
それを考えると、両校ともに、大都市出身、私立校出身の学生が
昔よりも増えていて、学風が似てきているのかもしれません。
ボンボンやお嬢さんばかり?と敬遠される要因が
慶應から消えたんじゃないでしょうか。

慶應は、高校でニューヨーク校を作ったり、医学部があるうえに
薬学部を作ったり(共立薬科を併合しましたね)と頑張っているし
早稲田も、国際教養を作ったりと
頑張っていますから、両者ともに今でもよきライバルじゃないでしょうか。

ただ、この就職難の時代に
「就職に強い慶應」というイメージは魅力的かもしれません。
どうして就職に強いのか、それは本当なのか、私にもわかりませんが。
OBの方の方が、その辺の事情に詳しいのかな。
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この回答へのお礼

 ご意見有り難うございます。「凋落」という表現は、少し極端だったかも知れません。ただ私自身、会計士や税理士の受験学校の講師をしていたこともあり、そこでの合格実績や生徒との接点の中で、少し慶応に比べ元気がないかな、という感触も持っていましたので、尚更キツイ表現を採ってしまいました。
 気になるのは、受験偏差値のような数字で表されるものだけでなく、昔に比べて「敢えて早稲田を選択したい」という若者が減っているように思えることです。ここで多くの方に御意見を頂き、その一つ一つが全て妥当な理由に相当するとは思うのですが、どうしても「8対2」の割合(もちろん学部によって若干異なる)で慶応を選ぶというほどの差になるのは、しっくりと理解できないのです。
 まあ、時代が変わったと言えば、それまでなんですが・・・。

お礼日時:2009/06/15 23:42

こんにちは



早稲田の凋落はちょっとオーバーです
OBの方の自虐的表現にしても
以前、私立の雄として、早慶で争っている状況です

むしろ80年代後半から90年代前半にかけてが
私立大文系バブル だったと解釈する方が適切だと思います

確かに早稲田慶應だけを比べると
早稲田の方は、ちょっと学部の戦略を失敗したかな?という面はありますね
昔から社学や二文と言った、早稲田の中でも、偏差値低めな学部があったのですが
スポーツ科学、人間科学と言ったところを追加し始めてしまった
というところでしょうね

>この20年間こういった情報には疎遠でした
医学部の状況を見るともっと驚くと思いますよ
特に私立の医学部の偏差値を見てみると良いかと思います。

また80年代とまったく違っているのは、入試制度の多様化ですね

まずは予備校主催の大学入試説明会なんかに参加するとよろしいかと思います
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この回答へのお礼

 アドバイス有り難うございます。まずは私自身、20年以上も前のイメージを引きずっているところから意識を変えませんとね・・・。
 大学説明会などにも参加して、色々と客観的な情報も集めてみるつもりです。 

お礼日時:2009/06/15 23:22

 個人的には、早稲田と慶応にそんなに差があるとは思えません。



 なぜなら、早稲田は今も昔も一般ピープルが目指す最高峰の大学だと考えるからです。早稲田の良さは、全国津々浦々、貧乏な人もそこそこお金持ちの人も、同じキャンパスで学んで切磋琢磨できることは、すばらしいことですし、良い人生経験になると考えます。

 それに比べ、慶応はやっぱり毛並みのよい二世の人が多く、日本を俺が変える的な人が早稲田に比べて少ない気がします。もちろん、ご自身が毛並みが良く、無難に生きる人であればいい大学ですが、経験という意味では早稲田のほうがいいと思います。

 では、なぜ最近、慶応のほうが人気があるのかと言いますと、草食系男子が増えたことにあると思います。ガツガツ生きるよりは、余裕を持って生きたいなど、社会に閉塞化があるので、そこそこいい生活がしたいと感じる人が多くなったのでしょう。早稲田でジャパニーズドリームを目指すよりは、大企業で生きるという安定志向の学生が増えたのでしょう。

 僕個人は、早稲田でいろいろな人と切磋琢磨していくほうが楽しいと思いますけど、世の中はスマートな生き方のほうがいいのでしょう。
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この回答へのお礼

有り難うございます。仰ること、よく分かります。私も地方の一サラリーマンの息子でした。早稲田は確かに今でも地方では根強い人気と憧れはあると思います。男の子なら敢えて早稲田を薦めたい心境ですよ。親父として。そう言えば長引く不況のために、地方では東京の私大を受験すること自体が困難で、昔なら早稲田あたりを狙っていた受験生が地元の国公立大へ進んでしまうことが多いようです。その煽りを一番受けやすかった面もあるんでしょうね・・・。

お礼日時:2009/06/14 21:29

慶應の戦略的勝利



新規学部が当たった。
慶應がSFC(1990年)なのに対して、早稲田が人間科学(1987年)と同時期に新キャンパスで学部を立ち上げました。SFCが一時期は、慶應の中でも難関だと言われたくらい成功したのに対して、早稲田はそれほどでもなかった。

少子化時代
大学の入学定数では 早稲田>慶應 付属校から進学で 慶應>早稲田となっているので、実際の大学から入学数では、倍くらい差があります。
基本的には同程度の難易度で、受験生もかぶりますので、合格人数の少ない方が、なんか『俺って、やったじゃん』という希少性が生まれます。

私は理工系でしたので、当時は
早稲田は理工だが、慶應は工だけ・・・やっぱ早稲田だよね。
という感じでありました。なので、早稲田は受けたが、慶應は受けなかった。そんな感じだったのだが。
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この回答へのお礼

ご回答有り難うございました。確かに、我々の世代が卒業後に新学部の設立等の大学改革がありましたが、慶応が時代のニーズをうまく掴んだのに対して、早稲田は方向性がズレていたようですね。ごく最近でも、政経・法あたりの定員を減らして次々と新学部を作っているようですし、大学の理事会が考えている方向性もよく分かりませんね。
そう言えば、理工学部の3つに分割しましたが、あれは正解だったんでしょうか・・・。

お礼日時:2009/06/14 20:07

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