実は私の親類の二十一歳の女性の事なのですが、極端に痩せた、生理が止まった、眠い、だるい、疲れる、すぐ忘れる、おかしな行為がみられる、などの症状から精神科にかかったところ、
MRI検査により
「低栄養による脳の委縮がみられる」
と診断され、このままにしてはおけないと入院を強く勧められているのです。
ところでここで当然気にかかるのは
今後行う治療というのはあくまで「脳の欠損の更なる進行を食い止める、身体的健康を取り戻す」といった意味であり
「一度損傷した脳機能を復活させる」わけではないのではないか、という事なわけです。
十年程前の時点で身内に起きた認知症(痴ほう症)の時の知識ではそう思えるのです。
気になりネットで調べましたら
「他の身体細胞とは違い神経細胞だけは再生というのは起きえない」というのが主見解に思えたのですが、それ以外にも
「従来の通説ではそうだったがごく近年マウス実験での再生例が発表されたが、まだ医学界的な認知とはなっていない」とか
「死んだ細胞じたいは復活はしないが、それに代わる細胞の新生により補える」
かの様な(言葉はこのとおりではないかもしれません、すいません)いろいろな声が聞こえてきました。
例えば最後に書いた「新生」の表現についても、「再生があり」とされていた他の身体細胞でもそれは実際に死んだ細胞が生き返っているわけではなく「死滅プラス新生」を指して「再生」と呼んでいたとするなら、脳も同じ事になってしまうわけで、従来説と矛盾があるようで何だかピンときません。
結局、とどのつまりは、
彼女は元の彼女には戻りにくいのでしょうか?それとも、
やりようによっては元の彼女に復帰できうるのでしょうか?
私達はこの件についてはショッキングな事実でも認め受け入れ、そこから、ではどうするかを冷静に考える気持ちの準備はありますので、このあたりにつきお詳しい方の教えをぜひ戴きたく投稿いたしました。
暗中模索なのです。
ご意見、どうか何卒宜しくお願いいたします。
No.5
- 回答日時:
記憶に残っていたものを探してみました。
「再生し共感する脳の物語
奇跡を起こし愛を分かち合う偉大な臓器」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/2009 …
「新生した脳細胞を生き残らせる方法」
http://www.nikkeibp.co.jp/style/secondstage/kenk …
登録が必要な情報もありますが、登録自体は特に問題ないでしょう。一応ご覧になることをお勧めします。
ああ、再々すみませんです!
わざわざ骨を折って探して下さったのですね!
ふたつとも(一方は登録した上)読ませていただきました。
一番目は書籍の紹介ですので何ともまだ言えませんが、二番目の方は私の質問に対する直接の回答は膨大なバックナンバーのどこかに埋め込まれているのかもしれませんが、とりあえず今後回復に向けて本人が動き出す際の「生活指針」として参考にできそうです。
気にかけてもらえてうれしかったです。
どうも有難うございました!
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
神経細胞のみならず、再生しないとされる細胞もほかにもあります。
ですので、一般的な話を。たとえば、組織に穴があいたとします。そこを埋めようとした場合、周りの細胞が増殖してそこを埋めるという方法があります。これが質問者さんのいう「再生」に相当します。胃粘膜が潰瘍などではがれおちたときに元に戻す際には、周囲の粘膜細胞が増えてきて、新たに覆うことで胃粘膜を再生するときなどがこれです。
これのほかに、周りの細胞が増殖することができない組織の場合、個々の細胞が大きくなることで穴をふさごうとします。質問者さんの言う「死滅+新生」でしょうか。神経の場合、神経回路のネットワーク(シナプス回路)が重要です。死んだ細胞が持っていた神経回路をほかの生き残った神経細胞や周囲の神経細胞が新たなネットワークを作りだして、死んでしまった神経回路を代償しようという機能があります。脳卒中を起こした患者がリハビリテーションが必要になるのはこれがその根拠です。新たな神経ネットワークを作りだすことで、失われた機能を取り戻そうとすることです。
おそらく失われた細胞は戻らないと考えた方がよいでしょう。その代わり、周囲の細胞が新たなネットワークを獲得し、機能を回復する可能性がまだまだあると思います。神経活動が活発となるように栄養をつけ、体力を養い、活発な活動が必要ですね。
ああ!実はこのあたりの事が知りたく思っていたんです!
私は素人ですので勝手に使った用語自身は全くいい加減なのですが、
私の使い方では、あくまで
「同じ細胞が元気になり復活する事」を「再生」
「それとは別の細胞が誕生して代行する事」を「新生」と
表現したつもりだったのです。
そういう表現のすれ違いはあったにせよ、読ませて頂いた限りでは
「少なくとも一回その細胞は死ぬ、のだが、残った細胞による補償作業が行われる」かの様に思えました。
数が増えたり、大きくなったり、あるいは器官によってはちょうど「トカゲのシッポ」の様な復元が効く部位も有るのかもしれませんが、脳細胞の場合はもしかしたら
「量的な補修」というのはほぼ「無理」
で、
別の細胞が「新しい仕事をネットワークを作って負担しあう」事による「補修」なのだ、
と仰っておられる様に思いましたが、こういう理解で良いのでしょうか?
勝手ながら間違っていたら教えていただきたいのはやまやまなのですが、ともかくとても参考になりました。
心よりお礼申し上げたく存じます。
大変有難うございました。
No.3
- 回答日時:
少なくとも、必要な栄養をとらなければ命にかかわる、というのが最優先の課題です。
そのための入院がすぐに必要です。脳に関してはそのあとに対策を考える時間があります。若く復旧できるとしても、そのための材料(栄養)がなければいくら頑張っても復旧できませんし、人間の体が元に戻るまでには時間がかかるものです。
なお、個人的にはクモ膜下出血をした家族をみた経験から、脳というのは修復する間は他の部分の機能を落としてでも修復に集中するように見受けられました。つまり、補修している部分が影響する能力(運動や言語など)だけではなく、全体の意識が薄めで寝ぼけたようになったり、昏睡したりして、その分のエネルギーを修復に回すのです。
体の成長が止まったあとでも、仕事などでの経験や知識・情報が脳に蓄積されていくことを考えると、細胞の数ではなくていかに使っているかが脳の機能にとって重要なのだと思います。使うことによって、細胞が増えるわけではないが、有効活用されるようにできているのでしょう。
その点で、大人になっておられる彼女も、元に戻るというより「より成長する」のだと思います。そのためには、健康な体とそれを維持するための栄養が必要なのです。
trytobeさん。
何となくですが、生体に対しての深いお話が聞けた感じがしました。
(脳に限らずでしょうが)脳もまさしく、それほど手が無い様なものではなく、この場合は「自然治癒力」という受け身のものではないにせよ、本人側の「使い方」での治癒性を説いてくれたかに思いました。
No1で回答してくれた方のケースもまさしくそうだと思うのです。
ただ、どうするにせよ、まずは栄養、体の力の復元、という事なのでしょうね。
大変有難うございました。
ただ、今までお三方に回答いただけ、厳しい事態だとは再確認しつつも或る意味、希望の光の様なものを感じる事ができ、大変有難いのですが、実はいまだ「再生」「死滅プラス新生」についての意味の違い、他の細胞と脳細胞での違いがどうも良く飲み込めていないのが困っております・・・
No.1
- 回答日時:
31歳女性です。
28歳のときに、2ヶ月間拒食になり、スープ以外は食べられませんでした。
そのとき、痴呆のようになり、それ以来記憶が悪くなり、
慢性的に体調不良となりました。
人生終わった、と思いましたね。
テレビを見ても、何の話なのか、理解できないし、
料理中に、自分が何をしていたのか忘れる、といった状態でした。
必死に生きていかないと、何もできない時期でした。
それから3年あまり、だいぶよくなりました。
私は、医師には何も診断してもらえませんでしたが、
脳の萎縮、ホルモンの問題など、いろいろ抱えていたと思っています。
自然療法医にかかり、栄養療法を主体によくなりました。
まず最初にとったのは、魚油でした。
それから、貧血の治療、そして今は、ホルモンの治療中です。
まだまだ、弱いです。30代なのに、60代ぐらいの体力だと思います。
でも、もともと虚弱なのもあります。
記憶力は、4、5割ぐらいは戻りました。
社会で生きていくには、これで何とかなります。
あまりにも思い出せなくて、まだまだ、人の誤解を受けますが、本当に、何とか。
すぐに戻る、なんて甘いことはないと思いますが、
社会復帰を目指すことは可能だと思います。
今は、学校に通いながら、仕事の研修をして、週5日、28時間を活動しています。ここまで来るのに、長い道のりでした。
ある程度の回復ができてから、週4日、12時間とか、パートの仕事や習い事をして、なんとか人生のリハビリをしてきました。
それでも、結構休んでしまっています。体調が悪くなったり、精神的にどうしてもダメな日があって。
こういう状況を、理解してくれる人は、特に若い人には、少ないですけどね。理解ある方々に、恵まれています。
kanakyu-さん。はじめまして。
おつらい実体験を明示して戴け大変為になりました。
切実さが伝わりました。読んでいて本当に
「すでに大変な状況になっているんだ」と厳しく考えるべきだ、と痛感できましたが、又一方では、貴方様のご努力の例が現実にあるわけだし、何より、
「社会復帰を目指すことは可能だと思います。」は救いの言葉です。
いまは本人のやる気がそもそも削がれている状態の様で、栄養や環境に手を入れる事(それ以前にまず入院)が急務でしょうが、その後は彼女も貴女の様な姿勢で取り組んでいかざるをえないのでしょう・・・
蔭ながらですが、貴女様のご努力が実を結びます様お祈りいたします。
どうも有難うございました。
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