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今、国際経済論を学んでいるのですが、そこで出てきた比較優位財についてお聞きしたいことがあります。
1年間で1人の労働者が、何単位の生産が可能であるかとして、
A国:麦ー6 布ー4 
B国:麦ー1 布ー3
     (各国の労働者が100人とします)

という、B国には特化するものがなかった場合の
『比較優位財』とは何なのでしょうか。

ぜひ、回答よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

> 「特化するもの」が絶対優位になるのですね。



違います。
絶対優位を持つ財とは、相手国に対して安く作ることのできる財のことです。例ではA国は両方の財に絶対優位を持っています。


> この時、儲かる財=比較優位財は、例えば、上記の中ではどれに相当するのでしょうか。

===
つまり、A国から麦を、B国から布を輸出するともうかるようになっているのがわかると思います。
===
と書いたように、A国では麦、B国では布になります。


因みに、特化するかどうかは生産フロンティアの形状で決まります。生産フロンティアが直線であれば、貿易がおこなわれている限りどちらかの財に特化します。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そうなんですね・・・・。
危うく絶対優位の意味を違った形で覚えてしまうところでした。

at9_amさん、ありがとうございます。
比較優位財についてよく分かりました。
数々の質問に丁寧に答えてくださり、ありがとうございます。

生産フロンティアについては、まだ習っていないのですが、
もしかして『生産可能性フロンティア』のことでしょうか?
豆知識も為になりました。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/07/28 16:33

> という、B国には特化するものがなかった場合の



この「特化するもの」は絶対優位です。比較優位ではありません。


たとえばいくつかの簡単化のための仮定(労働のみで生産ができ、賃金はどちらの財も同じ)を置けば、それぞれの国が閉鎖経済をしているとすれば、A国では麦6と布4が同じ価格、B国では麦1と布3が同じ価格になるはずです。
ここで貿易が開始されると、A国で麦を4個買ってB国に行き、B国で布に換え、A国に戻り布を麦に換えると、麦は18個になっています。つまり、A国から麦を、B国から布を輸出するともうかるようになっているのがわかると思います。

この儲かる財を比較優位財と言います。
自然に貿易がおこなわれる限り、すべての国に少なくとも一つの比較優位財があります。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

なるほど。
「特化するもの」が絶対優位になるのですね。
と、いうことは、不完全特化=比較優位
        完全特化=絶対優位 と捉えてもいいのでしょうか。
そして、この時、儲かる財=比較優位財は、例えば、上記の中では
どれに相当するのでしょうか。
わかりやすい回答をしてくださったのに度々質問して申し訳ありません。
教授の
『この(上記の問題の)中で何が比較優位財になるかを理解しておきましょう』
という言葉で、なんとなく理解していたつもりが、全然理解していないことに気づいてしまいまして・・・・。
時間がありましたら回答お願いします。


       

補足日時:2009/07/27 22:38
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