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はじめまして。

職場の後輩が博士課程を修了して入社してきました。
某国立大学理学部化学で修士を取り、理学部物理の博士号を持っています。
が、物理の知識が何もありません。
運よく学位が取れただけで力が無いのは本人もわかっていて辛そうです。

話を聞いていると大学院の指導教授に「俺は教えられないから。知らないから」と言われ、
自分の専門外の学生をプロジェクトの作業員として使いたいので入学させていたようです。
「専門も違うし(化学と物理)それでは困る」と訴え出たら、
「俺は研究者で教育者じゃないから勝手に勉強してくれ。それに困ると言われても俺も知らないし俺も困る」と言われ、
何一つ教えてもらえないまま卒業し、知識が無いのでポスドクにもなれず企業に入ってきたそうです。

大学院教育ってそんなものなのでしょうか?
博士課程にもなると「教える必要が無い」ので放置されるものなのでしょうか?
私は、その指導教授を無責任だと思いましたが、
博士課程ともなると勝手に勉強して、勝手に知識をつけて、
勝手に実験するのが普通なんでしょうか?
ドクターとは言え学生なので指導教授がきちんと教えるべきだと思いますが、いかがでしょうか?


現実が知りたくて質問いたしました。
宜しくお願いいたします。

A 回答 (8件)

たびたびスミマセン。



> 更に論文は共著?って言うんですか?他の人の論文に名前を入れてもらったり、

博士を授与する際の審査基準では、査読論文が数本必要ですが、
絶対に1stオーサーで投稿されていなければならないハズです。
共著の論文で、博士の審査基準を通ってしまうなんて、
どんな国立大学でしょう。
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この回答へのお礼

何度もお世話になっております。

卒業するのに何かの合計が必要で、その数を稼ぐのに共著を増やして、
更に与えてもらったテーマでありえないくらいの良い結果が偶然出たらしく、
それで論文を書いて卒業されたそうです。

やってみたら出来ちゃったってまさに研究ですが、彼にとってみれば、
運よく出来ちゃったと言うより運悪く出来ちゃったように感じます。
出来なければ、もっと時間をかけて悩み成長できたかも

お礼日時:2009/09/05 09:15

レポジトリ,リポジトリについて、ご質問を頂きました。



repository です。
D論は一般公開なので、大学付属図書館で閲覧できます。
また最近は、付属図書館がWEB公開を行っておりまして、
そのような学術情報が入っている場所が、
「○○大学付属図書館-学術リポジトリ」などと呼ばれています。

ですから、最近は、「あいつはどんなD論書いたのかなあ」と思えば
レポジトリへ見に行くことが可能です。
それから、ある程度業績が出れば、恩師が出版の話をどこからか
持ってきてくれますので、共著の本が出たり、
少なくとも、紀要にまとめを書いたりしますので、
それを見ればどんな研究レベルかは分かります。

学内は「なあなあ」の件、
D論は、公聴会を経て、主査,副査が承認し、
教授会で通ればいいのです。
教授会では、大半の先生は専門外なので、
専門である主査,副査が認めていれば・・・と
要件(査読論文数など)さえ満たしていれば大抵は素通りです。

公聴会に至っては、D論を書いた本人が聴講者集めをしているのが
実情で、「なにか一言文句いってやろう」なんて先生は
殆どいなくなってしまいましたね。
本当は、ここで、「何が新規性か分からん」
「蓋然性が検証されとらん」とか、文句言われると、
質が向上するんですがねえ。これが指導だと思うんですが・・・。

こんなこと書くと、
博士なんか技術士より簡単になれると思われるかもしれません。
事実、博士持っているだけでは周りは認めず、
その後、どれだけ口頭発表しているか、投稿しているかという
肩書きではなく業績で評価される世界です。

恩師にしてみれば、弟子の質の悪いD論が出回るのは、
屈辱だと思うから、赤ペンを入れますよねえ。
それに、「あれ、そろそろ投稿しとけよ」と言いますけどね。

そうでないところが、異常だと思います。
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この回答へのお礼

なるほど!ありがとうございます。

学内の審査で卒業だそうですが、国の基準って無いのでしょうか?
国立大学ですし最低この辺はクリアしていないと卒業させない!
と言う国のガイドラインがあってもおかしくないように思います。

後輩は思いつめていて可哀想です。
また学歴に嫉妬する小さな人達が苛めるので大変だと思います。
社内の某課長は「博士君」と呼び日々苛めのターゲットですし、
某東大マスターの先輩も「A君は博士だもんなぁ。俺とは違うよ」と皮肉り、
出来ないのを知ってて仕事を振ります。

博士って簡単?に取れる反面、実力が無いといじめにもあうんですね。

お礼日時:2009/09/05 09:13

レポジトリで彼のD論読んでみたいです。



ご質問の件、皆さんも同じような趣旨のご回答だと思いますが、
指導しない、というか、指導しなくても自分でやっていけるよね、
という暗黙の了解があるのがドクターコースじゃないでしょうか。

「今度の学会で、こんなオーガナイズド・セッションでの
発表を頼まれたけど、あんた、代わりにやってくれない」とか、
そうやって機会を与えて、鍛えていくのが指導といえば指導かも。

でも、ドクターの要件であるジャーナルへの投稿論文は、
査読通っているですよね。
学内は「なあなあ」で通っても、学外は甘くはないと思いますから、
まあまあの力を持ってみえるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

レポジトリって何ですか?
全部、英語で書かれているそうです。

学内はなぁなぁだったのでしょうか。
運よく与えてもらったテーマで結果が出せてしまったそうです。
作業をしていて中身はサッパリ理解できないままだそうです。

お礼日時:2009/09/05 00:14

> 某国立大学理学部化学で修士を取り、理学部物理の博士号を持っています。


> が、物理の知識が何もありません。

 「物理化学」で修士を取って,「化学物理」とか「物性物理」で博士を取ったとか?

 それなら,あり得る話ですが・・・
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

化学はよく解らないのですが「分析」をしていたそうです。
物理は聴いたけど忘れました。

お礼日時:2009/09/05 00:12

これまでの回答にありますようにすべてが異常です。


物理に知識もなしに、化学の修士から物理の博士に進む学生も異常だし、それを受け入れて指導しない教授も異常です。
さらに、それで学位が出てしまうというのはさらに異常です。
国立大学でそのようなことが行われているとは信じられないくらい異常です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

他の方の回答にも書きましたが専門を変えたのは指導教授さんの提案だそうです。
どうやら学生がいると大学からお金がもらえるようで(本当かは不明)、
それで学生が欲しかったのとバイト感覚で、でも無料で手伝ってもらえる作業員が欲しかったみたいです。

卒業は与えてもらったテーマが運よく良いテーマで結果が出てしまって卒業できたそうです。
やはり異常ですよね?何だその教授!と思います。
私たちの税金で運営されているので、そういう無責任な教授は解雇してもらいたいです。

お礼日時:2009/09/05 00:11

いろいろな点で摩訶不思議な一件だと思います。



・化学の修士から物理の博士にいくこと。学部から入院する段階でかえることはありますが(でも理系ではまれ),途中ではまずありえない話だと思います。境界領域をやっていてどちらでも通用したのか,お荷物としてタライ回しにされたのか。

・「俺は研究者で教育者じゃないから」。身分(職種)が厳然として「教員」である以上,こういう台詞はいかなる場合にも吐けません。吐きたかったら,国立研にでも移籍すべきです。

・理学部物理の博士号。質問者さんの誤認だろうと思いますが,ふつうの表現は,「博士(理学)」となり,「物理」の文言は入らないのではないかと思います。

・博士論文をどうやって通したのか? それ以前に,学位請求論文を提出する要件として,ふつうは「既発表論文○編」というしばりがあります(間に合わずに「1編は投稿中でかんべんしてくれ。最終審査までには受理してもらうから」などということも)。この人は,一人で研究し,一人で(単名で)投稿論文原稿を書き,一人で学位論文を書いたんでしょかね? もしそうなら,かなりの実力があるはずです。

>大学院教育ってそんなものなのでしょうか?
>博士課程にもなると「教える必要が無い」ので放置されるものなのでしょうか?

ぼくらのころは,「勝手にしろ。できなきゃやめろ」が公然とまかりとおる時代でしたね。月に2回のゼミでいちゃもんばかりつけられはしましたが,基本的には,ありがたく勝手にさせてもらました 笑。いまは無理でしょう。逐一指導しないと何やっていいかわからない人も珍しくないですし,投稿論文をなかば代筆したり(3回も修正すりゃもうぼくの文章なんじゃないのか?),形だけの査読誌で仲間にレフェリーを頼み込んだり。お尋ねの状況は,かなり異常です(あるいはこの人が天才級なのかも?)。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

化学から物理に変えたのは指導教授さんが是非うちの研究室にと声をかけてきたそうです。
うちに来れば好きなことさせたげる、お金が沢山ある研究室だから。と言われ、
修士課程の頃にいた研究室が資金繰りが厳しく研究が出来なかったことから変更したそうですが、
いざ変更したら化学系ではお金は使うなと言われ教えてももらえず大変だったと言ってました。

更に論文は共著?って言うんですか?他の人の論文に名前を入れてもらったり、
与えてもらったテーマがたまたま結果が出て取得できてしまったそうです。

異常なんですよね?
私も日本の教育が不安になりました。

お礼日時:2009/09/05 00:08

まず、博士課程ともなると、「自分が行く研究室がどういうところか?」


ということを調べて納得してから選ぶものだと思います。
その点がどうだったのか。

分野は違いますが、大学の教官野立場から推し量って言わせてもらえば、
以下のことがありえるかもしれません。

化学科の学生(後輩)が自分のところ(自分の専門を理解した上で)来るらしい。

それがいきなり、自分の専門ではない「物理」について教えてくれって言ってきた。「俺は教えられないから。知らないから」

「専門も違うし(化学と物理)それでは困る」と後輩

「俺は研究者で教育者じゃないから(専門外はわからない)
自分が身につけたいことは自ら進んで勉強してくれ。
それに困ると言われても(そういうところと知って入ってきたのだろう?今更そんなこと言われても)俺も知らないし、(そのへんの知識もないし)俺も困る」

さて、大学院教育についてですが
>「教える必要が無い」ので放置される
のではなく、自らすすんで学ぶものだということです。
この自らすすんでという言葉の中には、
「自分が求めることを提供できる環境や教官(専門性の一致)を探す」ということも含まれます。

>勝手に
この「勝手に」という言葉は少し違います。
「自らすすんで」です。

すすんで勉強してすすんで知識をつけてすすんで実験をするのです。
間違ってはいけないのは、わからないことや自分が考えたことが理にかなっているかとかは教官とディスカッションするのです。
ここで自分が求める専門をやっている教官でないと役に立てないのです。
だから、所属するところは伸長に選ばなければなりません。

博士課程の学生に、教官から手取り足取り教えることはありません。
あくまで、学生が求めなければならないのです。
しかし、何度も書きますが、その専門の先生に求めてもしょうがないことを求めても「無理」な話です。

あと、その後輩さんは卒業できているということですから、
論文の内容に関連する専門知識は持っているのではないでしょうか?
そうやすやすと卒業できませんよ。
そういう意味では、物理の知識がなくても、別に何の問題があるのでしょうか?

そもそも、博士号を持っている人の間では、専門は「物理」ですとか
「生物」ですとか、おおざっぱな言い方はあまり意味を持たないです。
「生物」でも「マウスの手を形成する転写因子Aの機能解析をしていました」とか、具体的な専門が意味があるのです。

その後輩さんの博士論文の内容が「専門」なのです。
ポスドクになりたかったら、その分野のポスドクになろうと思えば慣れたはずですが・・・。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

詳しく聞いてみたところ、とは言え私は博士課程をよく知らないので理解できていない部分も多々、
指導教官とセミナーで知り合い是非うちの研究室にと声をかけてもらい、
それで受験をして入学したら手のひらを返したように教えられないといわれ、
また、論文は共著?や与えてもらったテーマに取り組んだら運よく結果が出て卒業できてしまったようです。

私は、信じがたい教育現場だと思い驚きました。

お礼日時:2009/09/05 00:05

そりゃちょっと極端です。


博士課程後期には確かに授業はなく、博士論文一本やりです。
でも主査の他に副査が二人付きます。
通すべきじゃないんです。
そのまま三年過ごした人もかなり異常です。
底の物理学科からはもう人を採らないように人事に言ってください。
その人には出来る事だけやらせなさい。物理が必要なら自分で勉強させてください。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

何で論文が通ったのか私には解りません。
出来る事だけやってもらいます。
ただ、周囲が「博士号所持者」と言う目で見ていて無理難題を押し付けていて可哀想です。

お礼日時:2009/09/05 00:01

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