社会人大学院生です。4月に教授と話した時に、「論文は夏休み期間に集中して取り組む」ということになっていました。
4月からいつも忙しいといわれ、前期の論文指導は3回ほどでした。自分から「夏休みは是非論文を進めたいです」と教授にも伝えており、夏休みの早い期間に教授に論文を送ったのですが、忙しいからと夏休み中は論文を一度もみてもらえませんでした。みてみらえない期間は自分なりにいろいろと検討して進めました。
大学の後期がはじまり、後期でも指導日が一度決まったのにまた忙しいと延期され、ようやくみてもらえました。そこの指導では、4月に予定していた調査方法とは変えることになり、私が書いた内容も半分以上変えることになりました。
しかし中間発表が2週間後に迫っています。そのため調査の再構成と論文の内容を半分変えて3日後にまたご指導いただくことになりました。
教授はこれはまずいと思ったようです。
以前から、私が「見通しがほしいので、いつ頃までにどのくらい書くのかという目安がほしいです」と話しても、「君は人を焦らす。言われた時にやればいいんだ」といわれます。
さらには他人や私の悪口を言われることもあります。
もちろん私の論文の出来が悪いのが一番の問題ですが、方向性がかなり変わり書き直しまでたくさんあって、仕事も授業もあるのにとても辛いです。
このような教授との対応はどのようにしたらよいでしょうか。
A 回答 (2件)
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No.2
- 回答日時:
No.1です。
>夏休み前の段階で、必要な分量の論文は全て送りました。
これがまず理解できません。
もちろん、論文の書き方は人それぞれで、あなたは「最後まで書き切ったものを、後から推敲してブラッシュアップしていく」やり方なのかもしれません。
ですが、まず「必要な分量の論文」という発想がよくわかりません。論文というのは分量ではなく、内容ありきのはずです。まず書くべき材料(データ、分析、考察、結論)があって、それを規程分量(上限と下限)があるならその範囲に収まるようにまとめ上げるというのが、順序ではないでしょうか。それをあなたは、書くべき材料が揃っていないまたはチェック不足の段階で、分量に合わせて書いてしまっている。しかも、まだ「中間発表」の前、なんですよね?
一度「完成」させてしまった「論文」を、後から推敲で修正するのは、一から書くよりも大変な作業です。今回の教授からの指示であなたが困ってしまっているように、どこか重要な修正点が見つかってそれを修正しようとすると、連鎖的に論文としての論理性や展開が崩れていってしまい、微修正では対応しきれなくなるからです。
>自分でできることは全てしたつもりです。どこが甘かったのか自分でもわかりません。
その発言は、学部受験生が「一日8時間勉強した、精一杯頑張った、なのに志望校に受からなかった。自分の勉強のどこがいけなかったのかわからない」というようなものかと思います。
前期に3回の論文指導、そして今回の大幅な修正指示があってもなお、「どこが甘かったのか自分でもわからない」というのなら、あなたはご自身の研究と研究方法を客観視できていないということですから、あなたには研究の適性がなかったということでしょう。指導教員との相性があまり良くなかったということもあるかもしれませんが、「自分なりに完結させた」というのが、今の段階では独りよがりの暴走に見えます。
今はとにかく修士論文で合格点をもらえるように書き直すことに集中するべきかと思います。
>しかし、夏休み前までに予定していた予備調査を今回直前でひっくり返されました。夏休み前に送ったのは、指導教授からみて不備がみつかるようであれば夏休み中なら直せると思ったからです。
教授も「しまった!」と思ったことでしょうね。
その予備調査については、前期3回の論文指導の際には問題にならなかったのでしょうか。それとも、3回の論文指導の後に考えたのでしょうか。
予備調査のことだけ、個別に教授に相談することはしなかったのでしょうか。
教授に論文を読んで不備を見つけて欲しかったと言いますが、教授から「夏休み中に読んでおくから下書きを提出するように」と指示されたのでなければ、それはあなたが自分の都合に合わせて勝手にリクエストしたことです。しかも、「推敲前の、完成原稿と同程度の分量のある論文」を全部読んで、不備を見つけてくれ、と。
そんな「内容的に未完成」の原稿を、夏休みの早い時期に提出して、「夏休み中なら直せる」と考えていたということは、少なくとも夏休みの前半までには教授が読み終えてミスを指摘してくれることを期待していたわけですよね。スケジュール的に。
学生は夏休みでも、教員は大学の業務があります。夏休みの最初の頃は、定期試験の採点があります。大学によってはオープンキャンパスもあるでしょう。そうしたらすぐにお盆休みです。その後、集中講義がある先生もいます。自分の研究のために国内外で長期出張に出る人もいます。コロナ明けで国際学会も多く開かれています。あなたはそういう先生の都合はおかまいなしに、自分のスケジュール優先で指導を要求したのです。
不備がありそうな下書き原稿なんて、私が院生だったときは怖くて指導教員に提出なんてできませんでしたよ。提出前に自分で考え、不安があれば同級生や先輩に相談し、先生にお見せするときは「不備を見つけてもらおう」なんて思いませんでした。不備がある可能性のあるものを読ませるなんて、そんな恐ろしいこと、できませんでしたよ。しかも「まだこれから推敲して内容を変えます」なんて段階のものを見せるなんて、考えられません。
>しかし、私は仕事をしている以上、自分の仕事を調整しながら論文を書いていまして、もし訂正が入ると悪いと思い早めに送っています。
それはあなたの勝手な都合です。授業の履修や、個別の論文指導については、社会人院生ということで、通常の院生よりはスケジュールの融通を利かせてもらえると思います。ですが、数週間~数ヶ月単位のスケジュールについて、教授の予定もお構いなしに、あなた個人の都合と考えで「早めに送って、早めに訂正を入れて欲しい」というのは、さすがにそれが当たり前とは思いません。
あなた一人のための教授じゃないんですよ。
それでいて、あなたなりに熟考して完成させたつもりでも、指導教員の目から見て不十分だったのなら、修正が入るのは仕方ありません。
例えるなら、教授はじっくりジョギングで完走するつもりが、あなたは早めに動けばいいと考えて最初から猛ダッシュ、のんびりしているように見える教授に「問題があったら言ってください!」と言いつつ立ち止まらずに駆け抜けて、ゴール手前まで来たと思ったところで、教授に「ちょっと待て。コースが間違ってる。ここまで戻ってやり直しだ」と言われて、ショックを受けている状態。
それを「私の予定が狂うから、もっと早くに指摘して欲しかった」というのは、やはり「自分の都合」最優先の発想かと思います。それを教授は「君は人を焦らす」と言っているのではないでしょうか。「拙速」と言い換えても良いかもしれません。
>今回の訂正は私の研究じゃなく教授の研究なんじゃないかというぐらい変化しました。
指導教員の指摘をすべて受け入れれば、そうなります。教授も、自分の見解=考えに基づいて、いろいろ指摘して、修正を促しているのですから。
そうしたくなければ、きちんと議論することです。ここを受け入れたら自分の研究ではなくなる、という肝心なところは、きちんと反論しなければなりません。反論できなかった、反論してもさらに反論されてぐうの音も出なかった、というのなら、仕方ありません。「私の研究」の程度がその程度のものだったということですから。
あなたの最初の質問文から、手取り足取りの指導を期待しているように思いました。ですが、手取り足取りというのは、教授の考えがダイレクトに入ってきます。それをそのまま受け入れれば、あなたが「自分の研究じゃない」と思うのはそうでしょう。あなたが教授の意見をそのまま、吟味せず自分の考えも通さずに受け入れれば、そうなってしまいます。逆にあなたが教授の意見に反論したり、受け入れるにしてもよく吟味して納得した上であれば、「教授の考えを反映させた自分の研究」になるはずです。
もし「私の未熟な研究をそのまま活かして、でも先生のご指導で良い感じに論文として仕上がるように、よろしくお願いします」なんてのを期待しているなら、どこまでも「自分に都合の良いことばかり、甘い」と言わざるを得ません。
>確かに悪口に関しては、指導のつもりだとは思いますが、人格に対してですし、人によっては「細かすぎる」という内容です。これまでの教員でそのようなことはありませんでした。
相談者さんと指導教員は相性がよくなさそうです。もし相性が悪くなければ、教授のそんな「悪口」も気にならなかったでしょうし、そもそもそんな「悪口」を聞く事もなかったかもしれません。お互いに信頼関係があれば、あなたから「先生、そういうご発言はこのご時世、まずいですよ」くらい簡単に言えるでしょう。言えない関係だからこそ気になるし、気になるからこそ余計に先生のことが嫌になるのです。
ハラスメントで訴えたいとかいうのでなければ、「自分がこの先生のことを好きになれないから、気になるんだ」と思って、聞き流しましょう。仕事で言えば「悪い人じゃないけど、一言余計な上司」だと思えば良いのです。
論文指導をしてくれないというわけではなく、むしろがっつり・しっかり指導されたからこその現状です。
自分の都合通りに先生が対応してくれなくてイライラしているのだと思いますが、世間はそんなに自分の都合通りに動いてくれない、先生には先生の都合とペースがある、と考えて、とにかく論文を先生の要求水準まで持っていくことだけに集中しましょう。
No.1
- 回答日時:
分野がわかりませんけれど、書かれている内容からして理系ではなさそうですから、文系でしょうか。
院生ということで、その「論文」というのは修士論文でしょうか(さすがに博士論文とは思いたくない)。
グループでの共同研究ではなく、個人研究ですよね。
質問文を読んで思ったのは、質問者さんが指導教員に「手取り足取りの論文指導」を求めているように感じました。
>「見通しがほしいので、いつ頃までにどのくらい書くのかという目安がほしいです」と話しても、
論文の執筆スケジュールを管理するのは、執筆者本人の仕事です。教授が提示するようなものではないと思います。
社会人院生だとしても、学部を出ているなら学部で卒論を書いていますよね? 卒論のときに、「いつ頃までにどのくらい書かないと、どうなるか」を経験していませんか。修論は分量も内容も違う、と言うかも知れませんが、物事の考え方の基本は同じです。卒論の経験を応用するんです。
学生が自分でどんどん書き進めていって、指導教員は定期的にそれをチェックして、軌道修正するのです。理想は軌道修正なし、あるいは微修正、ですが、今回は少し大きな修正が必要になってしまったようですね。でもそれは教授が何もしてくれなかったから、ではなく、手取り足取りの指導を期待してしまった相談者さんの見通しの甘さ故のように思います。
論文指導が前期に3回とのことですが、月一くらいのペースですよね。学部の卒論指導でも、毎週の授業(ゼミ)として設定されていなければ、その程度かそれ以下の頻度だと思いますよ。
大学院は学部と違って、自分で研究する場ですから。
>自分から「夏休みは是非論文を進めたいです」と教授にも伝えており、夏休みの早い期間に教授に論文を送ったのですが、
夏休みに「書き進める」のに、どうして夏休みの早い期間に「論文」を送ったのか、不思議です。教授に送ったそれって、論文ではなくて、「論文になる前の段階の下書き」あるいは「構想レポート」の段階ですよね。
教授にしてみたら、前期の3回の指導で、あなたの進捗状況は把握していた。あなたが「夏休みに書き進める」と言うので、書き進めたものを夏休み明けに指導する予定だった。しかしあなたは「先に見てください」と、書き進める前の段階のもの教授に送りつけた。
教授からしてみたら、前期に把握した内容の「まとめレポート」のようなものは後回しになったのでしょう。夏休みという、授業のない期間は、大学教員にとっては貴重な「自分の件食うに集中できる期間」です。院生のあなた以外にも、卒論を抱えている学部学生のほうを見てやらないといけないでしょう。忙しい、とおっしゃるのもその通りなのでしょう。院生ならばある程度のことは自分でやれるはず、と思われるものだと思います。
>さらには他人や私の悪口を言われることもあります。
これはよろしくありませんし、ハラスメントになりかねないのでその教授はやめるべきかと思いますが、内容次第では、教授はただ「改善するべき欠点を指摘している」つもりかもしれないなあ、と思ってみたり。
なんとなく、教授の思っている「院生の能力:「大学院での指導」と、実際のあなたの「院生としての能力」「大学院での指導」がかなりズレていて、あなたは教授がなにもしてくれないと歎き、教授は院生が教員に多くを求めてくるのでイライラしている、という感じかなあと思いました。
質問者さん自身も、大学院なのに、自分の研究(論文)の進め方についてずいぶんと甘い認識でいるように思いましたので、論文の出来云々よりも、そちらの認識を変えた方が良いかなと思いました。
中間発表まで大変でしょうが、その前に指導してもらえて良かったと思った方が気が楽です。中間発表で指摘されてそこから大幅修正するよりも、よっぽど良いじゃないですか。
わかりずらくて申し訳ありません。
夏休み前の段階で、必要な分量の論文は全て送りました。自分で進めるのが前提ということですから、夏休み中もよりよくするために自分で何度も練り直しました。
自分でできることは全てしたつもりです。どこが甘かったのか自分でもわかりません。
ご回答者様が仰るように研究は自分でやるもので、軌道修正は教授がやるものです。だからこそ自分なりに完結させました。
しかし、夏休み前までに予定していた予備調査を今回直前でひっくり返されました。夏休み前に送ったのは、指導教授からみて不備がみつかるようであれば夏休み中なら直せると思ったからです。
しかし今回、私が書いた内容について、「こうじゃない」「やっぱりこうしよう」となりました。
ご回答者様が仰るように、指導教授からみれば、私は能力不足にうつるのかもしれません。
しかし、私は仕事をしている以上、自分の仕事を調整しながら論文を書いていまして、もし訂正が入ると悪いと思い早めに送っています。その段階で自分なりに熟考してすすめていますし、発表までに必要と思われることは書きました。
今回の訂正は私の研究じゃなく教授の研究なんじゃないかというぐらい変化しました。
このようにならないためには私はどうすればよかったのでしょうか。自分でできることは全てしたつもりです。
確かに悪口に関しては、指導のつもりだとは思いますが、人格に対してですし、人によっては「細かすぎる」という内容です。これまでの教員でそのようなことはありませんでした。
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