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「この桜吹雪が目にはいらねぇか」と刺青を露出する裁判官(代官)というのは、いわば、現代風に言えば、筋金入りやくざでありながら、権力の最高位についている超インテリという2面性を持つということでしょうか?そういうとてつもない人間だから魅力があるのでしょうか?

A 回答 (3件)

こんにちは。


私は、自称「歴史作家」です。

>>現代風に言えば、筋金入りやくざでありながら、権力の最高位についている超インテリという2面性を持つということでしょうか?

遠山の金さんや鬼平(長谷川平蔵)にしても、どちらも名家の生まれです。
しかし、複雑な家庭環境から、若い一時期には、家を飛び出し、町人と暮らし、ある意味では、チンピラの親分肌(風来坊)になっています。
それだけに、家督を継ぐようになり、名家であるがゆえに高い役職を与えられ、治世においては、どちらも、「庶民の痛さ」を知っているからこそ人気になったのではないでしょうか。
つまりは、「庶民の目線」で職務をまっとうした・・・と、言うことではないでしょうか。

遠山の金さん:
天保の改革で、芝居小屋は「風紀上よろしからず」と、廃業をさせられるところでしたが、金さんは、庶民の立場に立ち、浅草の猿若町への移転だけにとどめました。以来、芝居小屋を中心に「名奉行、遠山の金さん」の演目が上演されるようになり、庶民の人気を得ました。

長谷川平蔵(鬼平):
悪人に対しては、容赦のない取り締まりをするが、一方では、寛政の改革で、悪人を更生させるための「人足寄場」を造り、庶民の目線から、殺すだけではなく、どうしたら、悪人を減らし、まっとうな生活ができるかを実践しています。

>>そういうとてつもない人間だから魅力があるのでしょうか?

そうですね。「そういうとてつもない人間」。つまりは、そこには庶民と暮らした経験を基に、いかにして「庶民を守る」かを実践したからこそ、人気が出たのではないでしょうか。
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そんな大層なものではないでしょう。


水戸黄門などと同じく、後の世の創作ですから。

2面性というより、
・権力を持ちながら”普段”は見せない。
・”悪人にのみ”その権力を行使する。

取り扱った作品そのものが
・勧善懲悪
・パターンを守ることにより安心感を与える
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2面性というよりも


 勧善懲悪の世界で、いい意味でのマンネリ、ワンパターンが
わかりやすくて受けるのだと思います。
 遠山の金さん、水戸黄門、暴れん坊将軍 etc
 みんな同じパターンですよね。

追伸 金さん 黄門様は 刺青 印籠を出すと悪い奴らは
すぐ降参しますが、吉宗さんは上様とわかっても悪人たちは
降参せずに戦いますね、構成方法とわかっていても、将軍様の
権威も落ちてるなぁ、思ってしまいます。(笑)
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