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大学4回生です。
卒業論文に取り掛かっているのですが、
歴史の研究・論文での、カードの使い方みたいなことの
アドバイスをいただきたいのですが。

雑誌・書物とかの文献カードの方じゃなくて、
史料から事実を集めていくみたいなことの方のカードについて教えてください。

B6版京大カードを使って。

A 回答 (5件)

すいません再びです。



大同ですね。地図で見ると北京の近く。軍事の最前線。いい響きですね。馬市の成立などというと、アルタン=ハンとの和平が成立したのが隆慶帝の時代、高拱が内閣の首輔だったころですね。もしその時代でいいのなら、張居正と同年に進士に挙げられ、当代随一の文人であった王世貞が「嘉靖以来内閣首輔伝」や「えん山堂別集」などの一次資料を大量に書き残しています。また、高拱が晩年に自分のことを書いたとされる本があるようです(黄仁宇という人が書いた「万歴十五年 文明の悲劇」とかいう本があります。その中に書いてあります)。京大であれば漢籍のところを探せばあるはずです。また、京大であれば明実録があると思うので(読むのは大変です)、何か手頃な概説書から遊牧民関係の年号を抜き出し、それを見ながら明実録の関係する部分を丹念に拾っていけば、どこかの都市にいる人が何年の何月何日にどのようなことを行ったのか、というところまで確定させることができます(明代についてやるなら、明史は当然のこと、明実録をせめて一回でも使えば、卒論がとても充実したものになります)。あとそれと、ピンポイントで探すなら、京大の研究所から出ている東洋史関係論文を総ざらえしたやつがあるはずなので、それを丹念に調べていけばおそらく必要とする論文は確実に見つかると思います。
地方史関係では、(地方史に限らないですが)図書館などにいけば「中国史研究入門」とか何とかいう、山根幸夫さんが編集に携わっている工具書・論文のレファレンス用の本があるはずです。それを見れば地方史についてもなんぼか記述があるはずです。

明代って、必要な論文がありそうでないですからね。頑張ってください!!!。

この回答への補足

ありがとうございます。
>東洋史関係論文を総ざらえしたやつ
「東洋学文献類目」ですよね。
いまでは、インターネットで調べられて便利です。

>実録
「明実録」たしかに揃ってます。
最近作られた、テーマ別のやつもありますし。

>「万歴十五年 文明の悲劇」
たしか英語の本の訳でしたっけ。いちど軽く手にとってぱらぱらと見たことがあります。なんか明代中期の変わり映えしない一年を取り上げたみたいな?。

>「えん山堂別集」
きょう見てきました。
ブンエンカク四庫全書に入ってるもの以外にも、
標点本がありました。

モンゴル側の資料ってどんなのがあるのか。
学部生では無理だけど、いつかはそんな史料にもあたらなければいけないのかなぁ。

地方史はぜひ使ってみたいと思ってます。
あと(個人)文集とかはなかなか難しいのかなあ。

補足日時:2001/03/22 11:58
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この回答へのお礼

よろしければ、もう1回レス下さい。

お礼日時:2001/04/03 10:36

すいません。

カードの使い方とは関係ないんですが、私も卒論で明についてやりました(張居正関係です)。それでつい書き込んでしまいました。
明代の都市とすると社会経済史関係から攻めるのでしょうか。もしそうならやはり寺田隆信さんの著作には目を通したんでしょうね。私も卒論で明史を何回か読みましたが、列伝関係から都市についての記述を探すのは困難です。地理のあたりを見ればついているとは思いますが、それも正史のレベルなので大したことは書いていないでしょうし。やはり「大明一統史」とか、どの都市かは分かりませんが都市やその周辺の話として「楊州十日記」とか読んでるんでしょうね。

ああすっきりした。意味のないレスですいません。

この回答への補足

ありがとうございます!!!!。
「北辺都市、大同の明代における変遷について」
みたいな感じでやろうと思ってます。

山西の大同は、
軍事の最前線、それにともなう商業の発生(開中法)、
馬市の成立、
といろいろあり面白いと思ったんです。
「山西商人の研究」コピーとって全部読みましたよ。

でも地方志をどう手にいれようかと・。
それが根本資料みたいで。

補足日時:2001/03/21 12:54
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>>東洋史で明代の都市の歴史みたいな事をやろうと思っています。


面白そうなテーマですね(^^)
私とは畑違いなので、その場合どんな原史料に当たれるかわからないのですが、都市論的なものであれば…
たとえば都市の中の具体的な事物に焦点を当てて、それが記述の中に出てくるたびにカードを1枚ずつ取っていきますよね?
それを編年順に並べれば、そのものの変遷史が浮かび上がってきますよね。
そういう、諸史料から拾い出して「自分だけのための史書」を作り上げていくのがカードを使った研究の醍醐味だと思うんですが。

卒論であれば指導教授にいろいろ相談されるのが良いと思います。がんばってくださいね。
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論文のテーマ、研究対象によって京大カードの使用法は様々だと思いますが…。


文献=研究論文/史料=木簡、古文書等の原史料
という違いですよね?

原則論的にはZz_zZさんのアドバイス通りだと思いますが、
たとえば特定の語彙・事件・人名などを一つ選んで、そのためだけのカードボックスを一箱用意し、史料に当たっていてその語が現れるたびに史料名、頁行数、最低限の引用を書き抜いて1枚のカードにして、放り込んでいく、等という使われ方が考えられます。

カードを使う、というのは非常に戦略的な行為なので、テーマをどう攻めるかという目的がはっきりしないとアドバイスしにくいかもしれません、すみません。
もしよかったら、研究テーマのアウトライン(古墳とか、農民一揆とか、解勘状とかいった漠然とした括りで良いので)を補足してもらえればヒントになると思うんですが…。

あと、梅棹忠夫「知的生産の技術」(岩波新書・緑F93)は名著なのでぜひご一読を。
(もうご存知でしたらごめんなさい)

この回答への補足

東洋史で明代の都市の歴史みたいな事をやろうと思っています。
身近な先輩に触れることがないので、どんなカードをみなさん作ってはるか分からないのです。
史料を読み勧めて,どういうふうに記録をとっていき,
どういうふうに使う史料を採用して論文に仕上げるかみたいなことが、まったk分からないんです。

補足日時:2001/03/21 01:09
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「文献」と「史料」とに何か違いが有るのでしょうか?




一つのカードに一つのトピックだけを書く
タイトル/キーワードをつける
キーワードで並べ替えて考察する

http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/education.h …

参考URL:http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/education.h …
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