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銀行が数千億円の不良債権処理をしたと聞きますが、具体的に言うとどんな事をしてるんですか?解りやすく教えてください

A 回答 (2件)

自分なりの理解を書きますので、至らぬ点があればお許しください。



不良債権とは「貸した金額(元本)および利息が約束通りに支払われない貸付金」のことをいいます。
要するに、経営が上手くいかず、借金を返せなくなった企業に対する貸付金のことです。
不良債権処理というのは、銀行側からみると、返ってこないと見込まれる貸付金を損失として処理することをいいます。
具体的には、担保を処分したりしてお金を返してもらい、足りない分については「貸倒れ引当金」というのを計上することになります。
銀行にとっては、処理しないままほうっておけば「いつか返ってくるお金」として扱えていたものが、
返してもらえる分だけを返してもらった残りが「返ってこないお金」に確定した時点で損失となってしまいます。
当然、決算は大赤字。
また、自己資本比率の低下要因となり、銀行としての信用を低下させ、ひいては事業の継続が難しくなります。
#これを回避するために「公的資金注入」なんて話が出てくるのですね
また、不良債権処理が行われると、当然借り手側は民事再生なりなんなり、倒産状態になります。
失業者も増えるし、景気も冷え込みます。

それでも、今の「実際には返ってくるはずのないお金を返ってくるものとして扱い、銀行も借り手も延命している」状態よりは、
「一回きちんと整理して出直す」方がよいと政府は考えているので、不良債権処理を加速しているのではないか、と思っております。
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貸し付け先の融資のお金は、定期的な利息収入があり、元本が確実に戻ってくれば銀行にとっては資産です。



逆に、融資をしているにもかかわらず、利息の支払や元本の支払を滞っているものについては、その全部の部分を通常の資産とはみなすわけにはいきません。

今まで「健全企業」とみなしていた先について、慎重に査定をしなおし、「要注意先企業」・「破たん先企業」などに分類し、それぞれ一定の掛け率を用いて、貸倒れの見込みとして費用化します。

その額と、実際に貸倒れた金額の合計が「不良債権処理」の金額ということです。

きちんと不良債権処理をしておくと、融資先企業の倒産があっても「処理済」として、経営に大きな影響を与えることはありません。
不良債権処理をするとその分利益は減ります。
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