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日商簿記3級の過去問について疑問があります。
115回の問題5です。
(1)決算日までに判明した未記帳事項
3.店主が使用のため商品(原価¥70,000)を消費したが、この取引が未記帳となっている。

答えは本に書いてあるのでわかっています。
仕訳け:資本金70,000  仕入70,000

しかし、これを清算表の整理記入欄に記入して損益計算書と貸借対照表に書きこんでいくと、この仕訳がないときに比べて当期純利益が増加してしまうという不思議なことに気付きました。店主が商品を私用で使ったら当期純利益が増加するっておかしな話だと思うのですが、私の考え方が間違っているのでしょうか?

ちなみに今回の問題とは関係ないですが、私用で使ったのが商品ではなく、現金の場合は貸借対照表の借方、貸方共に減少するのでそのような疑問は起きないのですが、今回の場合商品なので貸借対照表と損益計算書のそれぞれ、借方、貸方一方がわるので今回のような疑問が生まれました。

すみませんがわかるかたよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

店主が自分で使用するために商品を購入し消費しています。


購入(仕入)は結果的に店の仕入ではなかったのです。
したがって購入(仕入)の仕訳から考えなければなりません。
自家消費の仕訳だけを考えるのが間違いです。

仕入 70,000  現金70,000
資本金70,000  仕入70,000

当期純利益は仕入時に70,000円減少し自家消費時に70,000円増加するのでトータルでは変化しません。

資本金は当然ながら自家消費の70,000円だけ減少します。
自家消費の仕訳だけを考えて資本金の増減を0とするのは間違いです。
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この回答へのお礼

「したがって購入(仕入)の仕訳から考えなければなりません。」→納得です。これで考えると現金が減って資本金が減っているだけなので、説明がつきます。

簿記は一度思いこんでしまうとなかなか考え方を変える事が出来ずに、頭をかかえてしまっていました。この度はコメントいただきとても助かりました。感謝いたします。

お礼日時:2010/05/09 05:32

資本金70,000  仕入70,000



この仕訳を行わなければ、店主が個人的使用のために買った代金を仕入として経費計上しているわけです。
つまり、利益はその経費分減ることになります。ですから、整理仕訳として上記の仕訳を行うことで私用消費分の経費を消去させます。

考え方としては、商品を私用で使ったから当期純利益が増加するのではなく、もともと私用で使った分まで経費として計上しているので当期純利益が減少しているのです。

ちなみに、仕訳を行う前後で当期純利益に差額が生じますが、最終的な資本金の額は経費として計上してもしなくても同額になります。
これは、当期純利益が増えた分資本金は増加しますが、上記の仕訳で私用で消費した分の資本金が減額されていますから、増減は差し引きゼロになります。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。
下の解説とてもわかりやすかったです。かなり疑問が解消されました。感謝いたします。
「考え方としては、商品を私用で使ったから当期純利益が増加するのではなく、もともと私用で使った分まで経費として計上しているので当期純利益が減少しているのです。」

お礼日時:2010/05/09 05:24

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