中世ヨーロッパ時代の聖職者について。
中世ヨーロッパ時代の聖職者は権力を持っていたのでしょうか???
高い地位に属していたのでしょうか??
また権力を持っていたとしてそれは正しいことなのでしょうか?
宗教を濫用することも起きてしまうのではないのでしょうか?
例えば、聖職者が権力を持っている場合や社会的地位が高い場合、牧師や神父の発言が政治上に大きな影響を与えることになるのですから、このことを利用して国家が国民の心を洗脳したりすることもできてしまうのではないのでしょうか???
そういったことで、政治が腐敗したことはないのでしょうか??
No.1
- 回答日時:
>中世ヨーロッパ時代の聖職者は権力を持っていたのでしょうか???
全てではありませんが持っていました。
>高い地位に属していたのでしょうか??
時に国王にも匹敵・凌駕しました。
>また権力を持っていたとしてそれは正しいことなのでしょうか?
彼らが「正しい」と言えば「正しい」時代でした。そして宗教革命へ……
>宗教を濫用することも起きてしまうのではないのでしょうか?
そんなのだらけでした。
>例えば、~国家が国民の心を洗脳したり
国家が、ではなく教会がしてました。
教会は今で言うお役所であり裁判所であり大学と孤児院と病院と老人ホームを兼ねていました。
>そういったことで、政治が腐敗したことはないのでしょうか??
腐敗の定義にもよりますが……まあ、名目上カトリック僧侶は独身が建前でしたので、権力が世襲されることはあまりありませんでしたし、大学に属する僧侶が一番元気でしたので、元気に宗教革命を起こしたり東の果ての日本まで来たり、黒い僧服は腐敗の証だ!とか言って白い僧衣を着たりして暗殺されたりもしていました。
No.2
- 回答日時:
回答する前に、質問者に指摘しておきたいのだが、質問するにも内容を精査してもらいたい。
この部類の質問は世界史教科書でもある程度の回答・解説が付随しているレベルであるし、世界史の知識体系があれば、大よその理解は前提条件になる話である。
(1)中世ヨーロッパ時代の聖職者は権力を持っていたのでしょうか???
そもそも、”権力とは何か?”という命題もあるし、中世の範囲も不明瞭だが、権力を持っていたと考えるのが一般通例である。
政治的にも、カノッサ事件とその背景などで見れば、教皇権力の強さは理解できるだろう。
十字軍は地方レベルでの強制力を持っていたし、キリスト教教会への寄付は、荘園領主の租税よりも高額だった時代もある(このレベルは教科書にあるはずです)
(2)高い地位に属していたのでしょうか??
地位という日本語を理解してないのだろうが、中世社会は、階級社会であって、聖職者は聖職者階級内に地位があるに過ぎない。階級内の地位は様々である。現代社会における普遍的平等による市民観など存在しない時代であるのだから、質問の回答は不可能である。
(3)また権力を持っていたとしてそれは正しいことなのでしょうか?
当時の常識からすれば、疑うことがなかっただけに過ぎない。そもそも、正しい・正しくないの基準は普遍的なものではないし、恣意的なものである。従って、このような抽象的な質問に回答できるはずがない。
現代社会における政教分離の原則論で考えれば、好ましくないが、政教分離の正しさすら怪しいのが現実であろう。
(4)聖職者が権力を持っている場合や社会的地位が高い場合、牧師や神父の発言が政治上に大きな影響を与えることになるのですから、このことを利用して国家が国民の心を洗脳したりすることもできてしまうのではないのでしょうか???
”洗脳”とやらが行われた歴史事例を知りたい。潜在的な民意を喚起しただけに過ぎない政治扇動を「洗脳」というならば、それは洗脳という言葉を誤認しているに過ぎないだろう。
(5)そういったことで、政治が腐敗したことはないのでしょうか??
歴史を見れば、回答は明かだろう。腐敗はする。それは宗教に関わらず個人の我欲がある限りは必然である。
No.3
- 回答日時:
回答する前に、質問者に指摘しておきたいのだが、質問するにも内容を精査してもらいたい。
この部類の質問は世界史教科書でもある程度の回答・解説が付随しているレベルであるし、世界史の知識体系があれば、大よその理解は前提条件になる話である。
(1)中世ヨーロッパ時代の聖職者は権力を持っていたのでしょうか???
そもそも、”権力とは何か?”という命題もあるし、中世の範囲も不明瞭だが、権力を持っていたと考えるのが一般通例である。
政治的にも、カノッサ事件とその背景などで見れば、教皇権力の強さは理解できるだろう。
十字軍は地方レベルでの強制力を持っていたし、キリスト教教会への寄付は、荘園領主の租税よりも高額だった時代もある(このレベルは教科書にあるはずです)
(2)高い地位に属していたのでしょうか??
地位という日本語を理解してないのだろうが、中世社会は、階級社会であって、聖職者は聖職者階級内に地位があるに過ぎない。階級内の地位は様々である。現代社会における普遍的平等による市民観など存在しない時代であるのだから、質問の回答は不可能である。
(3)また権力を持っていたとしてそれは正しいことなのでしょうか?
当時の常識からすれば、疑うことがなかっただけに過ぎない。そもそも、正しい・正しくないの基準は普遍的なものではないし、恣意的なものである。従って、このような抽象的な質問に回答できるはずがない。
現代社会における政教分離の原則論で考えれば、好ましくないが、政教分離の正しさすら怪しいのが現実であろう。
(4)聖職者が権力を持っている場合や社会的地位が高い場合、牧師や神父の発言が政治上に大きな影響を与えることになるのですから、このことを利用して国家が国民の心を洗脳したりすることもできてしまうのではないのでしょうか???
”洗脳”とやらが行われた歴史事例を知りたい。潜在的な民意を喚起しただけに過ぎない政治扇動を「洗脳」というならば、それは洗脳という言葉を誤認しているに過ぎないだろう。
(5)そういったことで、政治が腐敗したことはないのでしょうか??
歴史を見れば、回答は明かだろう。腐敗はする。それは宗教に関わらず個人の我欲がある限りは必然である。
No.4
- 回答日時:
まず最初に言葉の整理をさせてください。
よく時代区分を間違われるのを見かけるのですが、西洋史において「中世」はルネサンスの前の時代のことです。つまり宗教改革が行われる前のことですので、プロテスタントの聖職者である牧師は中世ヨーロッパには存在していないということになります。
(牧師という言い方が日本語なので、細かい指摘で申し訳ないですが)
(1)聖職者は高い地位に属していたか
村の司祭から、司教、大司教、枢機卿、教皇と、キリスト教の聖職者はピラミッド式の階級があったので、聖職者だから地位が高いかどうかというふうにくくることはできないと思います。
(2)聖職者は権力を持っていたか
高位聖職者であれば、それ相応の権力を持っていました。大司教であれば領主クラス(大貴族)や、場合によってはそれ以上。当然、教皇は国王・皇帝をもしのぐ力があった時代もあります。
(3)権力をもっていたのは正しいか
それが正しいとか正しくないという議論は難しいと思います。
(4)宗教の濫用
もちろん起きました。その最たるものが「免罪符」の発行で、そこからルターの宗教改革につながります。
(5)国家が国民の心を洗脳したか
十字軍などはその例に当たるかもしれないですね。
ただ中世ヨーロッパに限って言えば、現代の感覚で国家が宗教を利用してまで国民を洗脳するという組織が、まだなかった気がします。
(6)政治が腐敗しなかったか
当時の政治は基本的に権力者の独裁のようなものです。なので、政治の腐敗といっても現代とは感覚が違いますよね。英邁な国王が出れば国は栄えましたが、かといって庶民の貧困などが急に解決したわけではないはずです。
No.5
- 回答日時:
>すみません。
具体的にお聞きします。>清教徒革命の時はどうだったのでしょうか???
清教徒革命は中世のできごとではないですよね?なので、この質問とは本質が違うと思います。
ちなみに清教徒革命や近世イギリス史については詳しくないので、申し訳ないですが込み入った話はわからないです。
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
質問に書かれた内容と、清教徒革命の時とは、全く状況が異なりますので、どちらでの回答をおこなえばよいのかわかりませんが、とりあえず、清教徒革命について書きます。
清教徒革命の時代は、絶対王政の時代(近世)で、全ての権力が王権に集中していました。
権力が分散していた時代である封建時代(中世)とは異なります。
基本的にイギリスの近世は、チューダー朝のヘンリー7世に始まると考えてよいでしょう。
ですから、イギリスでは、ヘンリー8世によるカトリックからの離脱、イギリス国教会の設立ができたのです。
イギリス国教会は、国王を頂点とする階層式の組織で、国王が宗教界の最高権力でもありました。
国王の下に、カンタベリー総司教がおり、実質的なイギリス国教会のトップとなっていました。
ですから、宗教界も、国王の権力下で運営されていましたので、ご質問の内容とは、かなり異なる状況にありました。
質問者は、ルターの宗教改革と、ピューリタン革命を同質のものだと勘違いされたために、このようなズレタ質問をしてしまったのだと思います。
ピューリタン革命は、イギリス国教会からの離脱、つまり国王の権力からの離脱を意味するため、国家権力に弾圧されることになります。
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