dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

証券アナリストを勉強中です。

テキストに、

"イールドカーブが右上がりのときは割引債の利回りが最も高く、クーポンレートが高い債券ほど利回りが低くなる。
イールドカーブが右下がりのときは割引債の利回りが最も低く、クーポンレートが高い債券ほど利回りが高くなる。"

とあります。

例題を解くと確かにこうなるのですが、どうしてこうなるのか直感的に理解できません。勉強仲間に簡潔に教えにはどの様に説明すればよろしいでしょうか?

一応テキストには、

"クーポンの高い債券ほど利回り上昇による価格低下の影響を強く受けるからである"

等の記載がありますが、私の頭の中で「利回りの上昇により価格低下が起こり利回りが上昇する???」みたいな卵が先か鶏が先かのようなロジックになってしまい訳がわからなくなってしまいます。

A 回答 (1件)

まずは、「イールドカーブが右上がりのときは割引債の利回りが最も高く、クーポンレートが高い債券ほど利回りが低くなる。

」の部分ですが、順イールドカーブの時で純粋期待仮説で金利が動くのならば、長期的には金利が上がるって事になります。
つまり、利付債を買った人はクーポン部分を将来高い金利で運用できると言う事になりますが、ゼロクーポン債では全て債券価格に金利部分が織り込まれてクーポンが0%なので、金利上昇の恩恵を受ける事はできません。
だから、ゼロクーポン債の方が利付債よりも最終利回りが高くならないと割に合わないのです。

「イールドカーブが右下がりのときは割引債の利回りが最も低く、クーポンレートが高い債券ほど利回りが高くなる。」
これは上記とは逆になります。
これは将来、金利が下がると市場関係者が判断した時に起こる場合については、ゼロクーポン債は仮に金利が下落しても高い利回りは確定します。
しかし、利付債は金利部分の再投資利回りが下がる訳ですから、再投資利回りまで考えると利付債の方が不利になります。
だから、市場はこれを織り込んで利付債の方がゼロクーポン債よりも最終利回りが高くなければ割に合わないのです。
逆イールドカーブは金利上昇が一時的な場面でも起こりますので、短期金利が大きく上昇しても長期金利が上がらない場合も有ります。
純粋期待仮説やイールドカーブについては通信テキスト第7回債券分析P29金利の期間構造を読んでみてください(これは私がかっぱらってきたので別に証券アナリストでも何でもない単なるインデックス投資家です)。

「クーポンの高い債券ほど利回り上昇による価格低下の影響を強く受けるからである」
これは良く分かりませんので、ページ数を教えてほしいのですが、一般的な傾向として次の事が言えます。
条件が同じならば(最終利回り、期間)、ゼロクーポン債の修正デュレーションはパー発行の利付債の修正デュレーションよりも高くなります。
つまり条件が同じで最終利回り、期間が同じならば、クーポンレートの低い債券の方が価格変動は大きくなります。

テキストは持っていますが私は単なるインデックス投資家ですし間違っているかも知れませんので、最終的な判断は自己責任でお願いします。
分からない時は必ず証券アナリスト協会のHPから質問をしてみましょう。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!