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「どことなく」、「なんとなく」、「どうやら」、「どうも」

 日本語を勉強中の中国人です。「どことなく」、「なんとなく」、「どうやら」、「どうも」の違いは何でしょうか。よく「どことなく」と「なんとなく」とセットで使うのは「ような気がする」でしょうか。よく「どうやら」と「どうも」とセットで使うのは「らしい」、「ようだ」でしょうか。似ている意味のほかの表現をご存知でしたら、それも教えていただければ大変嬉しいです。

 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (9件)

1.


「どことなく」は、
「場所は、はっきりとは指摘できないが~」

「なんとなく」は、
「理由は、はっきりとは表現できないが~」

という意味の違いがあります。
因みに、「場所」の意味は広義で捉えてください。
「物質的な場所」という意味だけではなく、たとえば「視点の対象としての位置」「心の場所」なども含んでいます。
(ex1)
外出先から帰ってきたとき、部屋の中の様子が出かけた時の状態と違うように感じたとします。

「どことなくおかしい」と言う場合、
「本の位置や、椅子の場所、ティッシュが置かれた位置、カーテンの開き具合などなど、[どの場所がおかしい]と指摘することはできないが、どうも誰かが動かしたような気がして、怪しい感じを受ける」
という意味になるでしょう。

「なんとなくおかしい」と言う場合は、
「理由ははっきりとは表現できないが、部屋全体の様子が、出かけたときの状態と違っているように感じて、怪しい雰囲気を感じる」
という意味。

(ex2)
「彼はどことなく淋しそうだ」は、
「目の色、声音、仕草、歩き方、[体のどの場所を見て、そのように感じるのか]と指摘(特定)することはできないが、淋しそうに見える」
というニュアンス。

「彼はなんとなく淋しそうだ」は、
「理由ははっきりとは表現できないが、全体的に、淋しそうな雰囲気が漂っている」
というニュアンス。

それぞれのシチュエーションにおける感覚の違い、ということになると思いますが、
「なんとなく」のほうが漠然性が強いと言えそうです。


2.
「どうやら」は、#2さんも触れていらっしゃいますが、
『「時間的経過を伴なう判断の結果」と捉えた推量』というニュアンスがあります。
そのような「時間的吟味を経た結果としての推量」なので、#3さんがおっしゃるような「>実はほぼ断定」に近い結果になる場合が多いということになります。

「どうも」は、これと逆で、
『「時間的経過を伴なう判断の結果」と捉えない推量』と言えるでしょう。

(ex1)
容疑者の家宅捜査に来た2人の刑事。

a.
ノックしても返事が無いので、ドアを蹴破って家の中に入り、各部屋をくまなく念入りに探します。
しかし、猫の子一匹いません。もぬけの殻です。
「(念入りに家中探したという)時間的経過を伴なう判断の結果」を踏まえて、
「どうやら逃げられたらしい」
とお互いの顔を見合わせます。

b.
車で家の前に着くと、家のドアは開け放たれたままで、玄関前には仲間の死体が2つ3っつ転がっています。
犯人の車も見当たりません。それらの状況を見た瞬間に、
「どうも逃げられたらしい」
とお互いの顔を見合わせます。

ただ、「時間的経過が伴なっているか否か」は、あくまで話者の主観に委ねられます。
実際に時間的経過があったとしても、それを重視しない場合もあります。

(ex2)
友人と二人で散歩しています。
向こうから可愛い犬が歩いてきたので淡雪さんはしゃがんで抱き上げます。
友人は少し離れたまま黙って立っています。
またしばらく行くと、別の犬がこちらに向かって歩いてきます。
友人は、道路の反対側に渡ってしまいました。

この2つの経験から、「友人は犬を嫌いだ」という結論を淡雪さんは導くわけですが、
この場合、
『「時間的経過を伴なう判断の結果」と捉えて推量する』のであれば、
「どうやら彼女は犬が嫌いなようだ」
と考えるでしょう。
しかし、
『「時間的経過を伴なう判断の結果」と捉えない心理で推量する』のであれば、つまり、
これら2つの経験を『ひとつの同じ要素を持つもの』として捉えるならば、たとえ時間的経過があったとしても、
「どうも彼女は犬が嫌いなようだ」
という認識(推量)形態をとるでしょう。

3.
a.
「どことなく」と「なんとなく」は、【自分自身の感覚に対する曖昧性】に着目した表現です。
自身に関することなので、「らしい」「ようだ」という客観的推量表現は基本的には使えないでしょう。
「ような気がする」と組み合わせることも可能ですが、常にセットで明示する必然性はありません。

b.
それに対し、
「どうやら」と「どうも」は、【確信的推量】です。
おっしゃるように、「らしい」、「ようだ」がよく続くことになります。
「ような気がする」も使用可能です。

4.
文法的な分類はよくわからないのですが、
曖昧性としての「どことなく/なんとなく」と、確信的推量としての「どうやら/どうも」は似ていますが、分けてお考えになったほうがいいように思われます。

曖昧表現としては「なにか(なんか)~」「なにやら~」「妙に~」など。
確定的推量としては「おそらく」「たぶん」が該当するように思います。
  

この回答への補足

1.
>しかし、
『「時間的経過を伴なう判断の結果」と捉えない心理で推量する』のであれば、つまり、
これら2つの経験を『ひとつの同じ要素を持つもの』として捉えるならば、たとえ時間的経過があったとしても、
「どうも彼女は犬が嫌いなようだ」
という認識(推量)形態をとるでしょう。


「これら2つの経験を『ひとつの同じ要素を持つもの』として捉える」の意味はよく理解できていません。教えていただけないでしょうか。

2.
また一つ似ている表現を思い出しました。「なんだか」です。それの注意点は何でしょうか。

補足日時:2010/07/10 21:07
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この回答へのお礼

追加質問で申し訳ありません。

3.
>因みに、「場所」の意味は広義で捉えてください。
「物質的な場所」という意味だけではなく、たとえば「視点の対象としての位置」「心の場所」なども含んでいます。

「視点の対象としての位置」、「心の場所」がよくわからないので、それについてもう少し例を挙げていただけないでしょうか。
_____________________
 いつもご親切に教えていただきありがとうございます。大変分かりやすいです。犯人の例はちょっとひんやりしています^^;。だいぶ分かるようになりました。大変助かりました。もう少し教えていただけないでしょうか。

お礼日時:2010/07/10 21:24

#6です。



>なぜ「(曖昧性を)明確に表現したいとき」には「なんか」ではなく、「なんだか」が最も適しているのでしょうか。「なんか」は一番砕けた言葉でしょう。本当に怖い時には人間は一番砕けた言葉が口から出てしまうのではないでしょうか。丁寧な言葉はたぶん使わないだろうと思っています。

「なんだか」は第2位ですが、特に丁寧な表現というわけではありません。
かといって乱暴な表現でもなく、その中間で、ごく平凡な表現、とお考えになると良いでしょう。
【明確に】表現したいときによく使われるように思うのは、[ DA ]という「勢いのある濁音」が混じっていることも関係しているように思います。
そのため、「一番発音しやすい」のではないだろうか、とも考えます。
 
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この回答へのお礼

 度々ありがとうございます。わかりました。大変参考になりました。何度もご親切に教えていただき本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/07/13 12:27

sanoriです。

コメントにお答えします。

-----
>しかし、これはあくまでも感覚の順番だということであって、同じように使える(どれか1つをほかの3つのうちの1つと交換できる)ということではないので、注意してください。

「同じように使える(どれか1つをほかの3つのうちの1つと交換できる)ということではない」の意味はよく理解できていません。教えていただけないでしょうか。
-----

たとえば、
A「公園のベンチに座って読書をすると、なんとなく気分がいい。」
は正しい文ですが。
B「公園のベンチに座って読書をすると、どことなく気分がいい。」
C「公園のベンチに座って読書をすると、どうやら気分がいい。」
D「公園のベンチに座って読書をすると、どうも気分がいい。」
は正しくない文です。

この例の場合、Aが「どれか1つ」で、「ほかの3つ」はB、C、Dです。


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>× 私がどことなく好きな番号は7です。
○ 私がなんとなく好きな番号は7です。
× どことなく適当に勉強していたら、クラスで1番になりました。
○ なんとなく適当に勉強していたら、クラスで1番になりました。

なぜこの二つの文の「どことなく」は×になるのでしょうか。
-----

「佐藤さんと鈴木さんの顔は、どことなく似ている。」という文では、目なのか、鼻なのか、口もとなのか等々が特定できず、やや漠然として似ている感じを表します。

ところが、「7」には「部分」が存在しません。
あえて言えば、7という数字の形、「なな」や「しち」という読み、「ラッキーセブン」と呼ばれる縁起の良さ、自分の誕生日が7日、好きなテレビ番組が始まるのが7時・・・等々の「部分」はあります。しかし、それは屁理屈というものです。

また、「どことなく適当に勉強していたら、クラスで1番になりました。」という文も、屁理屈をこねれば、数学の参考書の28ページから30ページまでの3ページだけと、英語の問題集の10ページと15ページと20ページだけを勉強したら、たまたま山が当たった、という解釈もありえるでしょうが、普通は「どことなく」では表現しません。


-----
また一つ似ている表現を思い出しました。「なんだか」です。それの注意点は何でしょうか。
-----

良い例を思いつきましたね! 私は結構考えたのですが、思いつけませんでした。
「なんだか」は「なんとなく」と非常に近い意味です。
使い方においても、文尾の特定のことばとセットにならないところも似ています。
しかし、「なんだか」は、おもに、多少の不快感を表すときに使われます。
転じて、わざと使うことによって文をユーモラスにするという使い方もあります。

<不快感>
・なんだか腹の調子が悪くなってきた。
・なんだか天気が悪くなりそうだね。
・大学で習っている数学は、なんだかわけがわからない。

<ユーモラス>
・なんだか腹の調子が突然よくなってきた。(多少の笑いの気持ちを込めている)
・なんだか一気に天気がよくなってきたぞ。( 〃 )
・あこがれの人と目が合っただけで、なんだかうれしい気分。( 〃 )

-----

>>>「まいど」は関西の方の挨拶でしょうか。

商売人(商業、飲食店など)が使うあいさつことばで、「毎度ありがとうございます」あるいは「毎度お世話になっております」を短くしたものです。
日本全国で使われているはずです。

私が商売人で、淡雪さんがお客さんという設定にして、多少ふざけてあいさつしています。
つまり、淡雪さんに対する親しみを込めた、冗談まじりのあいさつです。
淡雪さんに回答することが多いので、「また回答しに来ました」という意味も込めています。

>>>私は何とお返したらよいでしょうか。
>>>「まいど」でよろしいでしょうか^^。

当事者の私からアドバイスするのは恐縮ですが、
淡雪さんの方が回答者から教えを請う立場ですので、たとえば、
「こちらこそ、毎度お世話になっております。」
「毎度お世話になってばかりですみません。」
などのように、丁寧にあいさつするのが最も普通です。
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この回答へのお礼

 sanoriさん、こんばんは。再びありがとうございます。わかるようになりました。大変参考になりました。挨拶のお返しもよくわかりました。今度、使わせていただきます^^。本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/07/11 20:57

#4です。


追加のご質問についてお答えします。

>確定的推量としては「おそらく」「たぶん」が該当するように思います。

「たぶん」とよくセットで使うのは「だろう」でしょうか。「おそらく」とよくセットで使うのもあるでしょうか。

必ず使う必要はありませんが、おっしゃるように、よく使われるものの代表は「だろう」でしょうね。
「おそらく」も同様です。
~でしょう/~と思う/~に違いない/~だ/~のはずだ/などもよく使われます。

a.このケーキを食べたのは、どうやら(>どうも)彼のようだ。
b.このケーキを食べたのは、だぶん(>おそらく)彼だろう。

微妙にニュアンスは異なりますが、似た意味になります。
aのほうが確定の度合いは高いと言えるでしょう。
    
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この回答へのお礼

 度々ありがとうございます。よくわかりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/07/11 20:44

#4です。



1.
>しかし、
『「時間的経過を伴なう判断の結果」と捉えない心理で推量する』のであれば、つまり、
これら2つの経験を『ひとつの同じ要素を持つもの』として捉えるならば、たとえ時間的経過があったとしても、
「どうも彼女は犬が嫌いなようだ」
という認識(推量)形態をとるでしょう。


「これら2つの経験を『ひとつの同じ要素を持つもの』として捉える」の意味はよく理解できていません。教えていただけないでしょうか。

犬を見た友人は、
一度目は「少し離れたまま黙って立っていました」
二度目は「道路の反対側に渡ってしまいました」

『どちらも「犬が嫌い(怖い)」という「同じ要素」からくる出来事(経験)である』
と捉えた場合は、
一度目と二度目の間に時間的経過はあるが、
「どうも彼女は~」という表現になるでしょう。

という意味です。

2.
また一つ似ている表現を思い出しました。「なんだか」です。それの注意点は何でしょうか。

これは、「理由が何かはわからないが」という曖昧さの表現なので、「なんとなく」や、#4でお示しした「なにか(なんか)~」「なにやら~」「妙に~」などに近いものと言えるでしょう。
「なにか」の砕けた表現とお考えになってよいと思います。
丁寧さの順は、大体ですが、
なにか>なんだか>なんか
のようになるでしょう。

ただ、「(曖昧性を)明確に表現したいとき」には「なんだか」が最も適しているでしょう。
お化け屋敷に入って、
本当に怖いときには「なんだか怖い」
多少怖いが、ある程度冷静でいられるときには「なにか怖い」
とても若いギャルならば「なんか怖い」
と表現するでしょう。


3.
>因みに、「場所」の意味は広義で捉えてください。
「物質的な場所」という意味だけではなく、たとえば「視点の対象としての位置」「心の場所」なども含んでいます。

「視点の対象としての位置」、「心の場所」がよくわからないので、それについてもう少し例を挙げていただけないでしょうか。

【視点の対象としての位置】
たとえば、学生が書いた論文を見た教授が、
「表現の誤りや、間違った言葉遣いはしていないが、独断的な表現が多い」
と感じたとします。
この場合、
「この論文からはどことなく独断的な印象を受ける」などという感想を述べるかもしれません。
「独断的」というのは、あくまで教授の主観なわけですが、その教授の(主観的)視点の対象として、「はっきりとは指摘できないが、独断的な雰囲気を持った箇所(場所)」があるように感じる。
といった意味になります。
椅子やベッドなど、実際に手に触れることのできる場所以外で、たとえば、このような場合にも使うことがあります。

【心の場所】
帰宅途中に道路の脇から何かの鳴き声が聞こえてきた。
近づいてみると、ダンボールの中に一匹の小さな可愛らしい仔猫が捨てられていた。
連れて帰ってやりたいが、家で飼うことはできない。
お父さんとお母さんが反対するに違いない。
後ろ髪を引かれる思いで、その場を後にしたが、どことなく胸が痛むような思いにしばらく囚われていた。
  
不明点はご遠慮なく補足なさってみてください。
  

この回答への補足

>丁寧さの順は、大体ですが、
なにか>なんだか>なんか
のようになるでしょう。
ただ、「(曖昧性を)明確に表現したいとき」には「なんだか」が最も適しているでしょう。
お化け屋敷に入って、
本当に怖いときには「なんだか怖い」
多少怖いが、ある程度冷静でいられるときには「なにか怖い」
とても若いギャルならば「なんか怖い」
と表現するでしょう。

なぜ「(曖昧性を)明確に表現したいとき」には「なんか」ではなく、「なんだか」が最も適しているのでしょうか。「なんか」は一番砕けた言葉でしょう。本当に怖い時には人間は一番砕けた言葉が口から出てしまうのではないでしょうか。丁寧な言葉はたぶん使わないだろうと思っています。

補足日時:2010/07/11 20:34
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。1と3はよくわかりました。2についてもう少しご意見をお聞かせいただけないでしょうか。

お礼日時:2010/07/11 20:38

#4です。


お約束の訂正です。

×「ような気がする」も使用可能です。
〇「どうも」は「ような気がする」も使用可能です。「どうやら」は不可。
  

この回答への補足

申し訳ありませんが、こちらの補足欄をお借りして#4についてまた一つ追加質問があります。

>確定的推量としては「おそらく」「たぶん」が該当するように思います。

「たぶん」とよくセットで使うのは「だろう」でしょうか。「おそらく」とよくセットで使うのもあるでしょうか。

補足日時:2010/07/10 21:34
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この回答へのお礼

 訂正の件は了解いたしました。お気になさらないでください。ありがとうございました。

お礼日時:2010/07/10 21:36

淡雪さん、まいどっ!(笑)


今回は、推量を表す 副詞+助動詞 のセットについてですね。

>>>「どことなく」、「なんとなく」、「どうやら」、「どうも」の違いは何でしょうか。

「どことなく」
  具体的にどの部分を指すかがはっきりしない場合に使います。

「なんとなく」
  感じ方がまったく漠然としている場合に使います。

「どうやら」
  一見、推量のようですが、実は、ほぼ断定です。

「どうも」
  断定にやや近い推量です。

確度の順番に並べると、
「どうやら」 > 「どうも」 > 「どことなく」 > 「なんとなく」
のようになります。
しかし、これはあくまでも感覚の順番だということであって、同じように使える(どれか1つをほかの3つのうちの1つと交換できる)ということではないので、注意してください。


>>>よく「どことなく」と「なんとなく」とセットで使うのは「ような気がする」でしょうか。

「気がする」を除いて、単に「ようだ」としてもよいです。
しかし、ほかにもよく使われるセットは、無限と言えるほどたくさんあります。
○ 佐藤さんは、どことなく鈴木さんに似ている。(それが目なのか鼻なのか、などははっきりしない)
○ 佐藤さんは、なんとなく鈴木さんに似ている。
× 私がどことなく好きな番号は7です。
○ 私がなんとなく好きな番号は7です。
× どことなく適当に勉強していたら、クラスで1番になりました。
○ なんとなく適当に勉強していたら、クラスで1番になりました。
ですから、「どことなく」や「なんとなく」が「ような気がする」や「ようだ」とセットで使われるという考え方自体が、あまり正しくないかもしれません。


>>>よく「どうやら」と「どうも」とセットで使うのは「らしい」、「ようだ」でしょうか。

そのとおりです。


>>>似ている意味のほかの表現をご存知でしたら、それも教えていただければ大変嬉しいです。

「もしかしたら」+「ではないか」 ですね。
確度の順番で言えば、
「どうやら~のようだ」 > 「どうも~のようだ」 > 「もしかしたら~ではないか」
です。

あと、本線から外れますが、比喩の表現として「~のようだ」とセットになるものとして、
「まるで」「あたかも」があります。


>>>また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。

・よく「どことなく」と「なんとなく」とセットで使うのは「ような気がする」でしょうか。
・よく「どうやら」と「どうも」とセットで使うのは「らしい」、「ようだ」でしょうか。
これら2つは、
・「どことなく」と「なんとなく」とよくセットで使うのは「ような気がする」でしょうか。
・「どうやら」と「どうも」とよくセットで使うのは「らしい」、「ようだ」でしょうか。
あるいは
・「どことなく」と「なんとなく」とセットでよく使うのは「ような気がする」でしょうか。
・「どうやら」と「どうも」とセットでよく使うのは「らしい」、「ようだ」でしょうか。
にするほうが、断然よいです。
直接関係のあることばどうしを近くに置くと読みやすくなり、意図も正確に伝わりやすい文になります。


なお、
前の回答者さんは、文語=書き言葉、口語=話し言葉 という誤解をされていますので、
その点はご留意ください。

この回答への補足

1.
>しかし、これはあくまでも感覚の順番だということであって、同じように使える(どれか1つをほかの3つのうちの1つと交換できる)ということではないので、注意してください。

「同じように使える(どれか1つをほかの3つのうちの1つと交換できる)ということではない」の意味はよく理解できていません。教えていただけないでしょうか。

2.
>× 私がどことなく好きな番号は7です。
○ 私がなんとなく好きな番号は7です。
× どことなく適当に勉強していたら、クラスで1番になりました。
○ なんとなく適当に勉強していたら、クラスで1番になりました。

なぜこの二つの文の「どことなく」は×になるのでしょうか。

3.
また一つ似ている表現を思い出しました。「なんだか」です。それの注意点は何でしょうか。

補足日時:2010/07/10 20:42
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この回答へのお礼

 sanoriさん、こんばんは。「まいど」は関西の方の挨拶でしょうか。私は何とお返したらよいでしょうか。「まいど」でよろしいでしょうか^^。ご親切に教えていただきありがとうございます。確度の順番を挙げてくださり、大変助かりました。まだすっきりしていないところがありますが、もう一度教えていただけないでしょうか。

お礼日時:2010/07/10 20:50

「どことなく中国人のような気がする」


「どうも中国人のような気がする」
「なんとなく中国人のようだ」
「どうやら中国人のようだ」

全部普通の日本語です。これらは「用法上」はどういう入れ替えをしても大概使えます。でも

「どことなく」は比較的文語的な表現。あまり口語では使いません。
「なんとなく」は口語的表現で、意味は「どことなく」とほぼ同じ。根拠のない推定を表し、状況が始めから「よくわからない」まま推移しているか、そもそも経過が全く把握できてない時に使います。

「どうやら」もどっちかと言うと文語的表現。最初は全く分からなかったものが、徐々に確定可能になってきた状況を示します。「どうやら、民主党は参院選で過半数を割り込みそうだ」が用法としてはぴったりかと。
「どうも」は「どうやら」の口語的表現でほぼ同じ意味です。同じように使うときは「どうも民主党はダメっぽいね」と砕けた表現になります。

こういう微妙な言葉の使い分けは、口癖レベルであることが少なくありません。小説などを読むとよくわかるのですが、敢えてどんな状況でも「な~んとなく」を頭に付けてしゃべるキャラクターを作る、とかでも全く問題がないくらいのモノなんですよ。

しっかし、質問者さんの日本語のレベルって、短期間に凄く上達してますねえ。私も見習わないと。

この回答への補足

 また一つ似ている表現を思い出しました。「なんだか」です。それの注意点は何でしょうか。

補足日時:2010/07/10 20:03
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。難しいですね。いろいろとても参考になりました。大変助かりました。本当にありがとうございました。私の日本語はまだ間違いが多いと思います。最近作文もサボっています。頑張ります。

お礼日時:2010/07/10 20:00

>「どことなく」、「なんとなく」、「どうやら」、「どうも」の違いは何でしょうか。

よく「どことなく」と「なんとなく」とセットで使うのは「ような気がする」でしょうか。よく「どうやら」と「どうも」とセットで使うのは「らしい」、「ようだ」でしょうか。

そのご認識で合っています。

「なんとなく」に類似する意味では「そこはかとなく」などが挙げられるでしょうか。

質問文中に不自然な点はないように思います。

この回答への補足

 また一つ似ている表現を思い出しました。「なんだか」です。それの注意点は何でしょうか。

補足日時:2010/07/10 20:05
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。「そこはかとなく」は知りませんでした。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/07/10 19:50

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