プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

ビールと発泡酒の違いは何となく分かりますが、輸入ビール(外国産)の中にも日本ではビールと呼べないものはありますか?全てが規定をクリアしているのでしょうか?

A 回答 (1件)

 ビールと発泡酒の違いは (1)麦芽使用率 (2)麦芽以外の副原料に何を使っているか の2点です。



 ビールは基本的には麦芽(発芽した麦)から作られます。麦芽だけで作られたビールがオールモルト(モルトはmaltで麦芽のこと)で国産ビールで麦芽100%の代表例がヱビスビールとかモルツです。

 ところが日本の酒税法ではビールは麦芽以外に副原料の使用が認められています。副原料は政令で定められ、麦・米・コーン・こうりやん・ばれいしょ・スターチ・糖類・着色料(カラメル)が副原料として使用してよいことになっています。ただし、ビールは麦芽の使用率が50%以上と定められています。発泡酒には麦芽使用率の規定はなく、副原料についても制限がありません。

 以上ご理解いただいた上で...

 輸入ビールの中でも麦芽使用率が50%を切る場合は発泡酒になります。ちょっといますぐ思いつく具体例はないのですが、輸入物の中にもあるかもしれません。

 もう一つ、副原料の問題があるので、何らかのフレーバーをつけたビール(ヨーロッパ産ビールにいくつか実例あり)は麦芽使用率が高くても発泡酒になります。

 一部大手スーパーやディスカウント店などで1本88円で販売されているような韓国産のものは(酒税法上は)ビールでも発泡酒でもなく、いわゆる「第三のビール」でリキュール分類になります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございました。ビールのことがもっと理解できて嬉しいです。

お礼日時:2010/08/15 03:16

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!