「これはヤバかったな」という遅刻エピソード

「以ちまして」は正しい?

「略儀ながら書中を以ちましてお礼のご挨拶申し上げます」

お取引のある会社へ手紙を送る際、上記の言葉で締めようと思っていましたが
WORDの誤字チェックで引っかかってしまいました。

辞書を引けば『以て』は『もって・もちて』と読むようですし、
『以ちまして』は誤ったまま広がってしまった使い方なのでしょうか?
もしそうならば、社会人として恥ずかしい間違いなのか、違う使い方だけど定着しているので
不自然ではないのかも気になるところです。

A 回答 (1件)

仮名書きにすれば、誤りと言う必要はありません。


漢文「以」の訓読「もって」を日本語として分析すれば「持ちて」であり、「持つ」の連用形に接続助詞「て」が附いたものと言えます。
スピーチなどで、少しでも丁寧な言葉遣いをして、失礼のないようにしたいという気持ちから、「もって」をもとの「動詞+助詞」に戻したもの(バーチャルな形の復元)として「もちまして」と言うのでしょう。
「私どもに【とりまして】も…」は「とって」を「動詞+助詞」に戻したものですが、「私どもに取ります」という表現があるわけではありませんね。
「その件につきましては…」:つきまして←ついて (×その件に就きます)
「1階ロビーにおきまして」:おきまして←おいて (×1階ロビーに於きます)

これらはすべて「もって」「とって」「ついて」「おいて」で正しいのですが、上に書いたように少しでも丁寧に言いたいという気持ちの表れでしょう。
仮名書きにしてあれば、問題ないと思います。
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