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兵庫県の旧飾東郡にあった「三田村」、「長柄村」とは現在のどの辺りになるのでしょうか。
ご存知の方おられましたらご教示下さい。

出展は
【三田村】 明治十二年七月十三日の「西京新聞」
【長柄村】 明治十八年四月十一日の「伊勢新聞」
です。

A 回答 (3件)

先に結論を申せば、明治14年から現在に至る間…特に明治14年~18年時点…には


「姫路市」を含め「飾東郡」の中では
村単位としての「三田村」「長柄村」はともに「不存在」と推定されます。

根拠資料は、下記URLのとおりでございます。
既読でしたらm(_"_)mですが、未読でしたら是非一度御確認下さい。
(1)(2)(4)は当時の公的文書のようです。
http://kindai.ndl.go.jp/index.html

(1)『明治十四年 兵庫縣統計概表/兵庫縣庶務課編纂/兵庫縣藏版
明治18年7月31日出版届 明治18年8月16日刻成 不販賣』
「播磨國/飾東郡/60組/町110村65」(…実際に町・村を数えると174で1不足?)
64~66コマ目/209
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/807351/64

(2)『地名索引 内務省地理局編纂 明治十八年四月/内務省地理局藏版
明治17年11月4日版権届 明治18年4月23日出版』
51~55コマ目/406「三」
http://kindai.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/992096 …
208~212コマ目/406「長」
http://kindai.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/992096 …

(3)『内務省版権免許 府縣管轄区域郡區町村名集覧/樋口文治郎編/明治廿一年四月出版
明治20年10月13日版権免許 同21年3月25日印刷竣功 同4月13日発行』
「飾東郡姫路龍野町&飾東郡」
44コマ目/237
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/762902/44

(4)『新旧対照市町村一覧 いろは順市町村索引/
東京和泉橋警察署著/明治廿二年十一月十五日
明治22年10月29日印刷 明治22年11月13日出版届』
(明治29年3月31日迄の「飾東郡&飾西郡」と
明治29年4月1日からの「飾磨郡」とが混在?)
40~41コマ目/263「姫路市」
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/761995/40
74~75コマ目/263「姫路市」
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/932790/74
46~47コマ目/263「飾磨國飾東郡」
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/761995/46
「飾磨國飾磨郡」
77~78コマ目/263
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/932790/77

(5)『市町村一覧ほか/中村芳松編
明治28年5月30日訂正増補再版』
110コマ目/375「姫路市」
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/761998/110
116コマ目/375「播磨國飾東郡」

(6)つかんぼやと>市町村変遷パラパラ地図>兵庫県
明治22年4月1日以降分
http://tamotchi.skr.jp/geo/hensen28/index.html

残念ながら以上のとおりでございます。

なお、明治22年4月1日以前の「村」単位の規模に関しましては
当時の郡町村人口を町村数で割ると<あくまでも私見ですが>
いわゆる「大字」単位の規模を超えるものでもなさそうです。

あと、全国の「小字」を見るのに一番簡便なのは『角川日本地名大辞典』巻末所収のものですが、
残念ながらこの辞典シリーズでは編集方針にズレがあったのか、
「北海道・大阪府・兵庫県・奈良県・福岡県・愛知県・沖縄県等」は「小字」一覧未収録であったり、
「鳥取県・島根県・大分県等」は小字一覧であっても「大字」に相当するものが収録されていて、
小字が全て収録されているとは思われない場合もある様子です。

なので、兵庫県の「小字」を調べる場合には、
兵庫県地名研究会による『兵庫県小字名集』が1991(平成3)年以降、
順次国別に全5巻(東播磨・西播磨・但馬・丹波・淡路)が刊行されていますので
コチラに当たられるのも宜しいかもしれません。

また、明治時代の地名を調べるもう一つの方法は、
ふつう大字単位の地番順で編集されている土地台帳やその附属地図(地籍図・字切図などとも言います)に記載された
「字(字名・小字)」が役立つ場合もあります。今回の事案に照らせば「神戸地方法務局姫路支局」が所管庁です。
台帳&附属地図は(法令上は既に廃止された制度なので)何れも無料で閲覧が可能なはずです。

ただ、両記事ともに現代版○スポの匂いも漂いますがね^^
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この回答へのお礼

お礼を申し上げるのが今になり申し訳ありません。
大変詳しい解説と数々の資料をご提示戴き感謝しております。
私自身もご教示戴きました資料を拝見しましたが、それらしいものには辿り着く事が出来ませんでした。
記事自体が娯楽読み物的要素が強いので、やはり、dayone様が言われます様に、
>両記事ともに現代版○スポの匂いも漂いますがね
との感が否めなくも無く、時間を見て調べつつも、当時この様な話も語られていたのだなと、(少しニュアンスが違いますが)都市伝説的な感覚で捉えておこうと思います。
詳しいご解説を有難うございました。

お礼日時:2010/10/20 19:16

 内容から見て、かなり調べたうえでの質問だと推察されます。



 私も、手元の文献に当たってみましたが、見つけられませんでした。

 もうすこし、ヒントをいただけませんか。

この回答への補足

お問い合わせありがとうございます。
izuhara様へのお礼と聊か重複する部分があるかとは存じますが、ご容赦下さい。
出展は質問欄に書かせて戴いた明治時代の新聞の記事なのですが、内容が妖怪変化に関するもので、(質問者の私が言うのはおかしいのですが)それ自体の信憑性も低いと言われれば低いと思われますので、何処まで信用に足るかなのですが、娯楽的読み物だったのかな程度に聞いて下されば幸いです。

【三田村】 明治十二年七月十三日の「西京新聞」
(「播磨の国飾東郡三田村てふ山里」)
ある日突然行方不明になった農夫(氏名不詳)が十余年ぶりに突然球の様なものに入って村人の前に現れ、水を飲むと再び空中に消えたという話。

【長柄村】 明治十八年四月十一日の「伊勢新聞」
(播磨の国飾東郡長柄村と云るは山又山と聯続せる所)
同村の「字(あざ)おざみ鳴」を道路を通そうと開鑿していると、地中から長さ三寸(約9cm)ほどの見たことのない物体が出土。これを識者に鑑定してもらったところ「天狗の爪」であると言われが、更なる確認のため兵庫県庁に提出する予定であるという話。

となっております。
娯楽的読み物とは思うのですが、その土地に何かそれに纏わる伝承などが残っていればと思い尋ねさせて戴きました。
なにかお気付きの事ございましたらご教示戴ければ幸いです。

補足日時:2010/09/23 23:54
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この回答へのお礼

お問い合わせを有難うございます。
お礼を申し上げるのが今になり申し訳ありません。
色々とお手数をお掛けしましたが、誤記も然ることながら、記事自体の信憑性も見直さなければいけない感がある様でした。
後になりましたがご協力心より感謝いたします。

お礼日時:2010/10/20 19:08

図書館で『角川日本地名大辞典』あるいは『日本歴史地名大系』(平凡社)の兵庫県の巻で調べれば平成の大合併前の地名がでてくると思います。



国立歴史民族博物館の「旧高旧領取調帳データベース」
http://www.rekihaku.ac.jp/doc/t-db-index.html
で村名を検索すれば、これも平成台合併前の市町村コードが出てきます。
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この回答へのお礼

早々のご教示ありがとうございます。
時間がなくまだ図書館へは足を運べていないのですが、ご教示戴いた
>国立歴史民族博物館の「旧高旧領取調帳データベース」
にて調べてみたのですが、生憎、旧飾東郡に長柄村、三田村の名前は見当たらず、当て字の可能性を検討したり、それに類する様な村名を探してみたのですが見付ける事が出来ませんでした。

明治時代の、それも地元ではない新聞の妖怪変化に纏わる記事ですので、もしかすると瓦版の娯楽読み物的な流れもあり、正確さに欠けているのかも知れません。
もう少し時間をかけて調べてみたいと思います。
この度はありがとうございました。

お礼日時:2010/09/23 23:53

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