円高について。円高により、日本の輸出に悪影響を及ぼすことは分かったので

円高について。円高により、日本の輸出に悪影響を及ぼすことは分かったのですが・・・
それによって具体的にどのように日本に影響があるのか？？
また私達にどのような影響があるのか？？
詳しく教えてください。

回答ヨロシクお願いします

No.1 回答者： rurubonpp 回答日時： 2010/10/18 02:51

日本は輸出することでもっている国ですね。

これが円高になると、海外では日本製品が値上がりしたことになります。例えば１００万円の自動車を１ドル＝１００円の時は１万ドルでしたね。これが１ドル＝８０円になると２０％円が高くなっているので、１万ドルより２０％高い値段で売らないといけなくなります。

すると、他の安い通貨の国の自動車の方が値段が低くなるので、お客は他の国の自動車を買うことになります。この世界的な不況ですから、どこの国の人も安い製品を買いたいわけです。それではいけないからと思って値段を下げると、今度は儲けが少なくなります。

このように製品が売れなかったり、儲けが少なくなると企業は仕事が少なくなったり、資金繰りに困ったりするようになります。

すると、企業は多くの社員を養えなくなるので、給料を減らしましょう。リストラしましょうということになって来ます。

とにかく、リーマンショック以来諸外国も不況で困っていて、自国の通貨を下げて輸出を増やして国内の企業の仕事を増やして景気を回復させようと一生懸命になっています。

今までの世界経済はドルを機軸通貨としてドルで売買していましたから、非常に困った事態になっています。

アメリカも当分の間ドル安政策を続ける見通しなので、もう機軸通貨をドルにするのはやめようということが一部では起こっているようです。

そういう対応が日本政府や日本の経営者は遅いので後手後手になっているわけです。

最近の不況の原因は、単に円高だけが問題ではなく、日本政府や日銀の対応や日本企業の経営者の手腕にも問題があるのではないかと思います。

円高なのだから、原料は安く買えるはずなのだから、何か対応策があっても良いはずですが、目立った動きがないのは悲しいことです。