No.1ベストアンサー
- 回答日時:
サプレッサーTという表現は殆ど使われていません。
昔はそのような機能をするCD8+?のT細胞がいたと論文などで言われていましたが、現在では間違ったもの(適切な表現ではないかもしれません)として扱われています。
TregはCD4+の細胞で、免疫応答の抑制を行います。
ですので、ココが違うというよりはサプレッサーT細胞は無いものとして忘れたほうがいいのかなとおもいます。
ありがとうございます。
よろしければ追加で質問させて下さい。
TregがCD4+ということは、
CD4+/CD8+比を測定した場合、比が上昇していれば免疫抑制方向ということになるのでしょうか?
サプレッサーT細胞が論じられていた頃のいくつかの論文をみますと、
CD4+/CD8+比が低下している場合、免疫抑制方向にあるというものでした。
このときのCD4+はヘルパーT、CD8+がサプレッサーTという説明でした。
つまりこれらの論文で行われた免疫抑制方向の研究結果は、
逆だった、
ということも考えられるのでしょうか?
No.3
- 回答日時:
追加の質問にお答えします。
CD4+細胞は本来はヘルパーT細胞が知られています。この細胞はCD4抗原を細胞膜上に発現しているわけです。
また、同じようにTregもCD4抗原を発現させています。しかしながらこのTregは殆ど数がいません。
ですので通常いわれているCD4+/CD8+の比というのはヘルパーT/キラーTの割合と考えるべきでしょう。
No.2
- 回答日時:
まずは、こんな読み物でも
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsi2/scientist/newslette …
サプレッサーT細胞とTregの違いは、「どういう細胞か、の概念が違う」です。
簡単に言うと、「免疫を抑制する(免疫寛容にする)T細胞」をどちらも指しますが、
その意味での概念の違いでは無くて。
「Aという特徴を持つ(遺伝子を発現する)細胞」で機能は免疫を抑制する細胞をサプレッサーT細胞とします。
しかし、前提である「Aという特徴を持つ(遺伝子を発現する)細胞」がいないのではないか?
という話になったらどうでしょうか。
免疫を抑制する細胞する細胞はいるかもしれないけど、定義した「サプレッサーT細胞」はいないのではないか?
ということになるのです。
わかるでしょうか?
免疫を抑制する細胞はいるかもしれないけど、定義したサプレッサーT細胞はいないのです。
その後研究が進み
「Bという特徴を持つ(遺伝子を発現する)細胞」で機能は免疫を抑制する細胞が見つかりました。
それが、Tregです。
免疫を抑制する細胞という意味では同じかもしれませんが、概念が違うということです。
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