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ウオノカイセンチュウと天日干し消毒
ウオノカイセンチュウ(イクチオフチリウス)の卵には乾燥に対する耐性がある場合があるという、ネット上の記述を見ました。もっとも、卵に耐性はないという記述もあります。

正しいのはどちらなのでしょう。

できれば、文献や研究結果等、なんらかの参照資料を示していただければありがたいです。

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

ウオノカイセンチュウは繊毛虫です。


繊毛虫は、シストを作り繁殖します。
繊毛虫の活動には、必ず水分が必要です。
繊毛虫は、乾燥状態では活動できません。

繊毛虫のシストが好適環境にある場合。(置かれた場合)
シストの中では多数の仔虫が作られ、成長し、シストの外へ出て行きます。

pHや温度、乾燥など、繊毛虫の生育に適さない環境では、一部が休眠シスト(耐久シスト)となります。
繊毛虫の休眠シストは、次の好適環境の到来までジッと待つ生態の生物です。

回答としては、
繊毛虫のシストにはトレハロースを大量に蓄積するネムリユスリカほどの生命力はありません。
このため、水槽設備を天日干しのような完全な乾燥を行えば、マズ心配は無いと思います。
(100%安心とは、もちろん言えませんが。。。)

繊毛虫の休眠シスト(PDF形式)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsproto/journal/jjp39/20 …

ネムリユスリカ
http://trg.affrc.go.jp/v-museum/cutedge/cut-b09. …
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この回答へのお礼

詳しいご説明ありがとうございました。

お礼日時:2010/11/02 22:21

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