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学生実験でニトロベンゼンの合成を行ないました。

ベンゼンに混酸をいれた後60℃の水浴で反応させ、冷水と炭酸ナトリウムで混酸を除き、塩化カルシウムで水分を除去しました。
そして減圧蒸留をしたのですが、その蒸留残渣の液体が大量に残っていたのです。(留分と同じくらい)

ベンゼンや水は蒸留されるはずだし、放冷した残渣液には固体などが全く見られなかったことからジニトロベンゼンやベンゼンスルホン酸などの副生成物が多く含まれている事は考えられません。

なお、薄層クロマトグラフィーの結果から留分は純粋なニトロベンゼンであることが分かりました。(諸事情から残渣の薄層クロマトグラフィーは行えませんでした。)
また、減圧蒸留の際には減圧がしっかり行われていたことも確認してあります。

残渣液には何が含まれているのでしょうか。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

>こまめに温度で計って60℃を保っていた


全体では60度でも部分的に温度が高かったのではないでしょうか。
撹拌が不十分だったとか、反応させるペースが速すぎたとか。

>減圧蒸留の際に油浴の温度が沸点を100℃近く超えてしまいました。
さすがに後処理をした後は温度が上がっても問題ないと思います。

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もうしわけなくも 決めつけた表現になってしまっていますが、
他に考えにくい、というだけで....

この回答への補足

申し訳ありません。
質問文に書くべきだったことがもう一つありました。

炭酸ナトリウムを5%溶液を油層に加え水層のPHを計ったのですが、ほんの1ml加えただけで水層がアルカリ性になってしまいました。
その後何回か振り混ぜても水層のPHは変化しなかったので、操作が完了したとみなし次へ進みました。
今思うと、これはありえないんじゃないかと思います。

補足にグダグダと新事実を書くことになってしまってすみません。

補足日時:2010/11/14 11:00
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たぶんジニトロベンゼンでしょう。

温度を上げすぎましたね。
混合物の状態では固化しにくくなります。

この回答への補足

ベンゼンと混酸を反応させたときはこまめに温度で計って60℃を保っていたので問題はないはずですが、
そういえば減圧蒸留の際に油浴の温度が沸点を100℃近く超えてしまいました。それが原因でしょうか。

補足日時:2010/11/13 22:10
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昔々、私も学生実験で合成しました。

・・・が今となっては実験したこと以外まったく覚えていません。

普通に考えれば、高沸点の残渣は、ごく少量のベンゼン、ニトロベンゼン、ジニトロベンゼン、ベンゼンスルホン酸等の混合物だろうと思われます。単体では固化するものでも混合物になっているとなかなか結晶化しないことはよくあります。ベンゼンと混酸だけで作られたわけですから、他に生成するものも考えにくいですし・・・
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