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ダーウィンの屈性の実験で、
「透明なキャップを先端にかぶせる」実験と、
「先端より下を黒い砂で埋める」実験は、
何を比較(?)して、何を証明してるのでしょうか?
教えてください!
よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

まず、「透明なキャップを先端にかぶせた幼葉鞘」と、「不透明なキャップを先端にかぶせた幼葉鞘」を比較することで、光を受容している部位が幼葉鞘の先端部だと証明することができます。


この実験においてよくある勘違いが、「不透明なキャップを先端にかぶせた幼葉鞘」と「キャップを先端にかぶせない幼葉鞘」を比較して、「幼葉鞘の先端部で光を受容したんだ」と結論付けることです。しかし、これでは、不透明なキャップの接触による刺激とか、重さなどが屈曲に影響を与えたかもしれませんので、正しい対照実験とは言えません。よって、幼葉鞘の先端部に接触刺激を加えつつ、光刺激があるか無いかだけを比較した上記の実験が必要になります。

「先端より下を黒い砂で埋める実験」は、上記の実験によって、光が幼葉鞘の先端部で受容されることを確認したうえで、実際に屈曲が起こる場所を確認するための実験です。「先端部にも基部にも横から光を当てる実験」と比較することで、基部に光が当たらなくても基部が屈曲することを証明したということでしょう。正確には、「透明なジェルなどで基部をおおった実験」をして、基部に接触刺激を与えるべきでしょうが、そのような実験は見たことがありませんね。
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この回答へのお礼

詳しく分かりやすく教えてくださり、感謝しています。
ありがとうございました!

お礼日時:2010/12/27 07:56

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