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テレビのニュースやバラエティ番組で外国人(西洋人)の吹き替えを聞いていると、「~~ですフゥ」、「~~だわハァ」のように語尾を不自然に伸ばしていることが多いですが、何か理由があるのでしょうか。聞いていて気分が悪いだけなんですが。

A 回答 (2件)

僕は字幕派で映画などの吹き替えは余り見ないので


指摘の語尾については意識していませんが、
よく聞いて貰えば、息継ぎのところで必要以上に長い
長い間(マ)をとることがしばしばあります。

例えば“つまり君は……彼が犯人だと言うんだね”
もちろん普通の日本語でも、そのときの意志・感情で
スラスラ言わず間をとることはありますが。

その理由は、言うまでもなく原語の“口の動き”に合わせて
喋らないとならないからです。オフ(画面外)や遠景で
口元が見えない場合は楽ですが、はっきり見える場合は
例えば、b,p,m など唇を閉じた音の場合、日本語も
できる限り“その場所で”同じ音を使うので日本語として
不自然になる場合が多いのです。

つまり字幕では音と合わせるために“字数”を制限されるが
吹き替えでは、喋る速度を調節したりできるので
字幕よりは情報量(より原文に近い)は多く出せますが
外国語という“まったく違う”言語に口を合わせるため
どうしても文章の切り方やリズムが“不自然な”日本語
にならざるを得ず、それが僕(たち?)のように
“吹き替え”に不快感を持つ人が出る理由です。

しかしながら、よく言われるように世界的に見ても
日本の吹き替え技術はトップレベルです。

栗原とみ子氏のように字幕と吹き替え両方を見事に
こなす翻訳者もいますが
DVDなどのパッケージを見れば分かるが普通は別の
翻訳者が担当します。
(僕は嫌いですが)あの戸田奈津子氏ですら、最近
初めて吹き替え翻訳をやったぐらいです。
http://gigazine.net/news/20100226_shutter_island …

つまり字幕と吹き替えには別の専門技術が必要なのです。

関係ない話だが、大昔の映画の“2カ国語放送”で両方同時に聞くと
音楽や効果音(夜の虫の声がカエルとか)が差し替えられるのみならず、
原語の台詞が途中で切られたり、ひどい“日本版”でしたが、
最近ではさすがにそのようなことは少なくなっていますが
『コロンボ』などの2カ国語放送を同時に聞くと
翻訳者の苦労(?)も分かり面白いですよ。
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この回答へのお礼

詳しい回答をいただきありがとうございます。

映画の吹き替えというものが多大な努力と研究に基づいてなされているということがよくわかりました。

ただNo1にも書きましたが私が気になっていたのはこのような高尚な話ではなく、テレビショッピング等での変な発音です。「ええェー、ほんとよォー、素敵だわァー」とか「最高だぜェー」といった感じですね。

誰かが始めてみんなまねをしだしたのか、または特定の少数者がやっていることを私が「みんな」だと勘違いしているのか、あるいはこれは日本語としても普通のことで変だと思う方が間違っているのか、こういう低いレベルでの疑問を持ったわけです。

お礼日時:2011/01/24 22:14

アメリカ人の場合、仕草や表情やリズムに合わせて日本語を載せようとすると、そうなり価値なんじゃないでしょうか。

友近さんたちはこれをネタにしてましたよね(キャサリン)。

ただ、ニュース番組の中で流す街頭インタビューだとかドキュメンタリー番組のような硬派な番組ではそこまで強調しないでしょう。

小津映画のドイツ語吹き替えを見たら日本人の仕草と日本語表現にドイツ語が合わないシーンがあり(日本語だと「いえ、どうも」云々続いているのが、ドイツ語だと一言で終わってしまう)、そのドイツ語での一言を間延びしてゆっくり当てていて奇妙だった、という話を本で読んだことがあります。
リズムや表現は直接置き換えられないので。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。

確かに普通に発音されている場合も多いですが、バラエティやテレビショッピングなどでは「リズムに合わせて」という高度な話ではなく、一つ覚えのようにこの手の発音が多いので気になりました。いつから始まったんでしょうね。

お礼日時:2011/01/24 20:48

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