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【問】次の各水溶液の水素イオン濃度を求めよ。ただし、強酸・強塩基は完全電離しているものとする。


(1) 0.50mol/Lの塩酸10mLを水でうすめて1000mLにした水溶液


(2) 0.20mol/Lの酢酸水溶液(酢酸の電離度は0.020)


(3) 0.050mol/Lの水酸化バリウム水溶液



よろしくお願いします<(_ _)>

A 回答 (1件)

始めに、水素イオン濃度[H+]=a(価数)×c(モル濃度)×α(電離度)〔mol/L〕で表されます。



(1)塩酸は1価の強酸です。0.50mol/L、つまり、1L=1000mlあたり0.5molなので、モルの絶対量は10mlのときは0.5×10/1000=0.005molになります。薄めても、モルは変わらないので、1Lあたりのモル濃度がこのまま、0.005molになったということです。つまり、濃度は0.005mol/L。よって、価数は1、電離度は強酸なので1、濃度が求まり、
  [H+]=1×0.005×1=0.005(mol/L)
(2)酢酸は1価の弱酸で、条件として電離度が0.020とあります。この場合、ひっかけはとくにないので、
  [H+]=1(価)×0.20(mol/L)×0.02=0.004(mol/L)
(3)水酸化バリウムは Ba(OH)2 なので2価の強酸です。
 ここで、水素イオン濃度の関係式として、イオン積を使います。
  [H+][OH-](2つの積)=1.0×10^-14 が常に成り立ちます。塩基の場合は、(1)(2)と同じように求めると、
  [OH-]の値が求まるので、
 [OH-]=2(価)×0.05(mol/L)×1(電離度)=0.10=1.0×10^-1(mol/L)
イオン積を使うと、[H+]×10^-1=10^-14  両辺10倍すると [H+]=10^-13 
よって水素イオン濃度は 1.0×10^-13(mol/L)
※10^-14=1/(10^14)

有効数字(2.0×10^2)などは、使い道に応じて直してください。
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