【大喜利】【投稿~9/18】 おとぎ話『桃太郎』の知られざるエピソード

園はすぐ机の方に手を伸ばして、引き出しを開けにかかった。その時清逸は、自分の瞳が光って、園の方にある鋭い注意を投げているのを気づかずにはいられなかった。

「何かに気付く」というほうが自然だと思いますが、どうして「に」を使うべきところを「を」に言い換えるのですか。どなたか教えてください。お願いします。

A 回答 (3件)

 「その時清逸は、~」の文中にある「注意を投げているのを」の部分ですね。


これは清逸という人物が自らを第三者(観察者あるいは部外者とも呼びうる)の視点から見ている表現です。
もっと簡単に言いますと、英語の三人称単数形の表現に近いモノであると考えてみていただければわかりやすいと思われます。
 清逸という主人公(この文章の中での主人公という意味です)は他の言葉に置き換えると何でしょうか?。
 「彼」そして「男の人」ですね、つまり「清逸」と「彼」「男の人」は置き換えることのできる関係にあります。英語では三人称を表す言葉として「He」「She」「It」がありますが、日本語には品詞としての「人称代名詞」が文法的にあるか、は明確ではありません。
 余り神経質にならないことをお奨めします。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2011/04/24 14:43

簡単に言えば、園のほうに、ある鋭い注意を投げかけているのを気づかずには居られなかった。


最初に「に」を使っているからだと思います。をでも間違いではありません。
「いるの」をは、「いる事」をに言いかえることが出来ます。
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この回答へのお礼

どっちでもオッケーということですね。ありがとうございます。

お礼日時:2011/04/24 14:42

> 「何かに気付く」というほうが自然だと思いますが



現代語の感覚ではそうかもしれませんが、文章に書かれるようなものの場合には、必ずしもそれだけに限定されるものではありません。
「ある鋭い注意を投げているのを気づかずにはいられなかった」 というふうに 「を」 を用いたからには、何らかの効果を狙っているのかもしれません。
少なくとも、pchy さんに 「おや?」 と意外な感じを与えたようですから、そういうふうに、読者の注意を引きつける効果は持っているのかもしれません。

「ある鋭い注意を投げているのを」 という表現に、私は違和感がありません。
「ある鋭い注意を投げていることに」 の方が自然にお感じになられるのかもしれませんが、ここは 「何故 "を" なのか」 と問うよりも、「どうして "のを" という表現をしているのか」 と問う方が適切かもしれません。
うまく説明できませんが、「・・・のを」 という言い方をした場合、ある意味のまとまりを客観的に見ている感じを受けます。少なくとも 「注意を投げている "ことに"」 と 「注意を投げている "ということに"」 くらいの違いはあるように感じます。
客観視している感じです。

果たして書き手がそこまで意識して書いたのかどうかは分りませんが、あるいは書き手の文体の癖のようなものなのかもしれません。
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この回答へのお礼

丁寧なご返事ありがとうございます。
たいへん勉強になりました。

お礼日時:2011/04/24 14:39

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