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オランダは国土も狭く、
個人的に歴史的に見ても脆い部分がある国家の
イメージがあるのですが、
なぜ17世紀に海上帝国を築き上げることができたのでしょう?

大航海時代のスペイン、ポルトガルのようにローマ・カトリック教会のような
なんらしかの大きな後援者がいたからでしょうか?

A 回答 (4件)

オランダは、中世末期から、ヨーロッパの最先端地域であり、北海とライン川の交易圏の中心となっていました。


アントワープ、ロッテルダム、アムステルダムなどは、そういった交易都市でした。
さらに、毛織物産業が発達しており、ヨーロッパ最大の経済大国になっていました。
オランダは、独立前から、そういった経済的、地域的基盤を持っていた地域でした。
しかし、16世紀までは、スペインとの独立戦争のため、海外進出ができませんでした。
しかし、17世紀に入った直後、1609年に、スペインとの間に、休戦協定が結ばれ、国外に進出することができるようになります。
そもそもこの休戦協定は、スペインの国力低下、財政難により、スペインが、オランダ独立軍との戦いが困難になったことが原因でした。
当時のポルトガルは、スペインに併合されており、やはり国力を失っており、イギリスは、スチュアート朝の成立とピューリタン革命の時期となり、海外進出どころではなくなってしまいます。
フランスも、ユグノー戦争で、海外進出ができなくなっていた時期にあたります。
スペイン、ポルトガル、イギリス、フランスといた、それまでの海外進出先発組の停滞に助けられ、海外進出の国力のあったオランダが、この時期一挙に海外進出を行うのです。
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じゃぁなんで オランダ人はニシンを食ったか?



ニシン漁の前の段階では、ニシンは海岸に どーんと流れ着いて、海岸で拾っていたそうだ。
それが北海の潮の流れの関係で パタリと止まる。

しかし 一度覚えた味は忘れられない。
貧乏で我慢しろと言われれば我慢出来ないわけではないが、その段階で、フランドル地方は毛織物で「小金持」が増えていた。
となると、この小金持ちにニシンを提供すれば儲かるじゃん?
と、フランドルのそば、オランダの漁師が気づいた・・・
海の何処かにいるに違いないってんで 北海に乗り出したわけです。

http://www.geheugenvannederland.nl/?/en/collecti …
オランダの美術館に、一コーナーがあるみたい。
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ニシンを食ったから。



ニシンが築いた国オランダ―海の技術史を読む [単行本]
田口 一夫 (著)

上記の書籍より。

1 豊富な動物タンパク
欧米人は肉を食っているようなイメージがありますが、一般庶民が肉食をできるようになったのは最近の話。

2 航海技術
漁師ですので、航海技術は日々訓練。
16世紀-18世紀段階では、イギリス沿岸のニシンはイギリスの漁師の航海術がヘタクソで、どんどんオランダの漁師に取られちゃったそうです。
そして、ニシン漁は単船ではなく複数の船団を組み、相互に連絡をとりながらやっています。
これって、当時の海軍の動きそのまま。
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 国土が狭いゆえに、また周辺のドイツやフランスなど大国と摩擦なしに拡張するには、遠くの海外へ目を向けなければならなかったところが大きいでしょう。

内国的には安定しているんだと思います。
 海外へ飛躍できた具体的な理由は、オランダ王家の支援、自国で航海術が発達していたこと、ロッテルダムやアムステルダムなど良港を持ち、海外ではインドネシアのバダビア(ジャカルタ)など主要地点を押さえられたこと、オランダ王国が産業で交易の比重が大きかったこと、オランダが宗教的に色が薄かったので日本のように相手国に警戒されることが少なかったこと、航海時代という時代的な背景や気運などが理由に挙げられるでしょう。
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