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安い日本酒にはアルコール糖類というものが増量剤として加えるため安くできるらしいですが、焼酎の場合はどうなんでしょう?

A 回答 (1件)

バーテンダーのmoominx2です。



安い甲類焼酎は「連続式蒸留器」という高濃度のアルコールを抽出できる蒸留器で蒸留されます。
高濃度のアルコールが抽出できる代わりに、原料の風合いなどはあまり抽出できません。
そのため原料原価を限りなく下げることで安く作ることができます。

現在の甲類焼酎の原料はサトウキビの搾汁を遠心分離させ、糖蜜(砂糖の原料)を取り除いた部分「モラセス」が使われています。
また、「糠糖」(日本酒の製造工程で排出される米糠で作られた糖分)も使われているそうです。

これらの原料は本来なら産業廃棄物として廃棄されるような物なので、原材料費は限りなく安くできるのです。
(安い日本酒に使われている「醸造用アルコール」の正体もこれです)
無論、いくら連続式蒸留器で蒸留するからといっても原料の臭いが残ってしまいますので、蒸留した後脱臭フィルターを通して臭いを取り除いています。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。大変よくわかりました。

お礼日時:2003/10/25 18:04

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