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平安時代・鎌倉時代・室町時代の内、どの時代の物でも構わないのですが、その時代の底辺の生活を送っていた農民に関する資料を探しています。
一番求めている物は農民自身が書き残した物なんですが、どうやったらそれを読めるのか、教えてく欲しいです。
大雑把ですみませんが、よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

 こんばんは。

企業勤務と大学で日本の中世史研究に携わる二足草鞋の者です。
比較的入手しやすい史料として岩波書店から刊行されている日本思想体系の『中世政治社会思想-下』がお求めになられる史料集に近い刊本としての史料です。ここには典拠も示されています。
 他にも日本史の教科書にみられる「耳を切り鼻を削ぎ~」で有名な「紀伊国阿弖河荘百姓訴状」をはじめ若狭国多良荘、備中国新見荘、播磨国矢野荘などの荘園毎に編纂された史料集、各自治体毎に編纂された「県史」にも史料は収められています。古文書とては東大史料編纂所刊行の「大日本古文書」の「家分け」として分類される東大寺・東寺・高野山をはじめ寺社関係などにこうした荘園に関する史料が整理されています。
 平安期の10世紀にも「尾張国郡司百姓等解文」と呼ばれる史料があり、これらの古文書以外にも『日本霊異記』『今昔物語集』『宇治拾遺物語』をはじめとする古典文学、『春日権現絵巻』などの画像資料からもうかがい知る事ができます。
 日本思想体系は殆どの公立図書館に収蔵されていて貸し出し可能なケースに属します。また吉川弘文館から刊行されている『國史大辞典』にもそれぞれの荘園に関する詳細な記述がありますので参考にしてみてください。
 なお「底辺」と記されている意味が少しばかり分かりにくいのですが、農民といっても彼らの中から手工業に携わる者や商業に携わる者さらに芸能に携わる職掌の者など多彩な姿が見え隠れしているのも中世社会の一つの特徴です。庶民の間にも耕作地に関する耕作権や借地権・領有権などがもたらす階層構造もみられ、仰るとうりに「庶民」と一括りに出来ない多様な側面があります。
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平安時代・鎌倉時代・室町時代に文字が書けるなら、底辺でも農民でもありません。

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