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今になって、ドイツ語の北部方言と南部方言はかなり違うことを知りました。もうすっかり忘れてしまったのでどっちでもあまり意味はないんですが日本の大学で教えているドイツ語はどっちなんでしょうか?

A 回答 (7件)

    僕の簡単な答えですが、



1。  日本の大学で教えているドイツ語は「標準ドイツ語」です。

2。  それをドイツ語の歴史や、地理的方言に結びつけることもある程度可能です。
    歴史的にはインドヨーロッパ祖語が、北寄りの地域でゲルマン祖語に分かれ、それが今のアイスランド、北欧諸語などに分かれる過程で、西はオランダから東はオーストリアまでの「言語屈折体」が出来、諸国独立とともにニーダードイチ系の(低地系)がオランダ語、ホッホドイチ系の(高地系)がドイツ語の基盤となる方言群になります。位置は北が低く、南が高いわけです。

    地理的方言は、下記の三つに大別され、いちばん下の現在の諸方言では北が黄色、中部が青、南が濃緑に色分けされています。
    http://de.wikipedia.org/wiki/Deutsche_Dialekte

3。いわゆる標準ドイツ語は、この北部方言群と、中部方言群の特徴を混ぜて作った人造方言です。ですから、例えば Bach をバッハという北と、バックという南の間には「ミックミッヒ線」と呼ばれる有名な等音線がありますが、この線の北の音が標準に使われています。

    僕なりに纏めますと、日本の大学で教えているドイツ語は、古高地ドイツ語(ahd: alfhochdeutsch)の流れ(ゲルマン祖語の地域全部から見れば南)を汲む、中部方言群と北部方言群の特徴を取捨選択して作られた「標準ドイツ語」です、ということになります。
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  #4です。

補足です。

>>日本の標準語が東京の言葉そのものではないのと同じようなものでしょうか。

    おっしゃる通りです。

     
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wy1です。

 訂正:ゲーテとは言えども、彼の地方の言葉の影響を100%免れることはできなかったと言われています。

Brick と Glueck で脚韻を踏んでいます。
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  #4です、間違いの訂正です。



   ミックミッヒ線の「北」と申しましたが、「南」です。この線は下記の5つある地図の3番目です。  
    http://en.wikipedia.org/wiki/German_dialects
    下記では「標準ドイツ語」は、実在の方言ではなく、「詩人」「哲学者」「学者」などが作った物だ、と言っています。
 http://www.deutsch-lernen.com/learn-german-onlin …
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
日本の標準語が東京の言葉そのものではないのと同じようなものでしょうか。

お礼日時:2011/12/11 14:59

wy1です。

前の書き込みで言い忘れましたが。No.1の方が仰るとおり標準ドイツ語の基礎になっている言葉はどちらかと言えば南の地方の言葉です。しかし、マルティン ルッターが聖書を訳すのに使った言葉が大元になっていると言われております。
この言葉は、ルッターの言によれば、ドイツ語圏(北でも南でも)の人々に理解しやすい言葉を使った、のだそうです(東の中部地方の言葉)。 その後、ゲーテやシラーなどの現在でも読まれている有名作家たちはそれこそドイツ語を母語とする人々に理解しえもらえるであろうにドイツ語の方言色を出切るだけ避けたと、私は思います。 
とは言っても、ゲーテの作品でも、彼の生まれ故郷のフランクフルトの言葉の影響は100%受けていないようです。
ウィキペディアで”ドイツ語”の項目を読まれることをお勧め致します。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/11 14:56

外国語として教えられているドイツ語は、本来的にどの方言にも影響を受けていない”いわゆるHochdeutsh=標準ドイツ語)


ですが、ドイツ語学科とかドイツ文学科等で雇い入れているドイツ人やその他のネイティーヴ教師は、話し言葉でそれぞれの
出身地に根付いた方言の色が付いた発音や表現を使っています。
私は大学でドイツ文学を専攻ししました。当時、ドイツ出身の先生二人に一年間ずつ週に四時限授業を受け、発音を徹底的に
扱かれました。最初の先生はドイツ南部の出身で、”s+母音”は”濁音”でした。それと”ig”は常に”ik”んを発音でした。
後の一年間の教師は来たドイツの出身者で”g”の発音に地方的な特徴があり、”子音+g”の”g”は”ch”の発音でした。
Heiderberch,とかHamburch”のように発音していました。
これらは、いわゆる標準ドイツ語には採用されていない発音です。 ですから、日本に限らず”外国語としてのドイツ語”を考える時は考慮する必要はありません。しかしながら、最近は多くのドイツ語母語者が日本で教師などで働いていると思いますので、
そのような”生きた発音”を耳にする機会が増えています。 
その他に”r”の発音、や”sehen”の”h”を発音するかしないか、などなどが最近多くなった”CD”等を聞いた人が”大学の日本人の教師”の教えと違うじゃないかなんて疑問を持っているようですね。

あなたの言われておらっれる、ドイツ語の北方言 が何を指しておられるのかはっきりしませんが、私は、私は少し習った北ドイツの言葉が”ドイツ語”の方言なのか、あるいは”兄弟語”なのかよく分かりません。
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標準語の元となっているのは大きく南北に分ければ南部方言で、高地ドイツ語とも呼ばれます。


参考http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4% …
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/11 14:54

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