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テキストに次の文があります。
Mir wurde bei der Arbeit geholfen.
この場合esが省略されているということですが
esが誰をさすのかこの文だけでは分からないので
訳としては「私は仕事を助けてもらった」となるのでしょうか。
また、esを入れるとしたら
Mir es wurde bei der Arbeit geholfen.
となるのでしょうか。
どなたか教えていただけないでしょうか。
よろしくおねがいいたします。

A 回答 (3件)

この文を無理に能動態にすると



Man half mir bei der Arbeit.「(明言しない人が)私の仕事を助けた」

となり、helfen は与格(3格)の人を目的語にとることが分かります。

受動態は対格(4格)目的語であったものを主語にすることしかできませんので、「私は助けられた」というつもりで *Ich wurde/war geholfen のように言うのは誤りです。じつはこれはヨーロッパ語に共通した性質で、英語の I was given the book のように与格(間接目的格・3格)だったものを主語にできるのは例外です。help もドイツ語と同様に与格目的語をとっていましたが対格と与格の区別がなくなったため、与格を主語にした受動態が可能になりました。

さて、こういう事情なので、mir → ich の変換はできず、「私は助けられた」においては主格を欠く文となり、mir はそのまま留置されます。

Mir wurde geholfen
Es wurde mir geholfen

二通り考えられますが、わざわざ受動態にするということは「私」に意味上の力点があるため、mir を文頭に置く方が自然です。es を文頭に置いた方では es は SV の形を保つために置かれているだけで何も指しません。動詞で文を始めることができないためです。Mir wurde geholfen も文法的に主語を欠きますが、位置的に動詞の前が埋まっているため許されます。

*Mir es wurde は重要な原則である「*動詞(定動詞)二位」に反するため不可です。
(* 定動詞(人称と時制で変化した動詞)を文頭から二番目の位置に置くという決まり。必ずしも2語目ではなく、Gestern Abend regnete es のような場合は gestern Abend はまとめて一つの要素と見なします)
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この回答へのお礼

trgovec様
 初心者向け文法書よりはるかに親切なご説明を頂いて感激しております。
おかげさまで「与格」「対格」という用語にもどうにか慣れてきました。
最初からtrgovec様は「与格=3格」「対格=4格」とご説明下さっていたのですが
なぜ3格を与格、4格を対格というのだろうと(多分必要のない部分が)気になって
いたのです。今では自己流に「・・に与える3格」「・・(対象)を4格」としています。

>受動態は対格(4格)目的語であったものを主語にすることしかできませんので、「私は助けられた」というつもりで *Ich wurde/war geholfen のように言うのは誤りです。じつはこれはヨーロッパ語に共通した性質で、英語の I was given the book のように与格(間接目的格・3格)だったものを主語にできるのは例外です。help もドイツ語と同様に与格目的語をとっていましたが対格と与格の区別がなくなったため、与格を主語にした受動態が可能になりました。

私にはレベルが上のご説明ですが何回も読んで理解したいと思います。

>*Mir es wurde は重要な原則である「*動詞(定動詞)二位」に反するため不可です。

この原則は学習していたはずなのに少しも身についていないことが分かりました。

ていねいなご説明ありがとうございました。

お礼日時:2012/01/10 09:08

英語的に考えると不思議なんですが、主格の名詞がない、


Mir ist kalt. (俺は寒いよ)とか
Heute wird getanzt.(今日、ダンスパーティーが行われる)
といった文はドイツ語では普通なんですね。動詞は三人称単数に
なりますから形式主語esが省略されていると考えてもいいのですが、
実際にはesを入れない方が通常です。
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この回答へのお礼

Oubli様
 ご回答感謝いたします。

>Mir ist kalt. (俺は寒いよ)とか
Heute wird getanzt.(今日、ダンスパーティーが行われる)

このような文は多分テキストではあまり見かけないのですが
nativeとしては普通な表現なのですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/01/10 09:16

es は、何も指しません。

省略というか、一番目に置くものが
ないとき、構文上 es を置くというだけです。
動作主は、 von で表されますから、それを省略する場合もあります。
「私は」は、ドイツ語原文では主語ではありませんが、
訳としてはいいでしょう。

×Mir es wurde ~ .
○Mir wurde (es) ~ .
wurde の前に2つの要素を置くことはできません。

なお、天候などの非人称主語 es は、副詞等が前に来ても
省略しません。
・Heute regnet es.
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この回答へのお礼

lupinletrois様
 ご回答感謝いたします。

>wurde の前に2つの要素を置くことはできません。

基本の原則を忘れていました。

>天候などの非人称主語 es は、副詞等が前に来ても
省略しません。
・Heute regnet es.

重要なことを教えて頂いてありがとうございました。

お礼日時:2012/01/10 09:22

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