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居住まいを正す:とは座っている姿勢を正す と言う意味ですが。
この言葉、立っている時にも使えるのでしょうか?

また、立っているときに姿勢を正すの意味の慣用句がありましたら教えてください。

A 回答 (7件)

#3です。



>居住いをいろいろ調べてみたのですが、どうも言葉の成り立ちがわかりませんでした。

9世紀前半の記録ですが、「出で居も吉(よ)く、佇(たたす)まひも吉く」(「東大寺諷誦文稿」)あるように、の「出で居」は「端近な所に出て、座っていること。」であり、「たたすまひ」は「立っている様子。ありさま。かたち。」で、はっきり対比かつ区別されています。ですから、「ゐたつ(居立つ)」は「座ったり立ったりする。」という意味になります。

「ゐずまい(居住まひ)」は「坐作 ヰズマヒ」(名義抄)とも表され「座った状態。座り方。また、その姿勢。」であり、「枕草子」では「高ひざまづきというゐずまいに、御前のかたに向かひて」ともあります。
「居相撲」は「座ったままで取る相撲」であり、「居(ゐ)始(そ)む」は「座り始める。座り込む」、「ゐたけだか(居丈高)」は「座ったままで背を高くそびやかすこと。」…

一方、「たたずむ(佇む/彳む)」については「「立ち住む」と「立ち息む」…いずれにしても、立ち止まり静止するの意があり…」。
(以上、参考:「古語大辞典」小学館)

>この言葉、立っている時にも使えるのでしょうか?
#1さん、#2さんも、このような辞書的な意味での基本的了解のうえで回答されていらっしゃると思われます。

>容儀を正す 個人的に調べてみました・・があまり用例がないようなので掴みづらいところがありますね。
精神的要素を強めた「ただす」は「規(ただ)す/律(ただ)す」のニュアンスに近づきます。
居住まいを正すはまた、「居住まいを直す」とも遣い、姿勢を改めるだけでなく、本来の基本姿勢に戻す意味も含まれています。「気をつけ!直れ」や「黙とう!お直りください」などはその意味になります。
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この回答へのお礼

わざわざ調べて頂きありがとうございました。

そうですね。みなさん仰りたいことは分かります。
辞書通りに捉えた上で、一つ一つ組み直して行くと、違う側面も見えてきますね。
むしろ本来の意味をたがわなければ、言葉として発展させてもよいという考え、大変参考になりました。

ありがとうございました

お礼日時:2012/02/17 14:05

#5さんに一票。



通常、自分の家ではだら~っとした格好でいるのが常でしょう。
そこへ来客などがあると慌てて身じろぎして姿勢を正す。
これはほぼ反射的な動作、つまり、非常に自然な仕草と言えそうです。
いかにもありそうで自然な仕草は慣用句になりやすい。
住居(=常々居て住んでいる場所)ではごく自然な緩んだ姿勢を正すような仕草、という意味で「居住まいを正す」という表現が生まれたような気がします。
畳が主の時代に発生した表現なので「座っている姿勢を正す」という意味が定着したのでしょうが、本意は『だらけた気持ちを見透かされないように、それまでの姿勢を正すこと』だろうと思います。
社長が来たので、椅子に座って組んでいた足を戻す。
大統領が入室したため、立ちながら休めの姿勢で談笑していたのを止めて直立不動の体勢になる。
などの場合も「居住まいを正す」がしっくり来ます。

「威儀を正す」「襟を正す」も近そうですがたぶん、微妙に異なる意味になるでしょう。
前者は「重々しさに比重がかかりすぎている」後者は「非を責めるニュアンスが強い」という理由からです。
  
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

わたしもその考え方に賛成です。

本を読んでいた時にこの言葉が出て来たので、この考えはどうかと思い質問しました。
その文章中でも主人公は立った状態でした。
本来の意味を知らなければそのままスルーしていたのですが、「あれ?座ってないのにこの言葉、あってるの?」

日本古来からの生活を考えれば、言葉の成り立ちに考えが及びますね。

お礼日時:2012/02/16 08:23

まなこ→まなかい;病む→やまい;住む→住まい;語る→語らい;まどう→まどい;恥じる→恥じらい


のような派生語と同様な理由で「佇(たたず)む」から「たたずまい」ができたものと理解していますが、「居住む」という言葉を聞いたことがないので、不思議に思っています。
シロウト考えですが、「居住まい」は立っているときでも使えると思います。生活様式が変われば、言葉の適用範囲もそれにつれて次第に変わっても不自然ではないと思うからです。
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この回答へのお礼

なるほど視野を広げればそう言う捉え方も自然ですね。

居住いをいろいろ調べてみたのですが、どうも言葉の成り立ちがわかりませんでした。
居住い=きょじゅう 深読みすると、あながち座っている姿勢だけとも捉えられなくなってきます。

どうもありがとうございます。
視野の転換が出来ました。

お礼日時:2012/02/15 17:51

>> どちらかと言うと両方共、身体より気持ちを正すような言葉ですね。


 
居住まいを正す、姿勢を正す、威儀を正す、襟を正す、服装を正す
どれも、身体関連のことにこと寄せて、「気持ち」や「取り組み姿勢」「心のあり方」を言っているのだと思います。
格好だけのことを言うという気持ちは、表現する側にはないと思います。
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この回答へのお礼

そうですね。

表面的・言葉通りに捉えれば姿勢のことなんでしょうけれども、日本語にはその内奥が一語一語ありますからね。

お礼日時:2012/02/15 11:29

「容儀を正す」であれば、姿かたちや身のこなし全般に用い得るのではないでしょうか。


「立居(起居)振る舞い」とした場合のコロケーションとしては「規(ただ)す/律(ただ)す/反省する」あたりになるでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

容儀を正す 個人的に調べてみました・・があまり用例がないようなので掴みづらいところがありますね。

お礼日時:2012/02/15 11:26

居住まいを正す は 座りなおす動作を含んでいますから、立っているときには使わないでしょう。


 
似た慣用句では、威儀を正す 襟を正す【 というのがあります。
http://kotobank.jp/word/%E5%A8%81%E5%84%80%E3%82 …
http://www.weblio.jp/content/%E5%A8%81%E5%84%80% …
http://kotobank.jp/word/%E8%A5%9F%E3%82%92%E6%AD …

http://www.npo-hyogo.jp/keiei_tanshin/kanrisya_k …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

どちらかと言うと両方共、身体より気持ちを正すような言葉ですね。

お礼日時:2012/02/15 07:48

居住まいは座っている姿勢のことなので、座っている姿勢を正すであっています。


立っているのでしたら背筋を伸ばすとか?姿勢を正すでよいのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました

お礼日時:2012/02/15 07:44

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