今、簿記三級の勉強をしています。
色々と頭を悩ませながら少しずつ理解していっているのですが、
現金過不足でどうしても解らなくなっています。
ネットを見ても、私が使っているテキストや、
講師の説明でも
「借方」「貸方」に意味はないとされています。
単に、「資産」「負債」「資本金」「費用」「収益」に分類し、
それぞれが増減した時に「借方」「貸方」に記入するよう覚えるとのことでした。
そのようにして仕分け等、練習問題をしてきましたが
現金過不足で解らなくなりました。
帳面の金額を現実の金額に合わせるというところまでは解ります。
しかし、「借方」「貸方」に意味はないと言いながら、
過不足を帳簿に記入すると説明されています。
これは、「借方」「貸方」に意味があるからできるのでは?
と考えて解らなくなっています。
また、決済を迎えていない一時的な過不足は、
「資産」「負債」「資本金」「費用」「収益」のいずれにも該当しないと
テキストに書いてあります。
理屈抜きで
「実際残高<帳簿残高」「実際残高>帳簿残高」
双方の記入の指方を覚えるのでしょうか。
しかし、簿記は何らかの理論に基づいて記載方法が決められているはず。
借方、貸方に意味はないのでしょうか、あるのでしょうか。
私は理系出身のせいか、何とも気持ちが悪いのです。
ベースは決まり事として丸覚えするのは良いとして、
あちこちに理屈抜きの丸覚えがあるのは、
理論じゃないじゃないかと、感じてしまって。
上手く説明できていないかも知れませんが、
ご教授の程宜しくお願いします。
A 回答 (6件)
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No.6
- 回答日時:
> ネットを見ても、私が使っているテキストや、
> 講師の説明でも
> 「借方」「貸方」に意味はないとされています。
簿記の歴史の上では意味がありますが、現時点では当時の名残で呼んでいるだけなので、字面に囚われてはだめと言う事ですね。
「左側」「右側」のイミだと考えてください。因みに、「借方」と「貸方」は「De.」と「Cr.」とも表記します。
化学の授業で水素が「H」と言う記号で表す理由まで知らなくても化学の授業に支障は無いし、世間一般では「H」と書かれていたところで常に水素を表す訳でもはない(時間とか高さの意味で使っている方も居る)。そんなレベルでの呼び名です。
> しかし、「借方」「貸方」に意味はないと言いながら、
> 過不足を帳簿に記入すると説明されています。
> これは、「借方」「貸方」に意味があるからできるのでは?
現金過不足は、帳簿残高と実際の残高との差額なので、『現金』勘定に原因不明の現金過不足が生じた場合には、『現金』勘定を実際の残高にあわせるために、一時的に『現金過不足』勘定を使わなければならない。
また、複式簿記には『貸借一致』の原則があり、各勘定科目の「借方」合計額と「貸方」合計額は一致させなければなりません。
> 私は理系出身のせいか、何とも気持ちが悪いのです。
> ベースは決まり事として丸覚えするのは良いとして、
> あちこちに理屈抜きの丸覚えがあるのは、
> 理論じゃないじゃないかと、感じてしまって。
私、数学には強くはありませんが、「喩え」が数学で浮かんだもので・・・
小学生に「1+1=2」と教えますが、大学の専門科目である「整数論」を教えないのと一緒で、私が勉強していた30年以上前でも3級では余り論理的な説明は致しません。
又、先の「借方」「貸方」に於いても、公式とその意味は教えたとしても、公式を憶えたり解くために数学史は必ずしも必要では有りません。
お知りになりたい場合には、大学レベルとは申しませんが「簿記論」「財務諸表論」「会計学」「制度会計」「企業会計原則」と言う題名の書籍をお読み下さい。更に、日商2級レベルに進めば「原価計算論」「原価計算基準」「管理会計」と言う題名の書籍もお読みいただければ良いと思いますし、工業簿記・原価計算は論理的ですから、商業簿記の様に『とにかく頭から憶えろ』と言う事は少ないと思います。
参考までに、決まり事の一部は↓のサイトに載って居ります。
http://gaap.edisc.jp/
先ずは「企業会計原則」と「同 注脚」が最初に憶える内容ですね。
あと、何故、仕訳等の左側を「借方」と呼ぶのかは、http://www.a-firm.ne.jp/nyu-mon/drcr.htm に簡単な説明がありますが、元々は1回の航海毎の収支用に行われていた記帳が簿記の原型。
この手の説明では現金勘定や商品勘定がよく例として挙がりますが
○現金→『今回の航海で船等を買うために、債権者から預ったお金』→つまりは、お金を借りている→それを左側に書いたから『借方』
○商品→『今回の航海で、交易の為に荷主から預かっている商売』→(上と同じなので省略)→『借方』
順序が纏まらず、殴り書きで読みにくいとは思いますが、概要はご理解いただけたでしょうか?
No.5
- 回答日時:
起業したと同時に勉強を始めたので、銀行からの借入金は当然『借方』に違いないし、売掛金はお金を貸したのと同じだから『貸方』だと思っていました。
ところがそれがどうやら逆らしいと気付いたのは、半年ほどたってからです。
要するに『借方』とか『貸方』とかいった言葉には意味がない、ということです。
No.4
- 回答日時:
講師が言うたんは、「借方」「貸方」の字面に囚われるな、いう意味と違うかな。
たまに字面に囚われて訳分からんよになるお人がおるんよ。具体的には、貸付金などを表示する側が「借方」で、借入金などを表示する側が「貸方」やん。それでこんがらがる。言葉に拘り過ぎる人が陥りやすいんよ。
これ、簡単には歴史的経緯が関係しとる。簿記発祥時あたりの経緯を唱える説もあったり、日本に導入したときに翻訳し間違えた説もあったり、いくつかある。わしは翻訳し間違え説がいちばん筋とおっていて好感もっとる。
とはいえ、あなたならお気付きと思うわ、この話は簿記学習の本質から外れたどうでもええことやん。せやから、テキストとかでは「意味がない」としとるのと違うかな。
あと、現金過不足を帳簿に記入するんは、トータルで貸借を一致させるという簿記の仕組みゆえ。その分類はテキストが正確で、講師はテキトーやな。(苦笑)
No.3
- 回答日時:
>借方、貸方に意味はないのでしょうか、あるのでしょうか
意味があるかないか。歴史や経緯の勉強としてならともかく、
簿記学習にその意味を問う意味はありません。
そして、その意味を考えだしてしまうことこそが
簿記学習でつまずく人の陥りやすい罠です。
単純に左側、右側というかわりに、
その言葉を使っているだけ。と割り切りましょう。
理系ならお分かりでしょうけど、
1たす1がなぜ2になるのか。
そこから考え出すと先に進めません。
まず1たす1は2なのだ。という前提から進まないと。
No.2
- 回答日時:
現金過不足の漢字の意味を考えればどこにも該当しない事は明白です。
過不足=超過+不足
何故現金超過と現金不足を別にしないのかは不明ですが要は「用途不明金」て事ですね。
何故増えたり減ったりしているのか不明なのでどこにも当てはめようがありません。
現金超過と現金不足という別の項目であれば貸借に分類することも可能でしょうが、合体しているのでできません。
これはもう「こういうもの」として覚えるしかありません。
理屈としては「どこに属すかわからないもの」なのでどこにも属さないといったところでしょうか。
要は未仕訳のものだと思えばいいです。
すでに記帳されているものを「現金過不足」という項目を使うことで未仕訳に戻すわけです。
超過と不足に分かれていない事で混乱が生じますが、作った人が「分ける必要性が無い」と判断したということなんでしょう。
勘定科目はころころ変わりますけどね…
No.1
- 回答日時:
>「借方」「貸方」に意味はないとされています。
会計理論上、意味はありますが、3級レベルでは余計なことは考えず暗記することが重要です。
とりあえず、
「借方」:左側、資産の増加、負債や資本の減少、費用の発生
「貸方」:右側、負債や資本の増加、資産の減少、収入の発生
ということを覚えておけば必要かつ十分なはずです。
>「借方」「貸方」に意味はないと言いながら、過不足を帳簿に記入すると説明されています。
前者と後者は次元の違う話です。前者はネーミングの問題であり、後者は仕訳(=取引発生の認識)の問題です。
>理屈抜きで「実際残高<帳簿残高」「実際残高>帳簿残高」双方の記入の指方を覚えるのでしょうか。
3級レベルなら暗記することが優先です。なお、一方を覚えればもう一方は逆と覚えればいいだけでしょう。
簿記は技術であり、日々の処理についての知識です。理論を追及したいなら会計学(財務諸表論)を学びましょう。そうすれば、なぜ簿記がこのようになっているのかもわかってきます。なお、会計理論をどれだけ知っていても、経理実務はできません。それは簿記の領域だからです。あなたはいま理論ではなく実務を勉強しているということを認識すべきです。
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