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基本的に染色とは極性の問題です。では、細胞質を染色するエオシンYは細胞質の何の分子構造のどの部分にエオシンYの何が結合するから染色されるというのでしょうか?このようなこと(その他にも、染色のシステム)はどのような文献を参照すればよいのかも教えてください。

A 回答 (1件)

エオジンYは、カルボキシル基を有する酸性色素で、水溶液中では負に帯電しています。


このため、陽性荷電部分に結合し、その部分が淡紅色に染色されてきます。

アミノ基を有するリジンやアルギニンなどのアミノ酸を多く有している陽性荷電タンパクなどに強く結合します。従ってこのような陽性荷電物質が多く存在する細胞質、細胞間隙、線維素、赤血球などがエオジンにより染色されます。これらはエオジン液に酢酸を加えることでpHを下げると、アミノ基がイオン化しやすくなり、より陽性に荷電することでエオジンが結合しやすくなります。

染色法の原理などが詳細に書かれているものには、医師薬出版の「新染色法のすべて」がありますが、この他、病理組織染色に関する書籍に大抵載っています。臨床検査技師用の教科書の病理学に関するものにも載っています。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。文献については早速読みに行きたいと思います。

お礼日時:2004/01/11 04:41

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