中小企業では特許、著作権をとっても無駄では？

アメリカと違い、日本では特許、著作権をとっても無駄ではないのか？
　図面を出しても、それを真似して作ってしまうし、開発する手間がかなりかかるのに
このように、特許と著作権で中小企業を守る手立てはないのか？

弁理士の方に聞きたいです。

No.1 回答者： tetsumyi 回答日時： 2012/05/13 08:12

弁理士ではありませんが

特許をとって無駄ではないです。
まねされて警告したにもかかわらず製造、販売し続けるなら、マスコミの力を利用して圧力を掛けることができます。
企業イメージが失われるなら膨大な不利益を受けることになります。

もう1つの無駄でない理由は、特許、著作権を取ることによって他の企業が権利を取得することができなくなって、中小企業が製造販売を続けることが可能になります。
また、1つの製品を完成させるには多くのノウハウを必要としますが、他社がまねしたとしても開発段階で種々の困難を解決していますので、真似した企業にできないような、問題発生時にすぐに対応したり、より高いレベルの商品に改良をしたりすることができます。
これは実際に開発に携わった人だけが知ることです。
今の大企業の収益が著しく低下しているのは、グローバル化に伴い目先の利益獲得に走り、今までの製品開発を中小企業の高い技術力に頼ったことを忘れ、既存の技術に頼るようになって行き詰まっているからです。
経営専門の雇われ社長と経験のない若手研究者を集めたとしても、時間を掛けて獲得した技術力を失うなら企業は衰退するしかありません。
高い技術力を持った中小企業は世界から注目され続けています。