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英会話学校初級での和文英訳の宿題「そのサル達は手と足が大きいね」の
正解は「The monkeys have big hands and feet.」で
僕は apes にしたのですが、アメリカ人の若い女性の先生に聞くと
「どちらでも良い、ape の意味が広かったかな?」 との説明でした。
そこで家に帰り、英和辞典(ジーニアス、研究社英和中辞典、リーダーズ)、
オンラインの英英辞典(Longman)を調べると、いずれも
monkey: サル《一般に小型で尾のあるサル》
ape: 類人猿《尾がないか短い大型のサルで、ゴリラ、チンパンジー、オランウータン
 などが該当する》
でここでの解決済みの質問「APE と MONKEY の違いは?」への回答と同じです。
ジーニアスでは ape は《広義》サル とも説明され、
「ape の方が広い意味なのでしょうか?」とその英会話学校の日本人の男性に聞くと、
「日常会話では ape はあまり用いない。たいてい、アメリカ人は『正確な意味』は
気にしない。古い辞書の古い語義よりも、アメリカ人の先生からもっと大事な何かを
学んだ方がいいよ」と言われました。
そのアメリカ人の先生から「質問サイトで質問すると、日本人、native English speakers
たくさんの方から教えて貰えます。言語は数学のように1つの正解がある訳でありません。
質問サイトで質問すると、いろんな違った人の意見を聞けるよ」とアドバイスされ、
ここで質問しています。

● アメリカ人は monkey と ape を区別せず、辞書にある定義は古いのでしょうか?

A 回答 (3件)

アメリカ人はmonkeyとapeを区別しないのではありません。

できないのです。

日本人にとって、猿(monkey)はかなり身近な存在です。ちょっとした山に入れば野性猿を見ることもできますし、猿の演芸や露天風呂に浸かる猿なども見ることができます(少なくともテレビでは見ているでしょう)

それに比べて類人猿は日本人にとって身近な存在ではありません。「今年の冬も類人猿が露天風呂にやって来ました」というようなニュースを見たら、猿と類人猿は違う、と違和感を感じるのではないでしょうか。

しかしアメリカ(ヨーロッパ)には野生の猿はいません。また日本のように身近な存在でもありません。そのため、「猿」と「類人猿」の違いがあまりよく分かっていない、のです。
また特にアメリカ人は一般的に進化論をあまり信用していないので、「猿」と「類人猿」の違いを重要とは見なしていないところも見受けられます。

ですので、単語としてはmonkey と ape の違いは厳然としてあり、厳密に利用しなければならない研究者などは間違えることはありませんが、一般的なアメリカ人には「どっちだっていい」というレベルの話なのです。

ああ、そういえば映画:Planet of the Apes を「猿の惑星」と邦訳するのは厳密には間違いですが、日本人的には「類人猿の惑星」では見に行く気が起きないですよね。

ということで、日本人も厳密に猿と類人猿を定義しているとはいえないかもしれませんね。
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この回答へのお礼

非常にわかりやすい説明ありがとうございます
アメリカ人の先生の質問サイトで聞いてごらんとアドバイスを頂き、
半信半疑で質問しましたが、こんな明解な説明をきけて感動しました
本当にありがとうございます

お礼日時:2012/05/14 17:45

>● アメリカ人は monkey と ape を区別せず、辞書にある定義は古いのでしょうか?



言葉は生きていますから、時代とともに変化します。

映画「PLANET OF THE APES」が発表され、続編も作られ、単語「ape」が一般に広まると、apeの方が一般化してしまったようです。

日本語の「ヤバイ」や「ぜんぜん」なども、逆の意味に使われるのが普通になって来ています。

質問者さんが、アメリカ人に

日本人は、悪い意味の「ヤバイ」と良い意味の「ヤバイ」を区別せず、辞書にある定義は古いのでしょうか?

って質問されたら、どう答えます?

JK達が使っている「ヤバイ」の説明を一切せず、辞書にある「JK達には通じない説明」をそのまま説明したりしますか?

(JK達には通じない説明=『「具合の悪いさま」「不都合」を意味する形容動詞「やば」を形容詞化した語』と言う説明)

ネイテブなアメリカ人が「どっちでもいい」って言っているなら、本当に「どっちでもいい」んです。

こんなくだらない事で悩んでないで、もっと「生きた英語を生きた状態で身につける事」を考えた方が良いでしょう。
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この回答へのお礼

映画で言葉に使われる頻度も多くなるのですね

「やばい」は同じスポーツジムに通っているロシア人女性が使っており、感心し、びっくりしました。あまりにウケタので「使ったら変ですか?」と聞かれましたが、その場でいきなり説明するのが難しく困った経験があります

「ぜんぜん」も国語の時間では間違いですが、僕も普通に使っています

本当は赤ちゃん、子どもが言葉を覚えるように1日中、native English speakers と話せたら良いのですが、週1回 80分 初級のレッスンを受けるだけなのでレッスンでわからなかったことを帰って辞書で調べていますが、なんか歯がゆいです

お礼日時:2012/05/14 18:05

1. monkey のほうは、遊び回るもの、という印象が大きいと思います。

「有尾猿」という名詞のほかに、自動詞としては「ふざける、もてあそぶ、翻弄する、いじくる、遊び回る」 特に monkey aroundの形で、また他動詞としては「~をまねる」という意味で使います。

2. ape の方は「無尾猿」という正式の意味のほかに「大きくてのろまな人、がさつな人、絶頂、頂点」という名詞があり、他動詞では「~をまねる」というのがあります。

   「~をまねる」は両方に使いますが2の方が遥かに動詞で使う頻用度が高いと思います。アジア人などに対する人種的蔑称に1が多いのはそれだけ「人間から遠い」という認識から当然でしょう。

>>アメリカ人は monkey と ape を区別せず、辞書にある定義は古いのでしょうか?

   上に述べたように区別があります、辞書は用例(誰かが既に使った事例)を列挙するものですから、「古い」のは当然で、いまさら取り上げて言うことではないように思います。
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この回答へのお礼

j辞書にはないニュアンスの違いの説明ありがとうございます
ニホンザル、チンパンジーを思い浮かべると
SPS700 さんの説明して頂いた語義になるほどと納得します
こんなに面白い違いがあると知り、感激です

お礼日時:2012/05/14 17:53

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