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本日日本国債の格付けがスロベニアと同じになったというニュースがありました。
本日時点のレートは知りませんが、スロベニアは昨年1時期利回り7%を超えていました。これに対し日本国債の利回りは1%。
もし格付けが危険度を表すものなら、同じ格付けの国債は同じ程度の利回り(価格)にならないといけないと思います。
という事は日本国債も、いずれ日本人以外が買う時には7%の利回りになるわけで、これは銀行破たん初め、日本沈没のシナリオになると思います。
という訳で、恐らく政府は国債を日銀買い取りにするのではないかと考えましたが、この他に方法があるでしょうか?
又、その場合どこかでハイパーインフレが来るという可能性が高いのでしょうか?

A 回答 (5件)

これははっきり言って誰も読めない問題なのです。


一般的に日本のようなGDPの大きい国はハイパーインフレがおこりにくいです。
それは資金が潤沢で手段をたくさん有しているからです。

そしてハイパーインフレに突入する前に幾つかの前提条件(ステージ)をクリアしなければなりません。
識者がその過程を追っていれば、自ずと解決の方向に動いていくことでしょう。

日本のGDP、対外資産をみると、前者は世界第3位、後者は世界1位です。
日本円が暴落する初期は日本円に換金しようとする動きが最初に起こります。
当然です。円安になった時に換金すれば大もうけだからです。
この過程で新興国を始め、多くの国が打撃を受けるでしょう。
下手をすればこれだけで世界恐慌の引き金になるかもしれません。

次に換金で国内がややバブル状態になります。
基より輸入品目は高くなりますから、物価はインフレ傾向になります。
銀行の利子はインフレ率を上回ってないと銀行が損失を蒙りますから、利率が上昇します。
これが利率上昇の仕組みで、国債はその金利の基準となるべき大切な要素です。

次に円がいよいよやばいぞとなったら一斉に日本からの国外逃避が始まるでしょう。
この段階で初めてハイパーインフレが意識されるようになります。
現在、ユーロでこの状況が進行中です。
まだ、ユーロから実需筋の本格的な資金逃避は見られていないといわれますが、
ギリシャが大失態を犯すのなら、欧州はハイパーインフレが襲うはずです。

ということなので、皮肉にも日本の将来を欧州が先にシミュレートしてくれそうです。
現実的にもユーロや米ドルが直面する問題の方が大きくて、
今の通貨体制を何とかしましょうという会合がされる筈です。

その中で日本が有利な方向にはたらき、日本の借金の問題は
気付いたらいつの間にか解決していたというのが真相ではないですか?
こんな風に考えているので、この問題は必要以上に深刻に考えていません。
日本は日銀が通貨の信任を守ったため、打てる策がたくさんあるのが大きいです。
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この回答へのお礼

希望的観測もあるでしょうが、確かにgungnir7さんの言われる通りになるという気がしてきました。

例えば、アメリカが借金だらけでいずれ沈んでいくというのはコンセンサスでも、アメリカ景気が悪いと中国景気が悪くなり、その結果日本が悪くなり、ドルが下がると中国や日本が困る。
という訳でとりあえずはアメリカをなんとかしないといけない、何とか立ち直って欲しい・・というのが日中の希望ですよね?

日本の場合も同様に大きな問題を抱えると、利害関係のある大国が救出策を考えざるを得ないという所までは間違いないと思います。
その結果がどうなるか?その時点での日本の政治家がずるく立ち回れるかどうか・・が国家に大きな影響を与えそうですね。

お礼日時:2012/05/29 02:41

格付けなんて当てになりません。


ここ20年ほど日本は世界最低の金利で、高くてもせいぜい2%を少し越えるぐらいでした。
その間には、日本が今よりずっと低い格付けのときもありましたが、金利は全く格付けに影響を受けることはありませんでした。逆に、短期的には格下げにより金利が下がることもありました。こういう現象が起きることが、日本経済の面白いところですね。他の国では考えられません。

経済規模が日本の中程度の地方都市ぐらいしかない国を引き合いに出して、日本全体がどうのこうの言うのも、あまり信憑性が感じられません。
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この回答へのお礼

確かに格付け会社が格付けている基準を世界に公表しない限り、「裏でどこかと利害を通じていて恣意的に操作している」という疑いは晴れないですね。
面白い事に日米比べるとこういった格付けに遥かに弱いのは日本で、そういった意味で格付け会社の情報に対してはその裏を読む事も必要かもしれないですね。

お礼日時:2012/05/29 02:28

> 日本の銀行が低金利の国債を買っているのは、政策金利が低い為ですね。



少し違います。
BIS規制(自己資本比率規制)というのはご存知でしょうか。
要するに、貸し出しの一定割合以上は自己資本がなければ銀行をやってはいけない、というものです。

自己資本比率は、簡単に言えば
 自己資本÷リスク資産総額
で求めることができます。
リスク資産総額には企業の貸し出しは100%含まれますが、国債は含まれません。

さて。
銀行はお金を預かって他に貸すことで利ザヤを稼ぐ商売です。しかも預金を拒むことはできません。
したがって、預金額を貸し付ける必要があります。
しかしながら、自己資本比率の上限がありますので、企業向け貸し出しには限度があり、それを超えた部分は国債などにしなければなりません。
したがって、政策金利がどうあれ、国債で運用することに一定の合理性があります。


> 「日本国民にとっては、本来受け取るべき金利を銀行の利益に献上していて不利益を被っている」という議論もありますが。

その議論は完全に誤りのように思います。
利子というのは、そのお金が生み出した価値の一部の分配です。
したがって、日本国内にとどまっている限り、日本国内の成長率よりも高い実質金利は、短期的なものならあり得るにせよ、中長期的に言えば相当に奇妙なものです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
国際決済銀行では日本国債のリスクはゼロと決めている訳ですか・・
恐らく、世界の国の全てがリスクゼロという事はないでしょうから、リスクからみた格付けでは日本は最上級で、これは格付け会社の意見と違いますね。
格付け会社に文句言ってやりたいですね。

金利と銀行の利益については色々な所に書いてあるので、なんとなく質問に書いてしまいましたが、確かに何故そうなのかは私も良く分っていませんでした。失礼しました。

お礼日時:2012/05/29 02:21

> もし格付けが危険度を表すものなら、同じ格付けの国債は同じ程度の利回り(価格)にならないといけないと思います。



格付けは、格付け会社が勝手に決めるものなので、危険度を表しているわけではありません。
引き金は引くかもしれませんが、現在のところ日本国債が危機的な状況にあるとは思いません(が、改革の為の時間は残り少なくなっていると思います)。


さて。
国債の場合、利回りは価格と額面(+クーポン受取額)との差額によって決まってきます。
基本的には価格は需要と供給で決まると考えるのが最も分かりやすいですが、スロベキア債はユーロ建債であまり需要がないのに対し、日本国債は日銀が買いいれようとしても銀行側が手放さないほど需要があります。
この差が金利の差として表れています。

因みに、日本政府が払っている金利とは少し異なっています。
言ってみれば、日本政府は発行時の差額で利払いの一部を行っており、その後の取引で付けられた価格変動は日本政府の知ったことではないからです。
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この回答へのお礼

日本の銀行が低金利の国債を買っているのは、政策金利が低い為ですね。
政策金利が低いと政府も低金利の国債を発行できるので、社会全体これでうまく回っている事は理解できます・・・「日本国民にとっては、本来受け取るべき金利を銀行の利益に献上していて不利益を被っている」という議論もありますが。
この図式が未来永劫続く訳でなく必ずどこかで逆転する訳ですが、その時は大きな大変な事になりどうですね。

お礼日時:2012/05/24 21:19

大丈夫、最悪の時は日銀が国債を引き受けます。



過去にしてますよ、世界で一番にデフレ脱却しましたよ。

当時は日本帝国軍でしたけど。

今のうちに金の一つでも持って置く事かと思います。

国内消費の強みですね。


まあ、安心は出来ないでしょうけど、万一に備えるのも良いと思いますよ。
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この回答へのお礼

高橋是清の政策ですか?おかげで勉強しました。
江戸時代に生まれ明治時代を生き延びてきた高橋是清の気概を、今の政治家が持っている事を祈りたいですね。

お礼日時:2012/05/24 04:42

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