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大阪在住の者です。
実家の母が、今現在、アルコール性肝炎で入院中(個人病院)です。

少し前まで自力歩行して用足しも出来、
時々記憶が混乱するものの起き上がって自分で食事をとることも出来ていました。
受け答えも冗談を言ったりして見舞いに訪れる面々を笑わせていたのですが、
ここのところ数日の間に容態が急激に悪化し、
今は自力歩行どころか、ほぼ寝たきり、
介添えなしで食べることもできず(それもほぼ食べられない)
24時間点滴と排尿の管につながれています。
受け答えもほぼままならず、意識も混濁しているようで、まともな会話が成立しにくく、
脳へのアンモニアの影響が心配されます。
腹水も溜まっていて、苦しそうです。
黄疸は入院当初よりはましですが、完全になくなってはいません。
顔色も黒っぽく浮腫んでいます。

今のままだと危険だと思い、残りの家族で母を適切に治療してくれる病院を探しているのですが、
これから今の病院が紹介してくれた総合病院をあたろうとしていた矢先、
どうも受け入れ先の総合病院のベッドが空いてないだの、
当初と違って歯切れの悪い返事が返ってきて、
仕舞いには、「アルコール性肝炎の患者は受け入れられにくいんです」
という文言が返ってきました。

素人の私には分かりません。
なぜ、アルコール性肝炎の患者は受け入れを拒否されるのですか?
治療が長引くからですか?治すのが難しいからですか?
それとも自己管理不行き届きということで見下されているのでしょうか?
はたまたTVドラマじゃないけれど、お医者さんへの特別な謝礼が必要なんでしょうか?

ともかく、我々家族は必死です。
母が飲まざるを得ないような心境になったのは
本人にも責任はありますが、家族の我々にも責任はあると思います。
それもこれも、重々承知の上で、いまさらだけど、何とか助けてやりたい。
今のままでは本人も口惜しいだろうし。
とにかく思いつく限り、順次あたってみますが、
なぜ拒否されやすいのか、腑に落ちません。
お分かりの方、ご教授願います。

A 回答 (3件)

まず、アルコール依存症について、誤解をされているようなので一言。


以前は、「アルコール中毒(アル中)」と呼ばれて、
麻薬中毒患者のように、「狂暴」というイメージを持っておられる方が
多いのですが、そうではない患者も多いのです。
いや、そうではない患者の方が圧倒的に多い。
依存症の人は、日本では200万人以上いると推計されています。
(飲酒人口の30人に一人という高率です)
その多くの人は、普通の人とかわりありません。
社会的な地位の高い人も多くいます。
では、健常な人と何が違うのか?
それは、「自分の意志でアルコールをやめられない」のですよ。
だから、毎日、晩酌する、一日おきというような習慣となっている
人の中には、アルコール依存症の人が多く潜んでいるのです。

アルコール依存症の患者を、自業自得というのは、間違いです。
これは、れっきとした「病気」なのです。
自制心が強い人でも、知らないうちに、なっている可能性があるのです。
だから、社会的地位の高い人も多くいるのです。

次に……
「うちの母はアル中ではありません。
そこまでお酒におぼれている人ではないですよ」
という認識も多分、誤り。
(質問を読んでいるだけで、断定はできませんが……)
先にも述べたように、おぼれているとわかるようになるのは、
重症患者ですよ。
軽症の患者は、そうは見えません。
「ただの酒好き」ですが、調べれば、依存症とわかります。
アルコール性肝炎になるほどやめられないとすれば、
依存症だと考える方が普通ですよ。
そのスタンスに立たないと、正しい治療はできません。

さて、依存症という名前がついているぐらいですから、
これは、精神疾患なのです。

次に、肝性脳炎というのは、治療できる疾患であり、
特別な技術や高度な設備を必要とする疾患ではないのです。
つまり、治療のパターンは決まっているのです。
なので、現在の個人病院でやっている治療が、低度が低いとか、
不十分ということはないのです。

総合病院(基幹病院)は、その病院でなければ、治療できない
急性期の重症患者を優先的に受け入れる……
という立場にある病院です。
なので、すでに別の病院で治療を受けている肝性脳炎の患者を
受け入れなければならない理由が見当たらない……
ということもあるのです。

これらのことを総合的に考えると、
回復期に暴れられては困るという思惑がある。
(受け入れ先は、軽症だという確証がない)
基幹病院でなければならないという理由に乏しい。
一般病院でも十分治療可能である。
そのような患者を一人受け入れることで、
真に重症患者を一人受け入れられない可能性がある。
などなどの理由を総合的に判断されて、転院拒否されるのです。

今、日本の医療は、決定的に、医者不足なのですよ。
ベッドも看護師も足りません。
その傾向は、基幹病院になればなるほど強くなっています。

自己管理が悪い、自業自得だとか、
医師への謝礼が必要だとか……
そんなことは、一切ありません。

先に述べたようなことが、日本の医療の現状なのですよ。

だから、極端に言えば、
自殺未遂の重症患者は、救急搬送されて、病院に受け入れられます。
自業自得であり、謝礼なんて、関係ないのですよ。

TVドラマでは、謝礼をどんどん要求する悪徳医師と
タダで患者を救う神のような医師が出てこないと、
話として面白くないからですよ。
現実には、それで差別されるということはありません。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答、ありがとうございます。

まず、「アル中」と書いた件について。
乱暴な言い方になったのは、感情的になってしまったからです。すみません。
自業自得、と言われたのが、正直、悔しかったから。
アルコール性肝炎、と書いた時点で、
それくらい言われるのは覚悟してたはずだったのに。

私は医療関係者でもない素人ですが、
アルコール依存症に関する知見も深くはないですが、
心の病であることは理解しているつもりです。
そしてわが母も、嗜好という名の依存、と思います。(軽度と思いますが)
何度やめろといってもやめられなかったんですから・・・・。
でも昔は一滴も飲めない人だったのですよ。
事実、甘いお酒しか好まないですし。

商売が生きがいの人で、こちらも引退を勧めましたが、頑として受け入れなかった。
(朝から深夜までかかる仕事で、力もいるし、正直ここ数年はもうかってもいなかった。
母の年齢も考えれば、引退すべきと思ったので。)
他に大した趣味もなく、それをする時間もなかったし、
ここ数年はそれ以外にも肉体的にも精神的にも負担が増えることがあり、
いろんなつらさや苦しみの中、それを緩和するのがお酒だったのかな・・・。
(ここだけ読むとまた、甘ったれるな!つらい思いをしている人は山ほどいるんだ!
と思われる人も多くいらっしゃるでしょうが。)


話を戻しまして、
> 肝性脳炎というのは、治療できる疾患であり、
特別な技術や高度な設備を必要とする疾患ではないのです。
つまり、治療のパターンは決まっているのです。

なるほど、そうなんですね。
No.2の方へのお礼にも書きましたが、
我々家族も、母自身も、当初は転院など希望していなかったのです。
ただ、ここ4~5日の間に急激に容態が悪化した
(肝性脳炎がすすんだ、ということでしょうか?)のに対し、
入院当初に母を診てくださっていた、肝臓の治療に詳しい医師が
ほかの病院に移ったと聞かされ、まずびっくりさせられ、
これ以上の治療は当院ではできません(rokutaro36さんのおっしゃるとおりならば、
個人病院の医師のこの返事は、きわめて誠実で適切なお答えだったのでしょうが)
のように言われたため、
我々家族はセカンドオピニオンがいるのかな?そしたら転院?と考えたのです。
けして個人病院だからとか総合病院だからとかそういう考えからではなく。
(むしろ、大きい病院になればなるほど、ケアをきちんとしてもらえるのだろうか?
という不安が私にはあります。
医師不足、看護師不足は私のような者でも知りうるところだからです。)

No.2の方へのお礼にも書きましたが、
なんだかんだありましたが、今日、母は市立の総合病院へ転院しました。
これが母にとっていいことなのかどうなのか、今のところ私には分かりません。
見守りたいと思います。
そして今一番心配している肝性脳炎と思われる症状、少しでも回復して欲しい。
いったいなぜ急激に悪化したのか謎なので、
他に原因が隠れていなければいいのだけれど・・・。それが不安です。

重複しますが、丁寧なご説明、ありがとうございました。
母の病の治療に関することも分かりましたし、
日本の病院の事情も理解できました。
また私の妄想(医師への謝礼とか云々)にも応えてくださってありがとうございます。

お礼日時:2012/06/28 20:50

個人病院だろうが総合病院だろうが、やる事、やれる事には大差なく、治療しても



> 受け答えもほぼままならず、
> 腹水も溜まっていて、苦しそうです。

と悪化しているようなので、治療しても改善が望めそうもない、すわなち非代償性肝硬変の末期という診断なのかと思います。総合病院だからいい治療法があるという訳ではありません。

そこまで放置しておいて、個人病院だから治療法がよくないに違いないと判断されているのであれば、責任転嫁しているようにしか思えません。
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この回答へのお礼

> 個人病院だろうが総合病院だろうが、やる事、やれる事には大差なく

なるほど、そうなんですね。

ちなみに、総合病院だから高度な技術があって、個人病院だから技術が低い、
という考え方を我々家族はしている訳ではなく、
もともとこの個人病院にいらした肝臓の治療に詳しい内科の医師が、
母の入院中に青天の霹靂とでもいうべきか、別の病院に移ってしまわれて、
「うちの病院ではこれ以上肝臓に関して特別な治療はできない」
と言われてしまったからなのです。

ただ、なんで急激に悪化してしまったのか?
疑問が残っている部分もありますが、
この個人病院に恨みも何もありませんし、
看護婦さんはじめ、皆さん良くして下さったし、
母が何よりこの病院を気に入っているので本当は転院したくはないのです。

けれど、症状は悪化している、肝臓に詳しい医師もいない、
家族からすれば、不安で何とかならないのか、
ただ黙って苦しんで死んでいくのを見ているだけ???
と思うからです。

母の肝臓の状態を放置していた、
それに関しては母自身も我々家族も、厳しいことを言われても仕方ないかもしれません。
皆、結婚しているなど母のそばにいなかったこと、
あとは家族の問題があり、母を孤独にさせていたこと、など
これは詳しくかけませんが、長年にわたる家族の問題が裏にはあります。
母自身も、商売をしていて、それが生きがいで、
どんなに周りがとめても引退しようとしなかった、
アルコールだけではなく、過労も心労もあったと思います。
特にここ最近、商売以外でも負担になることを抱えていたようなので、
過労はかなりあったはずです。

だから早く引退してゆっくりしてってあれほど言ったのに!!!
お酒も飲むなってやめろってあれほど言ったのに!!!と
私なんぞは叫びたい気持ちですが、
頑として聴かなかった・・・・・。誰も母を止められなかったのです。

すいません、若干取り乱してしまいましたが、
要は、個人病院だから治療法がよくない、とはまったく思っていません。
そういうことではないのです。

ちなみに今日、市立総合病院への転院が決まったと、
他の家族から連絡をもらいました。
先方の曰く、「難しいし、望みは薄いけれども何とか観てみます」とのことでした。
USB99さんのおっしゃるように、移ったからといって、私は
治療がこれまでと格段に変わる、容態が急激に回復する、とは
その受け答えからも考えてはいません。
むしろ、これまでの個人病院のときのような
きめ細かなケアがしてもらえないんじゃないか?という不安が私にはあります。
けれど、一縷でも望みを託す、それしかありません。

長くなりましたが、回答、ありがとうございました。

お礼日時:2012/06/28 12:10

予想されるトラブルが多い上に基本的に自業自得、優先順位の高い患者はほかにいくらでもいるからですね。


生保をよろこんで集めるような病院ならすんなりいくかもしれません。
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この回答へのお礼

>予想されるトラブル

というのはどういう意味ですか?
アルコールが切れて暴れる?とか?

うちの母はアル中ではありません。
そこまでお酒におぼれている人ではないですよ。

>基本的に自業自得

やっぱりそういう見方しかされないんですね。。。

よく分かりました。ありがとうございました。

お礼日時:2012/06/28 01:38

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