No.1ベストアンサー
- 回答日時:
「神経や、筋、腺」 といった活動電位を生じる細胞は、興奮性細胞 と呼ばれます。
それに対する 非興奮性細胞 では、活動電位は生じません。非興奮性細胞でも、イオンチャネル自体は存在しますが (下記引用1)、そのうちの 電位依存性イオンチャネル は存在しない (言い換えれば、「興奮性細胞では、電位依存性イオンチャネルが存在する」。下記引用2) と、現時点では、私は解釈しています (研究の進展により、今後どうなるかは 何ともいえませんが)。
1) イオン・チャネル (檸檬)
http://afro.s268.xrea.com/cgi-bin/concept.cgi?mo …
2) ゼブラフィッシュRohon·ビアードニューロンの同定と電位依存性のCa2 +電流の変調 (The Journal of Visualized Experiments (JoVE))
↑ ページ最下部にあります。
http://www.jove.com/author/Stephen+R._Ikeda?lang …
「他の細胞が膜電位が閾値以上に達するとどうなるんでしょうか?」 については、非興奮性細胞 (「他の細胞」) では、通常は起こり得ないことでしょうが、仮に 実験系 などで誘発させた場合については、先行知見があるか否かは、恐れながら、不勉強で よく分かりません。m(_ _)m ですが、私見ながら、この際には、存在しているイオンチャネル・イオンポンプの作用により、(活動電位を生じることなく) 緩やかに静止電位に戻っていくのではないでしょうか。
.
ご回答ありがとうございました。
非常に丁寧に教えてくださってありがとうございました。
興奮性細胞以外、電位依存性のチャネルが確認されてないんですね。勉強に成りました。
その他のチャネルによって、活動電位が起きるほど、その他のチャネルの発現は抑制されており、簡単にそうした電位変化が生じるものではないという解釈でよいのでしょうか ?
本当に回答いただきありがとうございました。また、是非、教えていただけるとうれしいです。
No.3
- 回答日時:
Nos.1&2の pseudos です。
早速の 【お礼】 をありがとうございます。No.1への 【お礼】 に関しまして、
> その他のチャネルによって、活動電位が起きるほど、その他のチャネルの発現は抑制されており、簡単にそうした電位変化が生じるものではないという解釈でよいのでしょうか ?
申し訳ありませんが、上記の意味 (特に 「その他のチャネルの発現は抑制されており」 の部分) が よく取れませんでした。m(_ _)m 上記が、もし 「非興奮性細胞では、膜電位は、存在するイオンチャネル・イオンポンプにより平衡を保たれており、簡単にそうした電位変化が生じるものではない」 の意味であれば、私は そう解釈しております。
.
曖昧な質問をしてすみませんでした。
言葉足らずですみません。概ね、補足回答でご記載いただいたことを申し上げたかったことでした。
それに加え、膜に発現するチャネルの量が非興奮性細胞では、転写レベルでも調節されているから活動電位が生じるほどの膜電位の変化が生じるものではないのかなあと、思った次第でした。
しかし、補足回答をいただいたおかげで、納得しました。
お手数をおかけしました。
このたびは、度重なるご回答ありがとうございました。
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