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こんにちは。

2歳の娘に外斜視の疑いがあり、現在、検査段階です。

まずは視力検査を行うことになったため、アトロピン0.5%を1週間ほど点眼した上で、昨日(8月9日)検査を受けに行きました。
しかし、鎮静剤が効かず(昼寝が影響?して眠ってくれなかった)、昨日は検査できなかったので、次回(8月30日)に見送ることになってしまいました。

■8月2日~9日に点眼実施

■8月23日~30日に点眼予定


そこで質問なんですが、アトロピンは頻繁に使用しても大丈夫なんでしょうか?
一ヶ月で二回も(合計2週間)点眼することになるので、心配になり、質問しました。

ちなみに、主治医の医師は、研修医から上がってきたばかりの若い人で、この質問を投げかけたところ「まぁ大丈夫だとは思いますが」という返答でした。

なんとなくまだ不安なので、どなたかわかる方がいらっしゃいましたら、ご回答いただけると幸いです。

宜しくお願いいたします。

A 回答 (1件)

子供さんが病気と言われたらご心配ですね。



さて、小児の斜視検査に「アトロピン」は欠かせません。小児は調節力というピント合わせの力が強いため、大人にするような通常の検査では本来の眼の屈折値(いわゆる眼の度数のことで、視力ではありません)を正確に測定できないからです。

ある程度大きくなったあとの経過観察や、近視があるかどうかなどの検査であれば「サイプレジン」というもう少しマイルドな点眼を使うこともあります。ですが、2歳のお子さんの初回検査であれば、アトロピンになると思います。

眼の屈折値を知ることで、斜視の原因(例えば調節性内斜視)がわかることもありますし、今後の視力発育のために眼鏡が必要かどうかも判断できます。普通2歳のお子さんであれば、おとなしく検査をすることはできないと思います。アトロピンで眼を検査に適した状態にし、あとはちょいとお薬でうとうとしてもらって検査、という流れでしょう。

アトロピンは有用な薬ですが、確かに副作用があります。副交感神経という自律神経をブロックするので、逆の作用を持つ交感神経の働きが強くなります。交感神経は大雑把にいえばヒトが興奮するときに働く自律神経です。

ですから、アトロピンの副作用には、交感神経の作用が強く働く方向で生じ、「動悸(心臓がドキドキ)がする」、「顔が紅潮する」、「口が渇く」、「散瞳(ひとみが開く)する=まぶしく感じる」、「調節力が低下する=ピントがぼやける」などがあります。薬に対する反応で「充血」することもあります。「調節力が低下する」のと「散瞳する」ということが、眼科の検査にとっては有効に働くところです。

1週間使って問題なかったのであれば、ご質問の間隔で使用されても(=1ヶ月の間に合計2週間使うということですね)心配なことは少ないと思います。ですが、副作用などは絶対ないとは言えませんので、散瞳してまぶしい以外の上記の症状があれば、主治医に相談するようにしてください。

副作用を少なくするために、点眼は1滴のみ、点眼後あふれた薬はふき取る、点眼後1分ほど目頭を押さえて鼻から口へと薬が流れないようにする、などの点を注意されるとよいでしょう。点眼瓶の先は眼に触れないようにしてください。

それから主治医の先生がお若いそうですが、病院であればほぼ検査のシステムは決まっています。実際の検査はORT(視能訓練士)の方がされるはずです。わからないことは多いと思いますが、それを聞くのは少しもおかしいことではありません。納得されるまでご質問されてよいと思います(もちろん同じことを繰り返して聞かれるのは少し困りますけど・・・)。

どうぞお大事に。
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この回答へのお礼

詳しく説明してくださり、とても参考になりました!

最初の一週間の点眼では、副作用として現れていたのは、外の日差しをまぶしがっただけでした。
日常と全く変わらず遊んでいたので、物が見えにくいといったことはなさそうでした。(本当は見えにくかったのかもしれませんが、真偽のほどは本人しかわかりません・・・)

とりあえず、予定通り、二回目の点眼を行ってみたいと思います。

ご回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2012/08/14 12:47

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