一人暮しの母（89歳、34kg、自活)のマットレス

一人暮らしの母（89歳、体重34kg,自活）のシングルベッドのマットレスを探しています。シモンズ、無印などのポケットコイルを見ていますが、母が高齢のため直接店舗で体験できないため困っております。お勧めを教えてください。

No.1 ベストアンサー 回答者： renka1 回答日時： 2012/08/12 14:55

28歳、独身女性です。

今まで敷布団やマットレスを買い替えて、実際に幾つかの種類を使ってきた経験からお答えします。

【敷布団（せんべえ布団）】
＜長所＞
・商店街や専門店に行くと、割と安価で購入できることがある。
　店員さんとの交渉による部分が大きいですが、枕・掛布団・敷布団の３点セットで5,000円以下で購入したと親戚の誰かが言っていたような覚えがあります。
・マットレスと違って、厚みに極端な差がないため、カバーを買うときにさほどサイズの問題で困らない。
・床に直接敷いて寝る場合は、マットよりも適している。
＜短所＞
・マットレスほどの弾力性がない。
・100％綿布団は、湿気などを含むとずっしりと重い。

【低反発マット】
＜長所＞
・体を包み込んでくれるような感触で、しっくりと体になじむ感じ。
・凹んでも、ゆっくり時間をかけてだが、自然に元の形に戻る。
・一時期寝ると背中が痛くて仕方なく、店員さんに勧められて低反発マットに買い替えたところ、症状が改善されました。
＜短所＞
・値段が高い。
・重い。
・マットに沈み込んだ姿勢で固まりがち。姿勢によってできた凹みに、はまり込んだような感じと言えばイメージはつくかな？
　使い始めた当初、寝返りを打った時にそれまでの姿勢でできた凹みに違和感を覚えました。その凹みは数秒でなくなるんですけど、寝返るたびにその凹みによる違和感に、最初は気持ち悪さを覚えてましたが、慣れてしまえば終わりです。

【バランスマット（これを現在使用しています）】
＜長所＞
・値段が安い。同じマットでも、低反発よりもお得。
・厚みの種類が多い。私の購入したお店では、シングル、セミダブル、ダブルで、それぞれ違う厚みのものが並んでいました。
・軽い。単純な構造でスポンジだけなので、腕力に自信がない私でも無理なく運ぶことができます。
＜短所＞
・厚み５cmのものを使用しているためか、ひときわ沈み込む腰の部分にベットの板の硬さを感じることがあります。
・私の買ったものが安物だったせいなのか、除菌スプレーを振って日に干したところ、振ったところが変色しました。でも、それだけです。黒カビ等はありません。

【ポケットコイル】
これは、使ったことがありません。というのも、昔何かの番組でポケットコイルの中のばねが折れて飛び出し、使用者の体に突き刺さって重症、救急車で病院に運ばれたという事例を見て、怖くなったからです。
ポケットコイルの構造が問題というよりも、あれはマットの上でトランポリンのように跳ねて遊んだ子供による故障なので、使用者の過失なんですけどね。

質問者様のお母さまの御年齢と体力を考えるに、私は分厚いバランスマットをお勧めします。
ポケットコイルタイプは、もしもお母様が何かの拍子でベットに倒れこんだ際に、力のかかり具合で中のバネが折れることが考えられますから、安全性の面からやめておいたほうがいいかもしれません。
低反発は寝心地はいいですが、重いです。お布団を干すのも大変でしたが、シーツやカバーを買えるのも重労働でした。運ばないけれども、やっぱり一部とはいえ持ち上げたりしないといけないので。
それらの理由から、私はバランスマットをお勧めします。私は一番薄いタイプを使って腰の部分に硬さを感じているため、お母様のは厚めのをお勧めします。

ご参考になれば幸いです。

この回答へのお礼

さっそく丁寧な回答をありがとうございました！
「バランスマット」というのは、初めて聞いた用語で、選択肢になかったのですが、説明を拝読してなるほどなあと思いました。ポケットコイルは、ばねが飛び出す事故があったというのも初めて聞きました。それは、おっしゃるように、使用方法のためなので、どんなスプリングマットでも危険性があるのかもしれませんが。

高齢の母のために、少しでも快適なベッドとマットレスをと考え、最近、ずっと調べていました。介護用のカタログなども眺めましたが、できるだけ普通のベッドを使って、普通に暮らしたいという母の希望もあり、普通のシングルベッドに、介護用の補助棒を付ける予定です。最後の難問のマットレスで迷っていたのですが、バランスマットの購入を検討してみたいと思います。ご親切なお答えのおかげで、何より、私が救われました。ありがとうございました！

お礼日時：2012/08/13 08:29

No.2 回答者： renka1 回答日時： 2012/08/15 12:01

再回答します。

ポケットコイルの破損事故をご存じないとのことなので、補足させていただきます。
これは、日本で起きたものではなく、外国で起きたものです。
私の記憶が正しければ、小学低学年ぐらいの少年2人がベットトランポリンの代わりにして遊び、その晩、その少年2人が遊んで中のバネが壊れたベットに、体重100kg超えのその少年たちのお母さんが寝転んだところ、その圧力によって飛び出されたバネが、お母さんの体に刺さったというものです。そのバネは鉄製だったから、折れ目の鋭さと鉄の硬さが人体に突き刺さるという自体になったようです。幸い、突き刺さったバネはお母さんの皮下脂肪で止まり、内臓や骨に損傷はなく、命に別状はありませんでした。
この事故は、さまざまな偶然が重なったために起きたもので、折れたバネの上に相撲取り体型のお母さんが横になったからこそ折れたばねの先端が飛び出したのであって、物を大事に扱う精神と標準体型ならまず怒らない事故だと思います。
そう言っておきながら、私がポケットコイルを使わないのは、再現映像の後にメーカーが事故後参考資料として保存しているという件のマットレスの映像が印象的だったから。「ベットの破損で怪我をした」というよりも、「このベットで殺人事件が起きました」という感じの血のシミが凄かったですよ。これが今も頭に残っているから、ポケットコイルを利用しないんです。
あとは、ポケットコイルは三つ折りにできるものがなく、部屋までの搬入が難しいことですね。

寝てる時に背中の痛みに悩まされた私が、低反発に買い替えたことで症状が改善されたように、ポケットコイルの特性により改善される症状というものもありますので、事故のことは「へー、そんなこともあるんだ、気を付けよう」程度に考えてください。
ただ、低反発は重い。購入時にあまりの重さに、中に鉄が入ってるんじゃないかと材質確認したぐらい重たいです。数年前のものだからかもしれませんが。
この重さに疲れて、今のバランスマットに買い替えたというところもあります。背中が痛くなったらまた低反発に戻すかもしれませんが、その時は腰痛を抱える羽目になるかもしれないと憂いています。


将来的に自宅介護を考えているのであれば、ベットは組み立て式の簡単なものがいいですよ。
私の小学生のころに、今は亡き祖父が自宅介護だったのですが、病院からベットをレンタルして、介護用のデジタル機器をベットのそばにあれこれ配置してたんです。
介護用のベットはかさばる上に、鉄製で非常に重たくて一度設置したらまず動かせません。そして、そのベットにデジタル機器や点滴の管をすべて固定するので、ベットを中心に大きな塊ができるんです。今は小型化・スリム化されてるかもしれませんが、私の祖父の時代では、８畳ぐらいの部屋がそのベットのせいでほかの家具がおけなくなりました。
市販のベットで介護までする考えではないのなら、将来的に介護別途を搬入した時にすぐにスペースが用意できるように、ベットは組み立て式のほうがいいです。市販の完成済みのベットは、生活における機能性と装飾性重視で、介護云々はあまり配慮されてないように見受けられるので、医療＆介護器具を設置させるのは難しそうです。
質問者様のお母さまは高齢者ですから、一時的な病気や怪我で完治するまで、介護ベットをレンタルしたほうがいいと医者に勧められることもあるでしょう。
それに、組み立て式は天板が2枚もしくは3枚に分割されている場合、そのベットの構造にもよりますが押入れに放り込むことも可能なんです。私の使用しているすのこベットのセミブルは、サイズの関係で押入れには入らないけど、部屋の片隅にすのこを2枚立てかけておくこともできるんです。
あと、完成済みのものに比べると安いですから、お母様も気兼ねなく普段使いできるんじゃないでしょうか？

ゴチャゴチャと書き殴りましたが、質問者及び質問者様のお母さまが健やかに過ごされるための賢明な判断に御一助となれば幸いです。

この回答へのお礼

ご丁寧な再回答をありがとうございました。ポケットコイルの事故についてもよくわかりました。
私が困っていたのは、回答者がすでに推測されているように、母が介護などが必要な高齢のためです。電動ベッドの導入も考えましたが、今は母は要介護１のレベルのため、レンタルができないと言われました。母のためなら購入でもよいのですが、介護ベッドは、その介護度に合わせて、ベッドの機能を変えていって、レンタルした方がよいとケアマネさんにも言われて、やめました。その結果、普通のベッドとマットレスの選択になったわけです。ベッドは結局、すのこベッドにしました。

マットレスは、しばらく手持ちのバランスマットレスを使ってみて、良ければそれをバージョンアップしようと思います。また、マットレスはカビがはえたときクリーニングができない場合が多いので、ポケットコイルやスプリングなどの大きな重いものはやめた方がいいとも言われました。若い方のベッド選びとも違うし、また、寝たきりでもない母の場合、介護専用でもないので、選ぶのが本当に難しいです。

何度も丁寧な説明をしてくださいまして、本当に感謝しております！

お礼日時：2012/08/15 15:45