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古文書の勉強を始めました。
インターネットで調べることのできる古文書の用語(語彙)辞典はないでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

 インターネットよりもお手許に「古文書学」のテクストと「異体字の辞書」を置かれることを強くお勧めします。

実際に古文書をお読みになるのでしょうから、崩し字が使われているのは当然であり、その崩し字(異体字)を読み解かねばなりません。
 そうした作業をインターネットに求めても未学者が独善と主観に基づいての答が寄せられるばかりで学習効果も多いとは考えにくい。
 また日本語も時代や階層により「使われる意味」にはかなりの幅も生じますので、古語辞典も参考にする必要が時と場合によって生じます。

【参考文献】
[古文書学]
『今日の古文書学』※現在では「第3巻-中世」「第12巻-史料保存と文書館」のみ刊行中 雄山閣
『古文書学入門』佐藤進一著 法政大学出版局
『日本の古文書』相田二郎著 岩波書店
『日本古文書学』伊木寿一著 雄山閣
以上の中で、書店の店頭でお求めになることが可能なモノは『今日の古文書学』『古文書学入門』のみです。
他の類書として『古文書の語る日本史-全7巻』筑摩書房がありますが、こちらも入手は困難で図書館での閲覧をお勧めします。

[写真での古文書]
『演習 古文書選』日本古文書学会編 吉川弘文館

[辞書類]
『日本語大辞典』小学館
『岩波古語辞典』
『角川新版古語辞典(ワイド版)』
『古典基礎語辞典』大野晋 角川書店
『大辞林』三省堂
『新編 大言海』大槻文彦 冨山房
あたりが便利です。
 ネットの情報は画像そのものを見ることでデジタル的ともいえますが、「その文字を崩す手順」や「元の文字」そのものまでは説明のないことがたたあります。古文書を学ぶならば、その場限りの「答」だけをいくら知っていても実力を培ったことにはなりません。こうした点では従来からのアナログ的な作業を経験してきた私達からすれば、テストで良い点を欲しがる中高生と変わらないと申し上げさせていただきます。
 その原則やルールさえ理解してしまえば何でもない材料として扱うことができるようになります。焦らずそしてめげずに勉強してください。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。

お礼日時:2013/01/11 17:40

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