治せない「クセ」を教えてください

こんにちは

数日前学生実験があり、その一つに脂質定性分析で薄層クロマトグラフィーを用いたものがありました。
展開溶媒にクロロホルム:メタノール:酢酸:ギ酸を混合したものを使い、検出溶液にFeCl3-濃H2SO4の混合溶液を噴出し、オーブンで加熱して発色させたものなのですが、ホスファチジルエタノールアミンのみが何色にも発色しませんでした。
失敗したわけではなく、他のグループやTAすらも同様だったようです。
溶液と化学反応で発色しなかったとしても濃硫酸の炭化によって黒く発色すると思われるのですがそれすら痕跡がありません。
検索しても本で調べても納得いくものがヒットしないのですが、どのような作用でこのようになったのでしょうか。
考察の参考にさせていただきたいのでご回答よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

>濃硫酸の炭化によって黒く発色すると思われるのですが


 私も、学生時代は、有機物は濃硫酸によって炭化する、と考えていました。
が、最近、『それは違う』と思うようになりました。
 学生時代は、木綿の白衣だったので、濃硫酸によって穴があきました。先日、白衣に濃硫酸が付きましたが、穴はあきませんでした。

私の経験では、濃硫酸で炭化するのは、炭水化物のみ。炭水化物の単語は、脱水作用によって炭化する、ことを暗示しています。この現象は、化学反応で説明できます。
 以前、金属を分析するために、食品を灰化したことがあります。濃流酸と濃硝酸の混液で加熱すると、有機物が分解され、灰分すなわち無機質だけが残ります。しかし、バターは、何の変化も見られませんでした。
 単純脂質は、炭化しないハズ。炭化したのであれば、濃硫酸による炭化作用ではなく、加熱による(オーブンの温度による)燃焼状態、と推察しますが。
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