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大学の教授になるには
相当大変で
難しいと聞きましたが

どこがどのように難しいのですか?

A 回答 (4件)

現在、国立大学の博士課程に在籍し、大学教員に採用された者です。



まず、大学教員のポストを得るまでの学歴が大変です。

学歴
(1)大学(4年間)→大学院修士課程(2年間)→大学院博士課程(3年間)
これらにかかる時間的・金銭的コストは大変です。

職歴
(1)◎ポスドク(博士号を持っている人が研究者として雇用されるポスト)⇒若手の研究者にとっては高給ですが、上限が35   歳までです。
   ◎非常勤講師(大学などの非常勤の職員)⇒待遇は良くありません。いわゆる使い捨てです。院生時代に経験して早々
   に切り上げないといけません。教育歴には入りません。
    ↓
(2)◎助手⇒文科系ではほとんどありません。理系では実験のお手伝いをされます。研究者とは認められません。
   ◎助教⇒常勤の大学教員となります。ここにきて国から研究者番号が付与され、科学研究費を申請する権利を得ます。
    ↓
(3)講師⇒法律上は存在しませんが、職階が足りないので、旧来の慣習にしたがったものです。会社で言うと主任クラスで
  す。
    ↓
(4)准教授⇒講師を3~5年ほどすると認められるようになります。また、教授になる要件を備えた人という位置づけです。
    ↓
(5)教授⇒教授の要件は、(1)博士号、(2)十分な教育歴、(3)ここ5年間の研究業績、(4)社会活動などを総合して決まります。
  また、大学院で教えるには、また別の教員審査があるので、これらもパスしなければなりません。これらは、大学に採用さ  れるときに、ある程度見通しがつく人物を採用するので、大学教員に採用される人物ならば、いずれ大学教授になる可能  性は高いと言えます。
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分野に依ります!



理系は大変ですが、

文系はそれ程? ただ安月給で、

体育科や芸術科はセンスです!
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需要と供給の問題です。



その前の前提として、好きなこと(この場合、研究)をしていれば、犯罪を犯さない限り首になることはないというのが教授という職業であることを理解する必要があります。
やりたい奴は多いということで。

27歳で博士課程を終了して
30代後半で准教授
40代なかばで教授になるとします(だいたい平均的な話として)
退職が65歳(国公立の場合)

教授の椅子の数が決まっていれば、一旦教授が決まってしまうと20年くらい新規採用がありません。
ある分野に関して言えば、20年に一人しかなれない

http://www.u-tokyo.ac.jp/stu04/e02_03_j.html
毎年 1200人ほどが博士課程に進学します。
ほぼ全員が博士号をとれるとします
http://www.u-tokyo.ac.jp/index/b02_03_j.html
1200人が教授です

全員が20年教授になっているとすると、平均的には 1200÷20 = 60
60人が退職し、60人が毎年新規採用となります。
そこに 1200人が詰めかけますので 競争率は 20倍となります。
そこらの大学の競争率の比ではありません。
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なりたいと言う人が多いのに対して、なれる数が決まっているからです。



大学院を出れば助手や講師などで大学に残れると考えている方がいるのですが、大きな間違い。大学院を卒業したウチの一握りが「任期付の採用」で大学に残る可能性があり、さらに教授まで出世するというとさらに一握りでしょう。毎年採用があるような職種ではないですし、これから少子化が進んでいくと大学自体も淘汰されていきます。教授への道はさらに狭くなるでしょう。
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