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小学生の息子に質問されて困っています。
文民とは、軍人でないものと、覚えています。
軍人とはつまり、自衛隊員のことなのでしょうか。
また、憲法第66条第2項で,「内閣総理大臣その他の国務大臣は,文民でなければならない」と規定されていますが、「職業軍人の経歴をもたぬもの」と、解説してあるサイトがあったのですが、つまり、自衛隊員の経験のあるものは、内閣総理大臣にも国務大臣にもなれないということなのでしょうか。
この点、よくわからなくて困っています。
もしよかったら、このあたりのことを知っている方、教えてください。

A 回答 (6件)

中谷元・防衛庁長官は、元陸上自衛官であった事に端を発して、昔、民主党から質問がありましたが、その時に小泉総理は「現在、国の武力組織である自衛隊を離れ、自衛官の職務を行っていない以上、中谷氏は「文民」に当たるとして答弁しました。


よって、文民とは現在、軍事関係者でない事と言うのが答えではないでしょうか?
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この回答へのお礼

ありがとうございます。実は、息子が「じゃあ、自衛隊にいたことがある人は、総理になれないんだね?」と言われて、確か過去に元自衛官がいたようなと思い、ご質問差し上げました。
早速のご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2004/02/25 13:25

「文民」規定についての解釈として、次の見解があります。


1 職業軍人の経歴を持たない者
2 職業軍人の経歴を有し、しかも強い軍国主義思想の持ち主である者以外の者
3 現役軍人以外の者
政府は、当初1の見解のようでしたが、次第に2に移っていったようです。1番の方のご回答のように考えると3の立場に立っている可能性もあります。1の立場に立って、自衛隊員を職業軍人だったとすると文民規定に違反している可能性があります。
「中谷 元 文民」で検索すると参考になる記事が見つかるかもしれません。参考URLは、文民規定に違反するとの見解の一例です。これは、1の立場に立っているようです。

参考URL:http://www.minikuma.ne.jp/syamin/tsushin/07.html
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。
実は息子には、この「見解」というのがわかってもらえません。法律は一個だろう、それをどう解釈してもいいのなら、意味がないだろうと言います。
今回みなさまからご回答いただいて、母はそのまま読み上げまして、「見解」というものの存在が少しわかってもらえたのかな?と思います。
ありがとうございました。母にも難しいです・・・

お礼日時:2004/02/25 13:27

広い意味で過去・現在とも軍人でない者をさします。


日本国憲法で新しく作られた語で、「第2次世界大戦の終わる以前に職業軍人でなかったもの」と解釈されてます。

憲法第66条で、内閣総理大臣と国務大臣は、文民でなけれ
ばならないとありますが、定義は明確ではあリません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
「文民」という言葉自体が、きちんと定義されている言葉ではなかったのですね。
私も実は、息子から聞かれるまで知らなかったんです・・・。子どもに教えられることも多いです。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/02/25 13:30

興味深い(失礼)テーマでしたので参加しました。



==文民の定義は==
語られているので割愛しますが
この場合は、現役軍人以外の者 で良いでしょう。

==公職選挙法では==
(自衛官を含めて)現職公務員の方は立候補できません。

==実績では==
近年でも元自衛官の方が過去に公職の議会で公選されています。現憲法後の国務大臣事例は記憶していないのですがf^^)

==面白い点は==
実は現憲法制定時には”日本には現役軍人はいなかった”のです。
戦後GHQ政策による検討下
憲法公布1947年5月
警察予備隊(自衛隊の前身)発足1950年6月
なのです。

文民と言う言葉も憲法には第66条2項以外出てきません。
また憲法・法律でもそれ以上の定義や言及はありません。

憲法第66条第2項で,「内閣総理大臣その他の国務大臣は,文民でなければならない」の真意とは

・過去の反省から軍人は政治に関わってはならないと言う一層の平和を願った憲法の趣旨であり
・現職の公務員の方は、すでに全体(国民へ)の奉仕者なので選挙に立候補できない決まり(2種類の重大な仕事は掛け持ちの気持ちではできないから)だけれど
・良い国になるため自分の力を政治の場で発揮したい方は公務員(自衛官)を辞めてから立候補しても良いのよ
(国務大臣の過半数は国会議員から選出することが憲法で定めてありますが、議員当選後にその方が選出されるかは不明ですけど)
と教えてあげても大きな誤りではないような気がします。

良い興味で、将来のこの国を明るくして下さることを願いつつ(^^)です。
あはは 大きなお世話でした。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。最後の「真意」の箇条書き、とても参考になりました。
息子がこのことに異様な興味を示しているのは、子どもなりになんとなく今世の中で起きていることが不安で、今回政治の勉強をしている間に、過去に起きた戦争を回避するために何が必要なのか・・・なんて生意気にも考えているようです。
話してみます。ありがとうございました。

お礼日時:2004/02/25 13:49

文民とは civilian の訳語であり、civilian は military の対義語です。

よって、文民とは、military でない者であり、一般的には現役軍人以外の者を指します。

ただ、日本国憲法制定当時は、軍国主義思想を確信的に支持する人が多数いました。軍歴の有無を問いません。よって、新憲法下の閣僚を選出する場合、現役軍人だけを排除しても、軍国主義思想を一掃できないおそれがありました。
そこで、当時は、軍国主義思想実現の当事者であった現役軍人及び元軍人に加えて、軍歴を持たない熱烈な軍国主義者も「非文民」に含めて閣僚から排除したのです。しかし、終戦から半世紀以上が経過し社会情勢も変化した今日においては、上記のような配慮は不必要であるばかりでなく、思想・信条による差別に該当する可能性さえあります。

よって今日では、言葉の本来の意味に立ち返り、文民=非軍人、つまり、文民=現役自衛官以外の者と考えるのが妥当でしょう。

※余談ですが・・・
現行の恩給法は、自衛官を「文官」と明記しています。実質的な意味はないとはいえ、非常識な規定ですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
このように歴史的な背景をお話しいただけますと、なるほどと思えます。
息子にも、憲法の解釈にこのような歴史があることをきちんと伝えたいと(そのまま読んで聞かせるのですが・・・)思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/02/25 13:58

自衛隊は、軍隊ではないのですから、


自衛官も、軍人ではありえないのですよ。
 軍人=武官ですので。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。
・・・そうですよねぇ。自衛隊は軍隊ではない、ですねぇ。ってことは、今の日本は全員文民?
すいません、ちょっとまたわからんようになってきました。最初の息子の質問が「文民は軍人じゃない人だって・・・ってことは、軍人ってだれ?」と聞かれて「自衛隊の人でしょ」と軽々しく答えたことから発したことだったんです。その回答自体間違っていたんですねぇ。う~む。

お礼日時:2004/02/26 00:27

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