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こんにちわ。高校教員を目指してる男です。
そこで質問なんですけど国公立の教育大(単科大)と私立で単位を取れば教員免許が取れる大学とでは学ぶことがどう違うのでしょうか?
例えば単科大では学ぶけど私立大では学ばない、そのことによって教員採用試験に影響がでる、有利であるとか何かあればどんな些細なことでも良いので教えてください。
後、「小学校の教員になるのならば教育大はおすすめするが高校の教員であれば教育大はおすすめしない、私立の大学へ行っても同じだ」ということを聞いたのですがこういうことありえるのでしょうか。そこのところもなにかありましたらよろしくお願いします。

A 回答 (5件)

教育学部出身の者です。



まず、簡単に断っておきますと、「教育学部」と一言で言ってもその中身が異なることに注意する必要があります。
旧帝大系の「教育学部」は主に教育学を研究する学部であり、教員養成を目的としているわけではありません。大阪や京都など、旧七帝大のあるところに国立の教育系単科大学があるのもそのためです。
地方国立大学は一応、すべて教員養成を目的とした教育学部です。
私立大学は大学によって差異もあると思いますので、個別に調べる必要があると思いますが、教員養成を目的とした大学でしたら、どこであろうと問題はありません。
以下では教員養成を目的とした「教育学部」ということで話を進めます。

教育学部では中等教育教員養成課程系に進めば問題はありません。高校も中学も中等教育になりますので、免許は同じです。
また、ご承知のとおり中等教育では科目ごとに教えることとなるため、一つの科目に専念すればよく、従って、文学部(国語または社会)や経済学部(社会科)、理学部(理科)、工学部(技術または工業)などの教育学部以外の学部でも、教育学や心理学といった免許に必要な単位を一定程度とっていれば、免許が取れます(無論、その分授業は大変ですが)。

小学校(初等教育)の場合は全科目教える必要がありますので、大学の教育課程も中等教育教員養成課程とは異なります。そのため、教育学部の初等教員養成系の学科でしか免許を取ることはできません。しかし、単位を上手に取れば、小中高全ての免許を取ることも可能です。(こちらも努力する必要がありますが、私の周りには幼稚園まで含めた初等・中等全ての免許を取った学生が多々いました)

確かに教育学部だと「ツブシ」がききにくいのも事実です(ゼロ免という免許を取らないコースもありますが)。しかし、就職活動で大変なのはどの学部でもあまり変わらないのもまた事実です(理系なら多少は違うでしょうが)。教育学部出身で教員にならない人も珍しくはない時代ですので、そんなに難しく考える必要もないと思います。

あと、補足ですが、高校の教員を目指しているのであれば、大学院(修士)への進学を視野に入れておいたほうが良いです。地方によって差もあると思いますが、大学院を出ていないと高校の教員採用は非常に難しくなっています。
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まず、教員養成課程について補足しておきます。


「国公立の教育大(単科大)と私立で単位を取れば教員免許が取れる大学」
のように分けるのではなく、「単科大を含める教育学部の教員養成課程と教育学部以外で単位を取得すれば教員免許状が取得できる学部」と分けるのが良いとおもいます。(なんかわかりづらいですかね?)

質問に答えます。
教育学部以外の学部で必要単位を取得する場合、卒業に必要な最低取得単位数を大きく超えて単位を取得しなければなりません。わたしは結構苦労しました。
教育学部の教員養成課程の場合、教職に関する科目などを卒業に必要な単位に含める事ができる場合があるので、それだけ負担はかるくなります。

「小学校の教員になるのなら....」ですが、確か小学校の免許は教員養成課程でないと取得できなかったはずです。だから先生も教育大をおすすめになられたのでしょう。

採用試験に関しては、免許を取得した課程によって影響がでるということは無いとおもいます。

大学ではそれぞれの学校、学部の理念に従って学問を教授されます。興味の湧く分野だとなかなかおもしろいものですよ。
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国公立の教育大学では、


主に、「先生を育成する」
ことに重きがおかれているようです。

有名私立大学では、
「研究者を育成する」
ことに重きがおかれているようです。


ですから地方教育大学では、
「先生になるために・・・」
ということを学び、
有名私立では、
「学問研究とは・・・」
ということを学ぶようです。


様子をみていると、
小中の先生には、地方国公立大学出身者が多く、
高校は有名私立大学出身者などが
多いように思えます。


ただ、実際に教員になっている人の出身大学を見ると
以上のような様子であるだけであって、
要は「自分がどれだけ勉強するか?」
にかかっていると思います。


がんばってくださいね!
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私は、T大学通信教育部へ1年入学して、現在正規の小学校教員をしています。


学校の差とか、勉強の方法の違いはないと思いますが。教員採用試験は普通の公務員試験と同等です。
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どちらの場合でも,教員免許に関しては大学で学校教育および専門教科にかかわる規定の単位数を取ったうえで,教育実習を行えば高校教員の免許を取ることができます。

で,教育大学とそうでない大学との差ですが,大学で研究できる分野に差があります。教育大学に行った場合,主に研究するのは教科教育に関することです。

例えば,あなたが高校で歴史を教える教員(要するに高校地歴科の免許を取る)になりたかったとします。歴史の先生になりたくて普通の大学(私大はもちろん,教員養成学部でない国公立大学も当然含まれる)の歴史学科に行った場合,あたりまえですが歴史学について専門的に研究することができます。

しかし,教育学部に行った場合,社会科教育に関する研究が主になると思います。もちろん歴史を研究することもできます。しかし,その場合学校の中で「いかにして歴史を教えるか」ということが主体となるでしょう。それに加え,教員養成学部の場合,小中学校の歴史教育が主となるでしょう(というより,小学か中学の免許取得が必須の専攻も多い)。

高校の教員の場合,教育大学が有利かどうかはあまり関係ないとは思います。しいてあげるなら,地元の県で教員となったOBが多い,研究室単位で教員採用試験対策のゼミを開いているという程度でしょう(もっとも,後者については教員採用試験対策の予備校もあるのだが)。逆に民間企業に就職する場合,面接官に「教育学部=先生になる」と思いこまれる(要するに,教員以外の就職に有利でない)デメリットもあります。

以上,高校教員を目指す気であれば,あなたが大学で研究したいことと先述したメリット・デメリットを天秤にかけた上で,どちらの大学に行ったほうがいいか判断してください。ご健闘をお祈りしています。
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