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言語に関する文章の一部なんですが、次の二つの【 】部分の意味が分かりません。
(1)【In virtue of knowing the word】, we are able to apply it correctly to anything that can be categorized as a tree (【in contrast ,say,to a bush, a shrub, or an electricity pylon.】)

(2)Language itself is an object of categorization.Like everything else in our environment, every linguistic utterance is a unique event.【That language is able to be used as a means of communication at all rests on our ability to recognize, in the flux of language events, instances of linguistic categories -- such things as phonemes, words, word classes, clause types, and so on.】

分かる方がいたら、訳だけでなくコロケーション的なものの意味も添えて教えていただけると助かります。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

1。

  (言葉を知っていれば)(例えば、低木、灌木、電気の鉄塔などと区別して)木と分類できる物には正しく適用できる。

    コロケーション: in virtue of, apply to, categorize as in contrast, など

2。言語自体が分類の対象である。我々の身の回りにあるどれもがそうだが、言葉を話すと言う行為はすベて独自の出来事である。(言語が、何とか意志疎通の道具として使えるというのは、言語の変動の中で、音素、語、品詞、節の種類、などのような言語範疇の実例を、認知する我々の能力にかかっている)

    コロケーション:at all, rest on, in the flux of, such ~ as, and so on など。

   
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この回答へのお礼

ありがとうございます(^^)

お礼日時:2013/01/18 01:22

コロケーションについては他の方々が書いてくださってるので省略。




「その語を知ることで、木として分類可能なものにその語を正しく適用することが私たちはできる(たとえば薮、灌木、あるいは電気の鉄塔と対照することによって)」
前文が不明なのでthe wordがなにを意味しているかがわかりませんが、おそらくtreeという名詞だろうと推測したうえで訳しました。木という語を知っていれば、これは木の一種でありこれは木の一種ではないとカテゴライズできるということでしょうね。

「言語それ自体がカテゴリー化の対象である」
言語には日本語や英語やロマンス諸語などのカテゴリーがあり、さらには日本語という言語体系や、発話や記述というカテゴリーがある、ということでしょう。手話やボディランゲージも含めると、たしかに言語も色んな風にカテゴライズできますね。以下では実際に著者が言語をカテゴライズしているみたいです。

「私たちの身の回りのすべてのものがそうであるように、口語によるすべての発話は特殊の出来事だ」
カテゴリーには普遍・一般・特殊や類・種・個があります。地震という一般名詞には、阪神淡路大震災やスマトラ島沖地震などが含まれますが、こうした地震は一般名詞としての地震一般に含まれる個別の地震です。個別の出来事unique eventはこのような地震を意味しており、一般名詞としての地震を意味しているわけではありません。
ここではあらゆる日常会話も個別の、あるいは特殊の出来事として見なされています。特殊というのは奇妙なという意味ではなく、一般名詞が意味する概念(地震、人間)に含まれている個別(スマトラ島沖地震、田中太郎)のようなものです。たとえば「お腹空いたなぁ」はよくある一般的な発話ですが、カテゴリーの文脈からすれば特殊な言語的出来事です。特定のときに特定の場所で特定の状況で特定の人がした発話なのですから。
おそらくパロールとラングの違いをはっきりさせようとしている箇所でしょう。

「コミュニケーションの手段として使用されることが可能であるこのような言語はどんな場合であれ、言語的な出来事がもつ不確実さの中にいる私たちの認識能力に依存している。なにを認識するかと言えばたとえば口語上のカテゴリーであり、そうしたカテゴリーとしては音素、語彙、品詞、文型などがある」
isが述語かなとはじめは思いましたが、そうするとrests onが宙ぶらりんになります。だからrest onを述語として訳し、is~at allはThat languageを後ろから修飾していると見なしました。
言語的な出来事は会話や演説などでしょうね。それが不確実さをもつとされているのは、誤解などのディスコミュニケーションを考慮すればよくわかると思います。たしかに言語によるコミュニケーションは人々の認識能力に左右されます。英文を訳しているいまそれを実感しています。
会話では話者の意図や話題などから個別の発話がどういう意味をもつのか理解しなければなりません。認識能力を理解力とすれば(ソシュール流に言えば分節あるいはランガージュでしょうか)、皮肉や冗談には理解力が必要なことや、発話された言葉の意味が固体のように確実concreteではなくまさに液体のように不確実fluxなことがわかるでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます(^^)

お礼日時:2013/01/18 01:20

(1)【In virtue of knowing the word】, we are able to apply it correctly to anything that can be categorized as a tree (【in contrast ,say,to a bush, a shrub, or an electricity pylon.】)


【世界を知るおかげで】我々は、たとえば、茂み、灌木、送電用鉄塔とは対照的に、ツリー構造として、正しくカテゴリー化(階層構造化)できるものには何にでも、それを適用することができる。
** in virtue of=by virtue of=by dint of など「~のおかげで;~のために」
http://eow.alc.co.jp/search?q=in+virtue+of
** in contrast to=~とは対照的に→ここでは整然と分類されたツリー構造とランダムな茂み、灌木、送電用鉄塔などを比べています。
http://eow.alc.co.jp/search?q=in+contrast+to
** "say"は"for example"みたいなもので、「まあ~など」というような意味です。
http://eow.alc.co.jp/search?q=say

(2)Language itself is an object of categorization.Like everything else in our environment, every linguistic utterance is a unique event.【That language is able to be used as a means of communication at all rests on our ability to recognize, in the flux of language events, instances of linguistic categories -- such things as phonemes, words, word classes, clause types, and so on.】
言語そのものはカテゴリー化の対象(でも)あります。我々の周りの他のあらゆるもののように、あらゆる言語的発言は独特なできごとです。【言語をとにかくコミュニケーションの手段として使うことができるということは、たとえば、音韻論、語句、語彙の階級化、節など、言語上の出来事の流れ、つまり言語学的カテゴリー(分類)の種々な具体例の中での、我々の認識力に、すべてかかっているのです。】

ここは哲学的。言語学的に深い意味を持っている一節ですね。
【・・・】内の解釈ですが、
日常我々が何気なく使っている言葉は、言葉を発する前に、脳の中でいろいろ言葉を分類し、文法規則などを利用し、現実の日常的な出来事を理解する力(認識力)に寄っかかっているということです。

難しい言い方はしていますが、生物の学習の中で無機物の分類とか有機物の分類などを勉強したことを思い出して下さい。言語を学ぶということは、人間があらゆる物質、事象を分類することであるということです。

これを最初に述べたのがアリストテレスで、この論理化のことを形式論理学とか古典論理学などと読んでいます。現代では数学の記号を用いて文系の人間には学ぶのが結構難しくなっていますが、基本的にはアリストテレスと同じ考え方です。

PC翻訳などの翻訳が結構めちゃくちゃになってしまうのは、まだPCにはこの「分類」ということが自動的にできないからです。プログラミングする人間の脳に頼っているわけですが、人間が世界の出来事の「分類」をすべてプログラミング化するのは不可能なんです。世界は変化していますし、その分類も変化し続けているわけです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます(^^)

お礼日時:2013/01/18 01:21

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