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百姓は農民と重なる部分が多いけど、近世の百姓と農民は完全に同義ではないみたいなのですが、どの部分が重ならないのでしょうか><
2つほど説明してくださると嬉しいです^^v

A 回答 (4件)

 単純にお話しします。


「百姓」とは元々「ひゃくせい」と読む言葉です。意味としては「様々な職業の人」から派生し、多くの人々との意味で使われる表現です。「民草(たみくさ)」などと同じです。
 これに対し「農民」とは文字どおり「農業に従事する人」「農業を生業とする人」として「職業別の階層」を指す呼称です。
 こうした国語的表現とは別に日本史学での扱いですが、江戸時代に「小前の百姓」「大前の百姓」との呼び方が登場します。前者は「村役人以外の百姓」であり後者は「村役人を務める百姓」のことで、「村役人」とは代官や郡奉行の下で農村支配の末端機関の役割を果たした農民のことであり地方毎に大庄屋・名主、庄屋・肝煎などの呼び方がある職掌の下に組頭・百姓代などが置かれる組織構造を示します。
 江戸時代と仰られても、それが「どの様な史料に記されているのか」によっても内容は変化します。儒学系の書物ならば、儒教原理に則って記されていることから古典の意味としての「ひゃくせい」である場合もあれば、高札などの「下」では近郷近在の農業に携わる者に対する通達などの意味で使われる場合もありますので、「どの様なシチュエーションで使われているかを識別して考えること」が肝要です。
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百姓といった場合は農民だけでなく漁民も含まれます。

ただ農村の数が漁村よりも圧倒的に多く、農民人口が漁民人口より圧倒的に多かっただけです。
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「酒」を例にとれば分かり易いと思います。



「酒」と言った場合、「日本酒」を指す場合と「アルコール飲料全般」を指す場合が有りますよね?

「百姓」は元々、民衆全般の意味だったようです。(農民、町人ひっくるめた意味)
それが、都市部に住む百姓は次第に「町人」と呼ばれるようになり、百姓とは呼ばれなくなりました。

ようするに、百姓と呼ばれていた人達の中から都市部に住む人達が別の名称で呼ばれるようになった為、都市部以外(農村部)に住む人達、農民=百姓というイメージが出来たようです。
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ちなみに 平成の世で百姓は差別用語です 農家さん と言うそうです




農民はただ畑を耕し収穫するだけの まさに農の民
百姓は作付け管理したり 細かいことも担当

なので 農民はお農民さま とは呼ばれないが
百姓はお百姓さま と呼ばれる
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