No.1
- 回答日時:
こんにちは。
まるきり詳しくないのですが、私の亡くなった祖父がそういうかんじでしたのでおじゃまします。
祖父は、高等小学校を出て、すぐ働きに出ました。
高等小学校はだいたい14才前後で卒業です。
当時の国鉄に入り、働きどおしだったようです。ですから工場に、、ということはなかったようですが、私がちょっと思うのは当時の「隣組」という制度です。
それから、女の人たちで作る、「国防婦人会」というものがあったので、女の人で進学しなかった場合や就職しなかった場合も、これの仕事があります。
祖父の場合ですが、工場に行くことはなかったようです。就職した場合でも今のように「労働基準法」とか「労働基準監督局」とかありませんから、どんどん働かされるみたいです。
>どのような仕事をしていたのでしょうか?
すごくたくさんあると思います。職人の見習いとか。
このころ青春時代をすごした人のなかに、作家の中野孝次さんという方がいます。彼は、貧しい家に生まれたためにうえの学校へ進学できなかったのですが、独学で検定試験をとおり、その後20才くらいで旧制高校へ進学したという人です。
自伝小説があるのですが、その小説を読むと、家で勉強ばかりしているがきちんと学校へ行っていない、という鬱屈した日常の描写がでてきます。それを読んだかぎりでは「工場へいった」というようなものはなくて、駅にいた憲兵に「怠け者め」と罵られて殴られる、、というようなシーンがあります。
これを読んだかぎりでは、今でいうところの「プ-」というような立場の人は存在したようです。
軍需工場などは、資材や設備をうまく使うため、基本的に船舶工場などからシフトしていったと思います。
工場にはもともと工員がいますが、そういう人たちがどんどん兵にとられていったため人手がなくなり、学徒動員になっていったと思います。
でも当時を知っているわけでもないので思いきり自信がありません。他の方の回答を私も参考にしたいと思います。
No.3
- 回答日時:
小学校出て私の家で丁稚していた人たちは.全員徴兵されていなくなってしまいました。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
☆小学校
昔は数え年で年齢を数えていました。
生まれたときが1歳、その後正月が来るたびに年齢が上がります。
小学校へ入るのは毎年4月です。
1~3月生まれは「早行き」とか「7つ行き」といって、数え年7歳で入学、それ以外は「おそ行き」とか「8つ行き」といって、数え年8歳で入学でした。
小学校を卒業するのは数え年13歳か14歳で、卒業すると家業を手伝うか、男子は丁稚奉公、女子は女工さんや女中奉公に出て「食い扶持」を減らすのが多かったようです。
小学生たちは、昭和17年以降、12月8日には近くの神社へ必勝祈願のお参りをしました。
千人針を縫ったり、千羽鶴を織ったりして「武運長久」を祈りました。
山へ入って、松の根っこを拾い集めました。
松脂から松根油というのを作って燃料にしたのです。
大勢の男を湯船にいれ、おならをさせ、それを集めてメタンガスを作る実験があったとか無かったとか。
そんな話が、当時では笑い事ではなかったのです。
毎日のように防空訓練というのがありました。
防空頭巾をかぶって防空壕へ非難したり、バケツリレーで消火する訓練です。
出征する兵隊さんを日の丸の小旗を振って送り出すこともありました。
☆中学校、女学校
昭和に入ると、裕福な家庭や都会では、中学や女学校に入ることが多くなります。
いまとは違い、「男女16歳にして席をおなじゅうせず。」といわれ、男女共学ではなかったのです。
中学に入るとすぐ始まるのが、軍事教練と学徒動員です。
女学生の場合、看護訓練などもあったと思います。
軍隊から派遣された教官が中学生を心身ともにしごきあげます。
「一億一心」「鬼畜米英」「海行かば~」と、お国のために命をささげる訓練です。
戦火が激しくなると近くの工場へ学徒動員されます。
軍事物資の生産に狩り出されるのです。
しかし、原材料がなくなると工場の掃除や草むしりです。
動員された工場に爆弾が落とされ死傷者がでることもありました。
幼年兵学校というのもありました。
少年航空隊というのもありました。
予科練習生というのもありました。
☆「甲種合格」
男子は(多分)16歳になると全員徴兵検査を受けることになり、甲種、乙種、丙種に分類登録されます。
「甲種合格」といって喜んではいられません。
先ず最初に徴兵されるのは「甲種合格者」です。
密かに喜んでいたのが「丙種合格者」かも知れません。
しかし、戦争に行かずに街中をうろうろしていると憲兵に捕まり鉄拳制裁を受けます。
あの家にも、この家にも、次々と「赤紙」が届き「恩賜の煙草」を戴き徴兵されていきます。
「練兵場」という場所に集められ訓練を受けた後、戦場へと送り出されます。
しかし、送り出された兵士たちに、弾薬や食料はわずかしか送られません。
そんなものは現地で調達しろというのが「大本営」の方針だったのでしょうか。
旧厚生省調査によれば、日本人戦没者は310万人、内訳は軍人軍属230万人、空襲被災者80万人だそうです。
軍人軍属の犠牲者のうち半分以上は「餓死、病死」といいます。
「復員」した人の話では、蛇、トカゲ、蛙などはご馳走のうち、飢えを紛らわせるために靴の半皮に水を含ませてしゃぶることもあったそうです。
当時の日本の人口が6000万人だとすれば20人に1人が戦争で死んでいったことになります。
戦争末期には殆どの成年男子は戦場へ駆り出されました。未成年者も予科練や特攻隊に志願していきました。死を覚悟して。
沖縄では看護兵として狩り出された女子学生までもが、本土防衛のため、戦闘に加わって死んでいったそうです。
No.5
- 回答日時:
小学校卒の人たちがどのような仕事をしていたのか…難しいですね。
都市と農村、戦争初期と末期、いろいろなケースがあると思います。工場・商家の丁稚・学校や役場の用務員(小使いさん)・家業(農・工・商)の手伝い・小作人など
他いろいろ・・・
戦災で親や家を失った結果、ストリートチルドレンになったりヤクザや闇屋の下働きをしていた人もいるでしょう。
「戦争中の暮しの記録」という本があります。参考になるかも知れません。(暮しの手帖社)
また、映画や小説で「二十四の瞳」ってありますよね。小学校を出てから子どもたちがどうなったのか、ほんの少しですがわかると思います。
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