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「洗濯機」と言うとき、僕も無意識のうちに「せんたっき」と言ってると思うんですけど、いまネット辞典で調べてみたら、洗濯機の読みは「せんたくき」しかありませんでした。
でも僕のパソコンでは「せんたっき」からでも「洗濯機」と変換されます。
これはつまり「市民権を得ているから」だと解釈してもいいんんでしょうか、そうなると「せんたっき」という呼び方も「正しい呼び方」ということになってしまうんでしょうか?
そこらへんのところがよく分からないんで、この僕の疑問について「…だと思う」といった回答でもいいんで教えて下さい。

A 回答 (9件)

書き言葉と、読みとの違いと思います。



ご質問の場合は、音便変化しているのでしょう。

例えば、人名で大西さんは、「おおにっさん」
高橋さんは、「たかはっさん」
日曜は、「にっちょう」

あまり関係ないかも知れませんが、
とにかく、「せんたっき」というのは正しい読みと言えるでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2004/03/23 16:27

中学校国語教師です。



「洗濯機」は、発音する際「母音の無声化」が起こり、結果として母音が脱落してしまい「キ」が促音化するために漢字の読み方が変化しやすい言葉です。

1 sentakuki
2 sentak(u)ki
3 sentakki

2の段階では「ク」は子音の「k」の響きだけ残されて母音の「u」は響いてきません。これが「母音の無声化」と呼ばれる現象であり、さらに3の段階になると、無声化された母音すら失われてしまい、促音化して聞こえるようになります。

同様の例として日常で頻繁に使う「学校」「楽器」「国家」「錯覚」「躍起」「作家」「旅客機」などがあります。どの場合も、上のような段階を経て実際の読み方として定着したと考えられています。現代仮名遣いでは、現代の発音に基づいて表記されるのが原則ですから、「ガッキ」「コッカ」といった読み方が定着していると考えられるこのような例は、発音に従って「がっき」「こっか」と表記してその読みを示すことになります。だから、辞書に載っているのです。

しかし、例えば「液化」「激化」「音楽家」のような言葉は、完全に3の段階まで至っていないと考えられています。実際に調べてはいませんが、辞書などでは「えきか」「げきか」「おんがくか」で表記される方が多いのではないかと思われます。

もうおわかりかと思いますが、3の段階に至っているのかいないのか、という客観的な基準は存在しません。従って、言葉の揺れは揺れとして認めた上で考えていくことが肝要だと思われます。


「常用漢字表」の「表の見方及び使い方」の第10項に、次のようにあります。

「他の字又は語と結びつく場合に音韻上の変化を起こす次のような類は、音訓欄又は備考欄に示しておいたが、すべての例を尽くしているわけではない。」

として幾つかの例を掲げています。「洗濯機」はこの例の中にはありませんが、引用中「すべての例を尽くしているわけではない」とあるように、現在進行しつつある漢字の読み方の変化(今現在、現象として揺れている漢字)に対しては、常用漢字表の中に示されていないからといって、「正しくない」とは言えないということになります。

以下私見です。

「納得」「格子」「手綱」「金物」「音頭」「夫婦」「順応」「因縁」「春雨」などもすべて読み方が変化してきた漢字ですが、その変化が既に定着していると判断できる言葉です。
「洗濯機」と比較してみると、前者は発音の変化が比較的明確なのに対し、「洗濯機」は発音の変化の度合いが小さく、その差異も曖昧です。また、当然歴史的な時間経過の違いもありますよね。

したがって私の主観においては、「洗濯機」は「3の段階」で定着しているとは言えないと思います。

なお蛇足ですが、より本質的な議論としては、文字言語で「表記」することと、音声言語を「発音」することは本来的に異質な行為であって、等質置換できるはずだと我々が(暗黙裏に無批判的に)考えてしまうことが幻想なのだというのが適切な回答なのかもしれませんね。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2004/03/23 16:33

これは、



「せんたくき」

と発音するよりも

「せんたっき」

と発音したほうが言いやすいという、一種の音便です。

広辞苑第5版から引用しておきます。

おん‐びん【音便】
国語学の用語。発音上の便宜から、もとの音とは違った音に変る現象。「咲きて」が「咲いて」、「早く」が「早う」、「飛びて」が「飛んで」、「知りて」が「知って」になる類。一般に、イ音便・ウ音便・撥音便・促音便の4種がある。

最後の促音便ということになりますね。

なお、音便はあくまでも、時間的経過の違和感の有無によって認められていることでもあります。
よって、現在の正規の言い方が「洗濯機」である以上「せんたっき」が「ただしい」とは言いがたいと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2004/03/23 16:32

洗濯機を「せんたっき」言うのは初めて聞きましたが、


認知されているんですね。

僕がよく疑問に思うのが、
千円→「せいえん」
雰囲気→「ふいんき」
ですが、これらは変換されませんね。

重複は「ちょうふく」と習いましたが、最近では
「じゅうふく」でもいいのでしょうか。こちらは
変換されますね。

「じゅうふく」ではない、と口をすっぱくして
言われて覚えたのに、いつの間にか変わっていて
切ないです。

以上、蛇足でした。
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うちの祖母と母は「洗濯」のことを「せんだく」と言ってました。


「洗濯機」は「せんだっき」でしたが、「せんだくき」と呼んでいるのは聞いたことがありません。
関係ないですが、ふと思い出しました。

あ、「せんたっき」でちゃんと「洗濯機」と変換した!
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2004/03/23 16:30

回答じゃないんですが、私も「せんたっき」と言ってます。


確かに「せんたっき」で「洗濯機」と変換されました。
面白いです。皆さんの回答、勉強になりました。 
               
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2004/03/23 16:30

これは「音便」と呼ばれる日本語特有の発音変化によるものです。

今回の場合は「洗濯(せんたく)」+「機(き)」の「く」の発音が「っ」に変化した「促音便」と呼ばれる変化です。同様の変化の別例では「学(がく)」+「校(こう)」でやはり「く」が「っ」に変化して「学校(がっこう)」になりますね。

過去の質問に参考になりそうなものがありましたので、下記にURLを書いておきます。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=739707
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2004/03/23 16:29

文化庁の国語審議会が発行している『言葉の問答集』に、表現のゆれとして「せんたくき」と「せんたっき」の例が載っていました。

どちらも正しい日本語と考えて差し支えありません。
学校教育で×になったら、その教師の認識不足と言えるでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2004/03/23 16:27

「次の漢字に振り仮名を振りなさい」という問題に対し、


『洗濯機』(せんたっき)とした場合、おそらく×でしょう。
正解は、(せんたくき)です。となりゃしないでしょうか?
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2004/03/23 16:28

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